3月31日(月) 20:30
コロナ以降、日本を訪れる外国人旅行客は増え続けているようです。
ある企業の調査によると、2024年はコロナ禍前の2019年を上回り、過去最多の約3687万人となりました。
特に、外国人旅行客に人気の祇園エリアを訪れるとその多さが顕著に感じられます。2024年10月には、京都市内の主要ホテル112施設における外国人延べ宿泊数が65万3000泊となり、2019年同月比で27.7%増加したとのことです。
この増加は、欧米や中国からの観光客が紅葉シーズンを目当てに訪れるケースが多いためとされています。
近年、京都府内のホテル料金が上昇傾向にあります。2024年の京都市内主要ホテルの平均客室単価は2万195円となり、前年を大きく上回りました。
この背景には、外国人観光客の増加による強気の価格設定に加え、ホテル業界全体の方針転換があります。近年は稼働率よりも価格を優先する傾向が強まり、利益確保のために宿泊料金が引き上げられるケースが増えました。こうした要因が、料金上昇につながっていると考えられます。
高騰する宿泊料金に対して、以下のような対策が考えられます。
●郊外のホテルを選ぶ
●早めの予約
●平日の宿泊を検討する
宿泊費を抑える方法として、まず検討したいのが宿泊エリアの見直しです。京都市内中心部のホテル料金は高騰していますが、郊外のホテルやビジネスホテルを選ぶことで、比較的安価に泊まれます。
さらに、宿泊の予約をできるだけ早めに済ませることも重要です。需要が高まる前に確保することで、料金が抑えられる可能性が高まります。また、宿泊日によっても料金は大きく変わります。週末や祝日は高めに設定されることが多いため、平日に宿泊することでコストを抑えやすくなるでしょう。
さらに視野を広げ、京都近郊の都市に宿泊し、電車で京都を訪れる方法もあります。エリアによっては格安で宿泊できるため、その分を飲食や観光に充てることも可能です。
京都の観光業界は、コロナ禍からの回復を経て、外国人観光客の急増により大きく変化しています。特に祇園エリアでは人の流れが激しくなり、京都府内のホテル料金も過去最高水準に達しています。この傾向は今後も続くでしょう。
京都観光を計画する際は、宿泊費の動向を把握し、コストを抑える工夫が必要です。事前にしっかり準備を整え、混雑や高騰する宿泊費に振り回されることなく、京都の魅力を存分に楽しみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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