チアゴ・サンタナ(浦和レッズ)(c)J.LEAGUE
4月1日(火) 2:20
そろそろギアを上げたいところだ。浦和レッズが1か月ぶりにホームに帰って来る。『明治安田J1リーグ』第8節で清水エスパルスを迎え撃つのだ。
3月8日、5戦目にして今季初勝利を挙げた浦和。しかし、その後は2試合連続引き分けと足踏みが続く。結果は同じだが、第6節は勝点2を失い、前節は勝点1を手繰り寄せた引き分けと言える。
3月16日・鹿島アントラーズ戦は立ち上がりから出足の鋭い守備で浦和がペースを握った。積極的に前へ出てチャンスを作る中、前半アディショナルタイムにGK西川周作のロングボールから右SH金子拓郎が頭でつなぎ、右SB関根貴大がアーリークロスを送ると、ゴール前に飛び込んだトップ下・松本泰志が右足で押し込んだ。だが、勝負を決める2点目が遠かった。55・62・79分とCFチアゴ・サンタナが決定機で再三シュートを打ち続けたが、ゴールネットを揺らすには至らず。そして90分、セットプレーの作り直しから途中出場の知念慶にヘディング弾を許して悔しい1-1に終わった。
3月28日・セレッソ大阪戦は開始早々に先制点を献上。12分にはC大阪の3連続シュートを放たれるも、果敢にボックス外へ飛び出した西川が阻止。苦しい時間を耐え抜いた。守勢に回っていたが浦和だが、70分にケガから復帰した渡邊凌磨と10番・中島翔哉を投入。C大阪ゴールに迫った。83分に縦パスに反応した松尾佑介が右サイドから横パスを送ると、ゴール前で原口元気が潰れて、渡邊が走り込みながら左足をズバリ。途中出場のアタッカー陣で同点に追い付いた。その後も浦和はゴールに迫ったが、逆転は叶わず、勝点1を持ち帰った。
マチェイ・スコルジャ監督は鹿島戦を「チームのパフォーマンスを考えると、いい場面がたくさんあったと思うし、非常に良かった場面もあった。ただ、試合終了間際に集中力を切らして勝点2を失う要因となった」、C大阪戦は「勝点1は我々が試合前に目指した勝点ではなかったが、本日の試合の流れを考えると、いい結果とも言える」と振り返った。
一方、連勝発進後、4戦勝利なしとずるずる後退しかけていた清水だが、前節は上位の湘南ベルマーレを相手に思い通りの試合を披露。CF北川航也が先制PK弾と勝負を決める3点目を沈めれば、2点目は清水らしいキレイなパスワークから最後は右IH松崎快がフィニッシュ。2度のオフサイドにはヒヤリとしたが、ハイプレスと攻守の切り替えの早さを見せた清水が第2節以来のクリーンシートで3-0の勝利を収めた。
インターナショナルマッチデーで見事にチームを修正した秋葉忠宏監督は「この成功体験を忘れずに、アウェイだろうが、ホームだろうが、雨が降ろうが、風が吹こうがやっていきたい。我々が上位にいくのか、中位でとどまるのか、この成功体験を忘れることなく、全員で野心的に1年間やっていきたい」とキッパリ。
両軍のリーグ戦の通算対戦成績は浦和の27勝10分25敗とほぼ互角の状況。しかし直近10試合の結果は浦和が6勝3分1敗と圧倒する。さらに2013年8月から2021年4月にかけて、14戦負けなしと相性の良さを見せ付けてきた。
果たして、浦和がホームで2勝目を飾るのか、それとも、清水が2連勝をマークするのか。『明治安田J1』第8節・浦和×清水は4月2日(水)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。試合の模様はDAZNでライブ配信。チケット発売中。
浦和レッズ対清水エスパルス 明治安田J1リーグのチケット情報
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