【写真】プレスコールにて、ハットをかぶって握手を交わすジム(坂本昌行)とテッド(増田貴久)
坂本昌行(20th Century)と増田貴久(NEWS)が、4月1日に東京・東急シアターオーブにて開催されたミュージカル「ホリデイ・イン」のプレスコール及び取材会に登場。共演の柚希礼音、夢咲ねね、保坂知寿、演出・振付のビル・ディーマーと共に公演への意気込みを語った。
■今回の上演のために演出・振付・美術・衣装などを一新
同作は、1942年公開の映画「Holiday Inn」(邦題『スウィング・ホテル』)を基に、2014年にアメリカ・コネチカットで舞台化された男女4人の恋愛を軸に展開されるミュージカル作品。2015年にセント・ルイスでの上演を経て、2016年にはブロードウェーに進出し、2017年1月までのホリデーシーズンに合わせて上演された。
「ホリデイ・イン」では、本作の「White Christmas」の作詞・作曲で1943年に「第15回アカデミー賞」歌曲賞を受賞したアーヴィング・バーリンが音楽を、演出・振付をイギリス出身のビル・ディーマーが担当し、今回の上演のために演出・振付・美術・衣装などを一新して創り上げられた。
東京公演の初日を迎え、主人公ジム・ハーディを演じる坂本は「古き良き時代のミュージカルで、所作とかポーズとか語りが非常に難しい作品です。それを優雅に、流れるような感じで歌もダンスも踊って、見ているお客様が心豊かになれるようお届けしたいなと思います」と意気込みを。
ジムの親友でパフォーマーとしてのパートナーであるテッド・ハノーバー役の増田は「ただただ楽しい作品なので、来てくださるお客様が幸せになって帰ってもらえたらなと思っています。一生懸命頑張ります!」と力を込めた。
今作の振付・演出を手掛けるディーマーとは「TOP HAT」(2018年)以来のタッグ(前回は振付のみ)となる坂本。当時のことを、坂本は「『TOP HAT』のときにはいろいろアクシデントがあったにもかかわらずスマートにケアをしていただいて、リラックスできて初日の幕が開き、千秋楽の幕が下りたことを覚えています」と述懐。
その上で、再タッグについて「今回やるにあたってリラックスというか、ワクワクのほうが多くて、早くビルの考えている頭の中を知りたい一心で毎日稽古をやって、1日の終わりの感想が『ああ楽しかった』で終えられて。早く初日の幕が開かないかなと思っています」と全幅の信頼を寄せていることを伝えた。
■増田、“座長”坂本は「全然追いつけない先輩」
また、増田は事務所の先輩である坂本とはミュージカル初共演となるが「『ホリデイ・イン』という作品だと聞く前に坂本くん主演のミュージカルに出ませんか、とオファーをもらって、その時点で『やる!』と受けさせてもらったので、内容を知らないままここに立っています」とおどけながら、オファーを受けた当時のことを振り返った。
あらためて、坂本と共演した感想を「坂本くんのミュージカルはたくさん見せてもらっていて、V6とか坂本くんの後ろで踊らせてもらった機会も多い中、たくさんのミュージカルに出られている坂本くんと一緒にステージに立たせてもらえるのは不思議な気持ちでした」とした上で、「坂本くんたちに教えてもらってきたことを僕ら後輩が今これぐらい育っているんだよ、っていうのを表現して、坂本くんにも恩返しができるようにと思って頑張ってきました」と、尊敬する先輩への思いを語る。
続けて「稽古場では坂本くんはずっと鏡の前でも練習されていますし、せりふもずっと反復されていますし、僕のほうが先に帰るタイミングも多かったので、坂本くんにバレないように先に帰るぐらい(笑)。全然追いつけない先輩というか、努力もそうですし、稽古場での居方というのも勉強させてもらいました」と敬意を伝えると、坂本は「そうなるともう失敗できないじゃないか…やめてくれよ」と少し照れながらも、うれしそうに受け止めていた。
ミュージカル「ホリデイ・イン」は、4月1日(火)~16日(水)まで東急シアターオーブで、4月22日(火)~5月1日(木)まで大阪・SkyシアターMBSにて上演される。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT)
【関連記事】
・
【写真】ステージ上で握手交わす坂本昌行&増田貴久
・
【写真】穏やかな表情でピアノの弾き語りをするジム(坂本昌行)とリンダ(柚希礼音)
・
【写真】ライラ(夢咲ねね)と華麗に歌い踊るテッド(増田貴久)
・
【写真】坂本昌行、増田貴久らが集結!笑顔で手を振る集合ショット
・
【漫画】オチ完璧すぎる…“娘の財布を開いた後の展開”に反響続々「声出して笑った」「こんなお父さんになりたい」