【写真】一流選手の意外な素顔を語る今岡・清水
3月24日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週月曜夜10:00-11:00、BS10)。今回の放送は阪神タイガース・千葉ロッテマリーンズで活躍し、首位打者と打点王を獲得した経験もある今岡真訪と、読売ジャイアンツ・埼玉西武ライオンズで活躍し、最多安打とベストナインを獲得した清水隆行の2人が登場した。MCのビビる大木と平井理央とともに、東洋大学野球部時代のエピソードや現役時代のチームメイトの秘話を熱く語る。
■井川慶・高橋由伸・上原浩治…チームメイトだからこそ知る一流選手の意外な素顔
清水と今岡は、90年代後半から2000年代にかけて活躍したプロ野球選手ではあるが、それぞれ異なる球団に所属していたため共通点は少ないように思える。しかし東洋大学野球部の先輩・後輩の間柄であり、寮も同じ部屋で暮らしていたという意外な関係性が。今岡にとって先輩にあたる清水。入部した当初、今岡は清水に対して“怖くてとっつきにくい印象”があったというものの、寮生活に慣れてくると優しく接してくれたと明かす。
2人が現役で活躍していた時代は名だたる選手が現役でプレーしていたり、昭和に活躍していたレジェンドが監督やコーチを務めていた。そこで番組序盤の「一言deどんなひと?」というコーナーでは、誰もが知る名選手の知られざる素顔をゲストの2人が紹介する。
まず今岡が引いたカードは、同じく阪神で活躍した井川慶。どんな人なのかを聞かれると、今岡は「田舎もん」と即答してスタジオは笑いに包まれる。あくまでも褒め言葉とフォローしたうえで「おちゃめで嘘をつけない、めっちゃええやつ」と改めて紹介した。ぶっきらぼうな表情が印象的な選手ではあるが、嘘をつけないまっすぐな性格というのは納得のファンも多いのではないだろうか。
続いて清水が引いたのは同じ時代に巨人で活躍していた高橋由伸のカードで、清水は即座に「大スター」とコメント。高橋といえば1997年に慶応大学から逆指名で巨人へ入団した選手だが、入団当時から「振る舞いや雰囲気が違っていた。特別な感じの選手だった」という。隙がなく、あらゆる行動に対して“品がある”と感じていたそうだ。それでいてあくまでも普通に接することができ、ときには冗談を言い合ったりすることもあったと高橋の“スター性”を振り返った。
■巨人・阪神戦は選手にとっても特別な伝統の一戦
ガチャガチャでランダムに引いたお題に沿ってトークを展開する「ガチャガチャダグアウト!!!」のコーナーでは、「巨人VS阪神」というちょっと危険な話題に。プロ野球中継を観ていると巨人・阪神戦は必ずといっていいほど「伝統の一戦」というワードが出てくるため、プロ野球ファンならずとも特別な印象を抱く方が多いはず。
その雰囲気は当事者である選手にとっても例外ではないようで、今岡は「巨人と阪神が優勝争いをしていると、やっぱり面白い」、清水も「巨人・阪神戦は雰囲気がガラッと変わります」と明かした。また清水は高校球児にとって阪神甲子園球場は憧れの場所で「いつかプレーしたい」と夢を抱くものだが、プロ入りして初めて甲子園球場に立ったときは「あまりの重圧に押しつぶされそうになった」という。それだけ両球団に対するファンの期待が大きいという証であり、応援を受ける選手にとっても特別な一戦になるのは致し方ない話のようだ。
一方、大勢のファンで満員になると選手に向けられるヤジも相当なものに。理不尽な言葉を投げかけられることも多いようで、今岡は阪神が弱いときに「観客が入ってほしくない」と感じるほどだったこぼす。ちなみに巨人と阪神は永遠のライバル球団という関係性はあるものの、選手同士は必ず挨拶に出向くなど礼儀は徹底しているとのこと。
たとえば今岡は巨人戦のある日、松井秀喜にアイスを奢ってもらったエピソードを披露。翌日すぐに挨拶へ向かったという意外なエピソードで、MCの2人を驚かせていた。
■大学時代からの特別な間柄の2人が魅せる軽妙なトーク
プロ野球は何よりも結果が求められ、高校野球や大学野球、社会人野球に比べると極めて厳しい世界であることは間違いない。しかしそのような環境であるにもかかわらず、プロ入り間もない頃の清水は大学時代の厳しさやプレッシャーから解放されたと感じたと話す。しかも強がりではなく、初戦の初球から積極的にバットを振ることができたという。
野球人口はまだまだ多いなかで、プロ入りを果たせる人数は決して多くはない。人並外れた努力の末に狭き門を潜った人たちの声はどこか普通とは違うものだが、まさかプロ入り初戦で緊張を感じない人もいるとは驚きだった。
清水は今回の放送で4回目のゲスト出演となったが、いずれの放送回も現役時代の秘話やさまざまな選手の素顔を披露。話すのが苦手な選手相手にも軽妙な掛け合いでエピソードを引き出し、和気あいあいとした雰囲気を作ってくれる。今回はとりわけ今岡と清水が古い間柄ということもあり、現役時代とは違ったリラックスした雰囲気も印象的。今後も番組の隠れた準レギュラーとして、どんどん番組を回していってほしいものだ。
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