【美容師直伝】「似合う髪型がわからない」40代・50代薄毛・うねり髪・二重あごでもキマるヘア7選

【美容師直伝】「似合う髪型がわからない」40代・50代薄毛・うねり髪・二重あごでもキマるヘア7選

3月31日(月) 9:55

毛量が減ってボリュームダウン、うねり、パサつきなど年齢に伴う髪の悩みが増えてくる40代・50代。さらに丸顔や二重あごなど、フェイスラインの変化によってどんなヘアスタイルにしてもバランスが取りにくいと感じることも多いのでは? そこで2024年10月に60周年を迎えた「TAYA」の美容師に、悩みを解決するヘアスタイルのポイントやスタイリング方法を聞きました。ヘアスタイルのイメージ写真と共に紹介します。
薄毛対策&ボリュームアップの秘訣は?
TAYAヘアスタイル薄毛カバーショート

【ヘア(1)薄毛カバー】 頭皮をふんわりさせることでリフトアップして見えます。レイヤーを入れて、根元の立ち上がりを出します。さらに分け目を曖昧にすることで薄毛をカモフラージュ。
髪型のポイント:分け目をぼかしてボリュームアップ
40代・50代に多いのが薄毛の悩み。 主に頭頂部の髪にボリュームがなくなる、分け目の地肌が透けてしまう といったご相談を受けます。 カバーするには、頭頂部の根元を立ち上げることが第一。 トップが立ち上がりやすくなるレイヤーカットを検討してもいいでしょう。美容師に相談してみてください。

ただし、頭頂部だけにボリュームをもたせると縦長のフォルムになってしまうので、 バランスを見ながらサイドもふんわりボリュームアップする、いわゆる「ひし形シルエット」をつくるとリフトアップして見えます
スタイリングのコツ:頭皮ケアのローションを使用
トップをボリュームアップするには、タオルドライした後に ベースのスタイリング剤 をつけてからドライヤーで乾かすと◎。初めに 分け目の毛流れと逆方向にドライヤーを当て根元を立ち上げるようにし、ある程度乾いたら毛流れに沿って風を当てて整えていきましょう。

ベースのスタイリング剤は、今後伸びてくる髪の毛のために 「アデノバイタル ボリュームセラム」(資生堂プロフェッショナル) など、頭皮ケアやハリコシが与えられるローション(いずれもスプレータイプ)を使うのがおすすめ。ブロー後、軽めのオイルで仕上げてボリューム感をキープします。
うねり髪・パサつき髪をまとめる秘訣は?
TAYAヘアスタイルうねりパサつき対策

【ヘア(2)うねり髪カバー】 うねりをあえて生かしたショートボブ。襟足のほうにグラデーションをつけています。パーマをかければお手入れもラク。パーマは中間から毛先にかけると◎。
髪型のポイント:悩みに合わせて髪質改善を
ヘアスタイルでは 面で見せるストレート系よりショート系のパーマなどのほうが、うねり・パサつきが目立ちにくくなります。 もしくは、 クセや悩みに合わせた髪質改善や縮毛矯正系の施術をするのもおすすめ です。

うねり、パサつきはダメージを受け、毛髪内部が空洞化したことによって起こります。
髪の構造を「のり巻き」に例えると、のりの部分が「キューティクル」でご飯の部分が「コルテックス」と呼ばれるたんぱく質になります。具の部分は髪の芯に当たり「メデュラ」と言います。加齢やダメージなどにより、 ご飯(コルテックス)が外に出てしまうと、のり巻きの中(毛髪内部)に空洞ができたり偏りが出たりして、うねりやパサつきが現われる というわけです。

40代・50代は女性ホルモンの影響や白髪染めの頻度が高くなることで、若いころよりも、髪がダメージを受けやすい状態になっています 。なりたい髪質に近づけながら、いろいろなヘアスタイルにチャレンジをしたいのであれば、ぜひ美容師に相談してみてください。

例えば髪質改善を目指す 「酸熱トリートメント」 では、毛髪内部のコルテックスを結合させることでうねりを抑え、ストレートの作用を高めることができます。最近では 髪質改善をしながらカラーができる 薬剤もあり、おすすめです。
スタイリングのコツ:ドライヤーは毛流れに沿って当てる
タオルドライをした後、 内部補修成分が含まれているスタイリング剤(スプレータイプ)をなじませてから乾かします。 髪の毛の流れに沿ってドライヤーを当てることで、キューティクルが整い、ツヤを出すことができます。ざっと乾かすのではなく、 スタイリングをしながら乾かすイメージ でドライヤーを当てましょう。

仕上げはオイル系のスタイリング剤 を使ってツヤを与えたり、クセやうねりを抑えたりする 保湿剤 で整えます。
丸顔・二重あごをカバーするカットスタイル
TAYAヘアスタイル二重あご丸顔カバーミディアム

【ヘア(3)丸顔・二重あごカバー(ミディアム)】 人によって目の高さは左右で微妙に違います。目の位置が高いほうに分け目をつくると、顔全体がリフトアップして見えます。

TAYAヘアスタイル二重あご丸顔カバーショート

【ヘア(4)丸顔・二重あごカバー(ショート)】 サイドに落ちる毛をフェイスラインに沿うようにカットすることで小顔に見えます。
髪型のポイント:顔周りを隠すのではなく出すところは出す
丸顔・二重あごをカバーするには、 似合わせカット(顔の形や髪質など一人ひとりの特徴に応じてデザインされたヘアカット)でフェイスラインを卵形に近づけるようにヘアスタイルをつくるのが基本。 顔全体を髪で覆ってしまうよりも、 顔立ちやフェイスラインに合わせて「出したいところは出す 」ほうがすっきり明るい印象に見える場合もあります。

フェイスラインやパーツの配置は左右で微妙に違います。 美容院に行く前に、ご自身の顔のバランスをチェックしてみてください。左右どちらのフェイスラインを見せたいでしょうか? 鏡は左右反転して見えるので、写真を撮るとより客観的にわかるかもしれません。 前髪の分け目は、左右で目の位置が高いほうにつくると好バランス。 リフトアップして見えますよ。

また前髪を重たく下ろすと重心が下になるので、すき間を空けて縦長に見えるようにするのもポイントです。
スタイリングのコツ:サイドをふんわりひし形シルエットに
フェイスラインに沿ったサイドの髪がつぶれてしまうとより丸みが気になるかも。ひし形シルエットを意識し、サイドを立ち上げるように乾かします。
忙しい朝も安心!簡単&時短スタイリング術
TAYAヘアスタイルショート

【ヘア(5)時短おすすめショート】 分け目をぼかすように根元にドライヤーを当てながらスタイリングをします。
ショートヘアのスタイリングのコツ
シャンプーは朝おこなうほうが、クセを抑えやすく毛流れをきれいに整えられます。夜にシャンプーをする場合は、髪の根元をお湯で濡らすかブローローションなどを塗布してからドライヤーを使いましょう。

ショートヘアのポイントはバックに向かって奥行きをつくること。その上で襟足をフィットさせるとバランスよく見えます。

TAYAヘアスタイルミディアム

【ヘア(6)時短おすすめミディアム】 熱による形状記憶でスタイルをキープできるスタイリング剤を使うと一日中キレイ!
ミディアム・ロングヘアのスタイリングのコツ
スタイルの持ちをよくするためにヘアアイロンを使用する方も多くいるかと思います。長時間、スタイルをキープしたい場合は 熱による反応で髪を形状記憶する「リファロックオイル」(MTG)などのスタイリング剤を使うと良い でしょう。

サラツヤの髪をつくるためには、ドライヤー選びも重要です。ドライヤーのヘアケア機能はここ数年でかなり進化しています。髪の毛は熱にさらされると傷んでしまうので、熱が強くて風量が弱いドライヤーよりも、 「熱は弱くても風量の強いもの」を選んだほうが乾きは速い上に、ダメージを受けにくくなります。 さらに 仕上げに冷風を当てる とキューティクルが引き締まり、ツヤ感がアップしますよ。

TAYAヘアスタイルミディアム

【ヘア(7)時短おすすめロング】 毛先にパーマをかけるとおしゃれに見える上、スタイリングもラク!
パーマヘアのスタイリングのコツ
パサつきがあるとパーマが美しく見えないので、 重くならないオイル系のスタイリング剤 を使用して空気感を出すことがポイント。 根元が自然に立ち上がるように、ドライのときに水分を残さないことも重要 です。

パーマのウェーブ感を生かしたいときにはフォーム系のスタイリング剤がおすすめ。弾力をアップするためには、 「ウォータージュエル フィックスミスト」(TAYA)などミスト系のスタイリング剤をベースとして使って乾かしてから、軽めのオイルでパサつきを抑えるように仕上げます。
「仕上がりがイメージと違う」を防ぐオーダーのコツ
なりたいヘアスタイルの写真は数パターン見せる
髪質や生え方、顔型、髪の悩みは人それぞれ違います。「このヘアスタイルで」と写真を見せてオーダーしても、まったくその通りになるのは難しいでしょう。写真のイメージにできるだけ近づけるためには、 なりたいヘアスタイルの写真を3パターンくらい持っていく のがおすすめです。

それというのも、ヘアスタイルの写真を見たとき、どのような施術をするのか、美容師によっても解釈は違うからです。そのため写真の枚数が増える(=情報量が増える)と、 美容師のほうも「この質感はできないかもしれないけれど、こちらの写真のようにはなる」と判断しやすくなり、お客様ともイメージを共有しやすくなります。
モデルの髪型のどこをマネるのか、優先順位を決める
なりたいヘアスタイルのどの部分をイメージ通りにするのか、優先順位を伝えるのも手です。ヘアスタイルの要素を、フォルム、レングス、質感、ディテール(前髪や毛先の巻き加減)に分けて、 「特にこの部分を写真のようにしたい」と相談してみると美容師にイメージが伝わりやすくなり、 「こんなはずじゃなかった」という事態を避けられるでしょう。
編集部まとめ
40代・50代にとって髪の悩みは避けられないもの。一方でヘア・テクノロジーはみるみる進化しているので、美容師さんに相談すると解決の糸口が見つかることも多いそうです。特に同世代の美容師さんに尋ねると、より実践的なアドバイスが得られるとか。 ヘアスタイルをオーダーする際は、ぜひ髪の悩みも一緒に伝えてマイベストヘアを見つけてくださいね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


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取材・文/中澤夕美恵(51歳)
出版社、編集プロダクションを経てフリーになって約20数年。2021年よりスポーツジム通いに目覚め、せっせと運動に励むものの未だ1kgしか減量しておらず、ズッコケる。いつか痩せると信じて今日もジムへ……。

監修者:スタイリスト 美容師/TAYA 丸の内店 主任 トップデザイナー 末藤 礼さん 任せてよかったと思っていただけるよう、一人ひとりのお客さまとの出会いを大切にしている。ヘアだけでなく、海外のヘアショー参加や国内での雑誌撮影など多数のキャリアを持ち、TAYA のトップメンバーが集結するクリエイティブチームにも所属。サロンワークの他に撮影でのメイクも担当。とにかく美容が好き!な美容室TAYA のヘアデザイナー。


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