「約5ヶ月で8キロ減」スナックのママが、散歩を趣味にして気づいた「歩くメリット5選」

大谷麻稀

「約5ヶ月で8キロ減」スナックのママが、散歩を趣味にして気づいた「歩くメリット5選」

3月31日(月) 6:52

提供:
東京の上野でスナックを営む大谷麻稀です。会社員を辞め、未経験の水商売で独立してから早2年。日本の一大飲み屋街で昼も夜も様々な人間模様を見てきた私が、今夜のお酒がちょっぴり美味しくなるコラムをお届けします。

伊能忠敬界隈というワードを知っていますか?この言葉は、昨年の2024年7月頃から、X(旧Twitter)で若者を中心に使われ始めています。日本全国を歩き回って測量し、地図を作ったことで知られる伊能忠敬。そこから転じて、長距離を歩く人を「伊能忠敬界隈」と称するようになりました。

スナックのママとして、日頃ナイトビジネスについてうんちくを語っている私が、なぜ健康的なトピックスを取り上げているかというと、私もこの数ヶ月、「界隈」の仲間入りをしたからです。もともと運動嫌いの私が、この数ヶ月歩きまくることで、享受できたメリットをお伝えします。

①無理せず痩せた

まずはじめに、皆さんに1番希望を持たせられるであろう項目は、「ダイエット効果」です。約5ヶ月で8キロ、むりなく減量できました。大体毎日8,000〜16,000歩。多い日は25,000歩ほど歩きました。

私は夜の仕事という特性上、毎日お酒を飲みすぎているし、明け方の寝る直前に焼肉やラーメンを食べて帰るのが日常なので、カロリーオーバーなのは必至です。

今思えば、この食生活なのに、運動をしなかった自分が怖いくらいですが、散歩を趣味にするようになってから、生活は変えずとも自然と痩せました。

②気分が明るくなった

次に、精神面への影響です。数多の人と、それもお酒の入った初対面の方と毎日接するわけです。正直疲れる時も多々あります。メンタルが削られる場面も多々あります。

最悪なのが、そのモードを切り替えられず、翌日起きてからも、その後何日も引きずってしまうこと……。ですが、散歩を趣味にしてから、だいぶ引きずることが減りました。どうやら、有酸素運動は、セロトニンが活性化し気持ちが明るくなり、うつ病の予防や改善にも効果があるようです。

スナックのママとしては微妙な選択肢ではありますが、仕事で嫌なことがあった時は、飲んで帰るのではなくて1駅手前で降りて歩いて帰るほうがいいのかもしれません。

③運動が苦じゃなくなった

また、動くことへのハードルが大幅に下がりました。「界隈」入りする前の私は、とにかく動くのが大嫌い。1日の歩行数が1,000歩台が通常でした。お店は上野駅浅草口徒歩2分にありますが、上野広小路の業務スーパーからは14分。

以前はそんな距離を到底歩きたくなくて、結局安く買い物してるのに、タクシーで往復するという本末転倒具合。ですが今は、全く遠いと感じません。

何事もそうですが、事実を変えようとするのではなく、自分の捉え方次第で、面倒な買い出しも、有意義な運動になります。

④1日に彩りができた

散歩をしていると、新たな発見があります。謎に住宅街に現れるたい焼き屋さんとか、週に数時間しか営業しない幻のジェラート屋さんとか、ラブホテルは鶯谷だけじゃなく西日暮里にも多いんだな、とか……(笑)。

スマホで得られる情報は、自分が興味あるものばかり流れてきますが、街では思いもよらない発見があって、単調な日々のささやかな彩りとなります。

⑤日々の満足度が上がった

運動を継続すると自己肯定感が上がることは研究でも発表されていますが、私は1日の単発でも効果があると思います。

「リベンジ夜更かし」という言葉があります。「日中に充実感や満足がないために、睡眠を削ってでも何かをして満足感を得ようとする行為」だそうです。

これといって何もしなくて後悔と焦りがある、そんな日は、無闇にスマホをいじり続けて起きているのではなく、夜中に1時間でも散歩すれば、「何かした」と思えるかもしれません……!

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「運」を「動かす」と書いて「運動」。元気だから動く、のではなく、動くからプラスの影響があるのかもしれません。既に難なく歩ける方からすると当たり前すぎる内容かもしれませんが、かつての私のように、「歩くの大嫌い界隈」の皆さまが、少しでも歩くきっかけになればと思います。私も大っぴらにダイエット経過を記してしまったため、「伊能忠敬界隈」を継続したいと思います……。

<TEXT/大谷麻稀(まきぱん)>

【大谷麻稀(まきぱん)】
上野にてスナックを経営する28歳。大好きなお酒にコミットするべく鉄道会社を退職し、ほぼ未経験の世界へ転身。TOEIC910取得。趣味は海外一人旅。

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