バッグの斜め掛け→「胸強調してるの?」男子のおふざけが嫌!性的被害のトラウマで「自分の子どもにスカートを履かせたくない」【著者に聞く】

「わざと胸強調するために斜め掛けにしてるの?」男子の性的なからかいも気持ち悪かった/画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ

バッグの斜め掛け→「胸強調してるの?」男子のおふざけが嫌!性的被害のトラウマで「自分の子どもにスカートを履かせたくない」【著者に聞く】

3月30日(日) 1:00

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ショルダーバッグを斜めにかけたら「胸強調してるの?」と男子にからかわれた。言う側からすれば、おふざけのひとつなのかもしれない。しかし、言われた側は不快。こんなことでも不快な気持ちになるということを伝えたかった本作には、Xで2万いいね、200近いコメントがついた(2025年3月24日時点)。漫画家・魚田コットン(@33kossan33)さんは幼少期から性的被害に合い、ずっと心にしまってきた。しかし、本当は触られることだけじゃなく、言われることも嫌悪を抱くということを指摘。今回は「スカートの呪いが解けるまで」を紹介したい。※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。
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■親になっても、子どもを性的な目で見る人がいる限り「スカートを履かせたくない」と思う
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性的なからかいが苦手だった魚田さん。理由は、小学校低学年のとき見知らぬ男性からお尻を触られたこと、さらに再婚者の継父に触られたことが原因。性被害のトラウマを抱えた魚田さんは親になって「スカートを履きたい」と言う娘に対しても、「ダメ!せめて下にスパッツを履いて」と言ってしまう。

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魚田さんが低学年の頃、友達を連れて健康ランドに行ったときの話。ゲームコーナーで遊んでいるところに子連れの親子が現れた。「もっとゲームを見ていたい」と代金をくれたおじさん。2人でゲームをしていると、そのおじさんは魚田さんの方に近づいてきた。そして、ゲームをする魚田さんのお尻を触る。隣でゲームをしている友達も、おじさんの子どもも気づかない。

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魚田さんは母親にされたことを話すと、「ホントに触られてた?」「ちょっと触られただけやろ」とバカにした口調で返され、「わざわざ言うことじゃなかった?」と言った自分を恥じた。

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その後、高学年で母親が再婚。深夜に継父が布団に入ってきたこともあった。この日のことは、一生忘れられないトラウマとなる。継父は母親のいない隙を狙って、何度も魚田さんに触ったり、近づいたりを繰り返す。

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始めは「こんな重くてつらいだけの話、誰も楽しい気持ちにならない」と思いながら描いていたという魚田さん。なぜ、つらい過去を掘り下げようと思ったのか。「いつか自分に起きたつらかったことを漫画にしたいな、というのは当初からずっと考えていました。一番描きたかったものが、ブログにある『母の再婚相手が色々とアウトだった話』です。ありがたいことにコチラは『母の再婚相手を殺したかった~性的虐待を受けた10年間の記録~』という書籍になりました。これが漫画を描く大きなきっかけになりました」

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「ブログを描いている間にも、同じような経験をされた方からコメントやDMなどをいただけるのですが、その方たちにとって現在私が結婚し子どもを育てているというのが、希望になっている部分もあるようです。とても感謝され、逆に私の希望になったというのが『こういう漫画を描こう』と思った決め手でした」

「わざと胸強調するために斜め掛けにしてるの?」男子の性的なからかいも気持ち悪かった

口には出せない思いを抱えている人が実は多くいるのだと実感した魚田さん。「ブログで描いているときは『こんな重くてつらいだけの話を描いて、誰も楽しい気持ちにならないのに…』と思いつつも、自分の中で抑えきれなくなった思いをぶつけて描いていたのですが、たまたま私が漫画を描けて世の中に発信できたけど、それができない人もたくさんいるんだな、それなら同じような思いをした人たちに『こういう思いしたことあるよね』『つらかったよね』『でもさ、自分たちは全然悪くないんだよ』ということを伝えるために描いています。ちょっとおこがましいかもしれませんが(笑)」と話す。

本作「スカートの呪いが解けるまで」では自分を責めてしまった時期も含めて、「被害者は悪くない」ということをメッセージに込めた。また、「できるだけたくさんの人に気軽に手に取っていただけるようにしたいなと考え、今までの作品よりも多くの人が敬遠しないようにマイルドな表現を心がけました」と、見どころを話す。

逆に苦労した点は、「私の癖なのか、すぐに赤裸々すぎるほど赤裸々に描いてしまうので、そこはかなり抑えたと思います。あと今作は、『当時の心情』をメインに描いているので、当時、無意識に考えていたもの、思っていたものを思い出して、さらにそれを言語化するのにけっこう苦労しました」と、魚田さん。

幼少期の性に無自覚だっととき「男性に性的な目で見られる」ことを知り、一気に男性に対して嫌悪感を持つようになる。「X(旧Twitter)で『鞄の斜め掛けが怖くなった話』を載せたときにも、たくさんの方から共感を得られました。わかりやすい性被害だけでなく『こんなことも本当は嫌だった』そういう目に合う子どもを減らしていきたいという思いを込めています」と話す。

「今、私が30代半ばなんですが、少し前まで『性的な目でみられる』=『女として終わってない』とか『女性として見られてよかったじゃん』みたいに言われていたと思います。でも実際、異性から不意に性的に見られるのはかなりのストレスなんですよね。今作では今まであった些細な『性的に見られた出来事』と『実際の性被害』とを両方含んでいて、それらすべてを『性被害』だと括っています」


取材協力:魚田コットン(@33kossan33)

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