原作のイメージにも重なる!?『山田くんとLv999の恋をする』作間龍斗が山田役にぴったりな理由

原作のイメージにも重なる!?『山田くんとLv999の恋をする』作間龍斗が山田役にぴったりな理由に迫る/[c]ましろ/COMISMA INC. [c]2025『山田くんとLv999の恋をする』製作委員会

原作のイメージにも重なる!?『山田くんとLv999の恋をする』作間龍斗が山田役にぴったりな理由

3月30日(日) 3:00

恋愛に興味がなく、モテることに無自覚な高校生プロゲーマーの山田と、彼氏にフラれたばかりの女子大生、茜。ネトゲ(オンラインゲーム)で出会った2人の恋模様を描く大人気コミックを、作間龍斗と山下美月のダブル主演で実写映画化した『山田くんとLv999の恋をする』がついに公開。シリーズ累計600万部突破(3月19日時点)、数々のマンガ賞を受賞、2023年にはテレビアニメ化など、原作コミックがこれほどヒットし続けている最大の理由といえるのが、タイトルロールにもなっているキャラクター、山田秋斗のかっこよさである。
【写真を見る】とにかくモテまくる!難攻不落の山田を作間龍斗が再現

『山田くんとLv999の恋をする』は、もともとゲーム好きだったという原作者ましろが描く、ゲームを重要なキーアイテムにしたラブコメディ。ネトゲが趣味の彼氏にフラれた女子大生、茜(山下)は、かつて彼に合わせるために始めたゲームのリアルイベントで、ギルドメンバーの一人、山田(作間)と出会う。恋の喜びや痛みもすでに知っている大学2年生の茜と、モテるくせに彼女がいたことがない高校3年生の山田。ギルドのメンバーたちを交えながら、ゲームでも現実世界でも一緒の時を過ごすうちに、本来接点がなかったはずの2人の距離は少しずつ近づいていく。

■多くの女性の心を鷲掴みにする!飾らないかっこよさが魅力の山田

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超有名なプロゲーマーにして、素顔は進学校に通う高校生の山田秋斗は、電車に乗っていても、学校の廊下を歩いていても、常に周囲の女性の注目を集めてしまうほどかっこいい容姿の黒髪イケメン。もちろん、めちゃくちゃモテるのだが、当の本人にはまるで自覚がなく、むしろ女の人に対して苦手意識を持っているという設定だ。

ビジュアルがすごくかっこいいのに、茜が山田に一目惚れするわけではないところも本作のポイント。あくまでも、様々な出来事を通し、山田の人柄を知るにつれて、徐々に惹かれていくというスローな展開が、ラブコメのときめきにリアリティを与えている。

チャラさとは無縁で、相手が誰であっても、常に敬語で話す礼儀正しさも山田の特徴。口数は少なく、基本塩対応だが、悪気はない。むしろ近くに困っている人がいたら自然に助けることができる、本当に優しい男の子だ。人の心の機微に少々疎く、特に恋愛方面は鈍感だけれど、その分あざとくなくて、茜が思わず照れるくらい素直な性格にもグッとくる。

恋愛に興味がないのに、めちゃくちゃモテる山田

高校生なのに一つ一つの行動がスマートで頼り甲斐のある山田に、年下や同級生女子が憧れや恋心を抱くのは無理もないし、それでいて意外にも恋愛経験ゼロで、世間ズレしていない彼の純粋さに年上女性は母性本能をくすぐられる。ルックスだけじゃない、人としての魅力にあふれた山田が、幅広い層の女の人にモテまくるのは当然なのである。

■山田に重なる、作間龍斗が持つ魅力

原作の山田と重なる作間龍斗のビジュアル

これほど人気のあるキャラクターの実写化となると、俳優のハードルも高くなるはずだが、その山田役を原作ファンも納得の再現度で演じきったのが、原作コミックが大好きで、連載が始まった頃から愛読していたという作間。まず、すらりとした高身長のスタイルと切れ長の目が印象的なビジュアルは、原作の山田のイメージにかなり近い。そして、作間自身が纏う物静かで落ち着いている大人びた雰囲気も、山田のキャラと重なる。

冷たそうに見える山田だが、さりげない優しさを見せる場面も

一見、不愛想で話し方も辛辣だけれど、実は優しくて頼もしい、ギャップのあるクール系男子は、もともと作間の得意とする役どころだ。このギャップをわかりやすく出しすぎると、いかにもマンガ的な感じになって、観ている側もシラケてしまうのだが、作間の芝居にはわざとらしさがない。決して大げさにならず、生身の人間としてのリアルなさじ加減で、キャラクターの内面を見せていくので、すんなり共感することができる。

どことなく少年らしさを残した涼やかな清潔感があるところも作間の持ち味。年上女性と並んで立っている姿は実に画になるし、2人の間に恋のケミストリーが生まれる説得力が感じられる。作間は年の差ラブが似合う俳優でもあるのだ。

茜と山田は共に過ごすうちに、徐々に距離を縮めていく

また、特に恋愛ものの作品において、作間の大きな魅力となるのは、ヒロインを見つめる時の眼差しの優しさである。“目は口ほどにものを言う”を体現したかのような、愛情のこもった穏やかな視線は、無口な役であるほど威力を発揮する。本作でも劇中、「山田って、いつからこんな目で私を見るようになったんだろう」という茜のモノローグがあるのだが、たしかにこの目で見つめられて、恋に落ちない人はいないのではないだろうか。

茜の家で山田がパソコンを修理していた時のハプニング、茜が山田の高校の文化祭に遊びに行った時に階段の踊り場で交わす会話、そして、普段敬語で話す山田だからこその破壊力があったクライマックスの象徴的なセリフ。原作コミックで読者の胸をときめかせた名シーンの数々も期待以上の臨場感で描かれているのがうれしい。

■過去の出演作から紐解く作間龍斗の演技力の高さ

作間の演技力の確かさは、出演作のジャンルの幅の広さが証明している。記念すべきスクリーンデビュー作は、綿矢りさの同名小説を映画化した『ひらいて』(21)。高校生男女3人のエキセントリックな三角関係を描いた作品で、作間はスクールカースト上位の女子、愛(山田杏奈)に熱烈に片想いされる、哀しい目をした地味男子たとえを演じた。恋愛ものとはいえ、アイドルの映画デビュー作とは思えない衝撃的な物語であり、作間のミステリアスな存在感を印象づけた本作が、彼の俳優としての方向性に影響を与えたことは間違いない。

閉鎖的な日本の集落を舞台にしたヒューマンサスペンス『ヴィレッジ』(23)では、主人公の優(横浜流星)の幼なじみである美咲(黒木華)の弟、内向的でコミュニケーションが苦手な青年、恵一役で出演。登場シーンこそ多くないものの、彼が目にし、取った行動が結果的に登場人物すべての運命を変えてしまうというキーパーソン。エンドロール後のシーンでも、恵一こそが、この物語の影の主役だったのではないかと思わせるほどの重要な役割を果たしていた。

初の大河ドラマ出演作となった「どうする家康」で作間が演じたのは、豊臣秀吉最愛の女性、茶々(北川景子)の次男である豊臣秀頼。作間の個性ともいえる凛とした品のよさは、豊臣家復活の期待を一身に背負う貴公子役にぴったりとハマっていた。一方、大河ドラマと同時期に放送されたファミリードラマ「コタツがない家」では、会社社長でしっかり者の主人公、万里江(小池栄子)の長男で、アイドルを夢見るも、オーディションに落ちて進路に迷う高3の受験生、順基という意表を突くキャラクターを好演。これまで優等生役が多かった作間がダメ男を演じる姿は新鮮で、彼の芸達者ぶりを再認識できた。

ゲームのイベントを訪れた山田は、ギルドメンバーの茜と偶然出会う

シリアスな人間ドラマからコメディ、時代劇から現代劇、22歳という若さにして、振り幅が広く、クリエイターから厚い信頼を寄せられる作間。そんな彼だからこそ演じることができた本作の山田のキャラクター、“いまこの年代”の作間のキラキラした魅力がギュッと詰まったキュートでさわやかなラブストーリーをぜひ堪能してほしい。

文/石塚圭子


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