3月28日(金) 15:30
はじめての注文住宅なら
理想の住まいを手に入れるまでは、一般的に以下のような流れで進めます。
まずは、情報収集です。インターネットや住宅情報誌、住宅展示場などを活用し、理想の家のイメージを具体化します。家族構成やライフスタイル、将来などを考慮し、必要な部屋数や間取りを検討しましょう。
同時に、貯金計画も立てます。自己資金や住宅ローン、利用可能な補助金などを把握し、無理のない予算を組むことが大切です。
具体的なイメージが決まったら、土地を選びます。通勤・通学の利便性や周辺環境、将来の資産価値などを考慮しながら検討しましょう。
土地が決まったら、建築会社を選びます。実績や得意なデザイン、保証内容などを比較検討し、信頼できる会社を選びましょう。複数の会社から見積もりを取り、比較検討することも重要です。
建築会社が決まれば、間取りやデザインを打ち合わせて設計プランを確定します。その後、見積もりを確認してから契約を結びます。契約内容を十分に理解し、不明点があれば必ず確認しておきましょう。
契約が完了すると、いよいよ建築がスタートします。着工前には地鎮祭を執り行い、安全を祈願します。工事期間中は定期的に現場を訪れ、基礎工事、躯体工事、内装工事、外構工事の順に進捗を確認しましょう。
建物が完成したら最終確認をおこないます。内覧の際には不具合がないかチェックしましょう。その後、住宅ローンの実行や登記手続きをして、正式に引き渡しとなります。新居の準備が整ったら、引越します。ライフラインの手続きや住所変更などを済ませれば、新しい生活のスタートです。
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マイホーム建築にかかる期間は土地の状況や建物の規模によって異なりますが、一般的には1年~1年半程度です。
情報収集や資金計画に1ヶ月~3ヶ月、土地探しや建築会社選びには3ヶ月~6ヶ月、設計と契約には2ヶ月~3ヶ月かかり、工事から完成までは3ヶ月~6ヶ月となります。
土地はすぐに見つかる可能性もありますが、なかなか条件が合わず、時間がかかるケースも多いです。そのため、準備段階から探し始めると良いかもしれません。
住宅ローンの借入額は、年収によって大きく左右されます。一般的に、年収の5倍〜7倍程度が借入額の目安といわれています。
例えば、年収500万円の場合、2500万円~3500万円程度の住宅ローンを組むことが可能です。ただし、これはあくまで目安です。実際の借入額は、年齢、家族構成、勤務先、そのほかの借入状況などによって異なります。
住宅金融支援機構の「2023年度フラット35利用者調査」によると、2023年度の注文住宅の平均的な建設費は3861万1000円です。世帯年収は629万1000円となっているため、年収倍率は6.1倍となっています。
マイホーム建築には、住宅ローンのほかにも自己資金(頭金)が必要です。頭金の目安は、物件価格の1割〜2割程度といわれています。例えば、3000万円の物件の場合、300万円〜600万円程度の頭金が必要です。
住宅金融支援機構の「2023年度フラット35利用者調査」によると、2023年の注文住宅を購入する際の手持ち金は平均699万円でした。また平均融資金は3040万円となっています。
また、注文住宅を購入する方の多くは、購入資金の20%弱の手持ち金を用意してマイホームを建てていることも分かっています。マイホームを建てるためには、計画的な資金計画が重要です。
マイホーム建築は、人生における大きなイベントです。しっかりと準備をして、計画的に進めることが大切です。この記事を参考に、ぜひ理想のマイホーム建築を実現してください。
住宅金融支援機構2023年度フラット35利用者調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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