世界遺産、奈良・薬師寺にストラトス・ゼロが鎮座|コンコルソ・デレガンツァ・ジャパン2025

octane.jp | 美しい車と暮らす

世界遺産、奈良・薬師寺にストラトス・ゼロが鎮座|コンコルソ・デレガンツァ・ジャパン2025

3月29日(土) 3:11

提供:
3月15~16日、「コンコルソ・デレガンツァ・ジャパン2025」が6年振りに開催された。春雨けむる奈良県の薬師寺に並んだのはおよそ60台の名車たちだ。

【画像】ランチア・ストラトス・ゼロも!春雨の薬師寺でしっとり艶やかに佇む名車の数々(写真21点)

年代やジャンルにより「PRE-WAR OPEN」「PRE-WAR CLOSED」「POST-WAR COMPETITION」「POST-WAR ELEGANT CLASS A」「POST-WAR ELEGANT CLASS B」「ZAGATO」「PORSCHE MUSEUM」「20th CENTURY SUPER CAR」「21st CENTURY SUPER CAR」「SPECIAL EDITION」の10クラスにカテゴライズされた車両が、世界遺産の地に集った。

各車とも国際的なコンクールレベルといえる車が集まっていたが、中でも今回の目玉とされたのがアメリカからエントリーしたランチア・ストラトス・ゼロである。このコンセプトカーを日本で、しかも走行している姿を見ることができるとは、エントラントやギャラリーにとっては最高の時間だったに違いない。

そう、「走行している姿を見ることができる」と述べたが、これが今回のコンコルソ・デレガンツァ・ジャパンの大きな見どころのひとつだった。3月15日の夜には、エントリー車両がレッドカーペット上を通過するランウェイショーを含む「ナイトタイムスペシャルセレブレーション」、翌朝には「モーニングタイムスペシャルセレブレーション」が開催された。雨天により夕焼けや朝焼けに染まるクラシックカーこそ見ることは叶わなかったが、しっとりとした佇まいが薬師寺にマッチし、幻想的な景色で人々を魅了した。

薬師寺が養老2年(718年)に現在の地に遷ってからおよそ1300年。歴史を今に伝えるこの地で、日本が誇るクラシックカーのみならず最新モデルまで60台もの名車が集ったことは、日本が世界に誇るべき出来事だったといえるだろう。


文:オクタン日本版編集部写真:佐藤亮太
Words: Octane JapanPhotography: Ryota SATO
【関連記事】
・時空を超えた名車との出会いを創造するネオクラシック専門店|arj
・「走ることの美学」ART OF THE DRIVE|RALLY NIPPON
・連載:アナログ時代のクルマたち|Vol.48ロータス19モンテカルロ
・6年越しでモレッティがついに我が家にやってきた|『Octane』UKスタッフの愛車日記
・フレンチブルーの衝撃|ヴァンセンヌの森に響くルノー R8 ゴルディーニの咆哮
0ctane

生活 新着ニュース

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ