3月28日(金) 14:00
株式会社SBI新生銀行が行ったアンケート(2024年)によると、昼食代の平均額は男性が709円、女性が694円とのことです(弁当持参時や、在宅勤務時を除く)。男性は調査開始以来最も高い金額となり、女性は最も高かった2023年の結果にほぼ並ぶ金額となりました。
この金額で1ヶ月(22日)勤務した場合、月の昼食代は男性が1万5598円、女性が1万5268円となります。もし、月の昼食代が2万円に達しているとなれば、これらの金額よりも約5000円上回っている計算となるため、削減の余地があるといえるでしょう。
同アンケートによれば男性、女性どちらも昼食の内訳は持参した弁当が最も多く、次いで購入した弁当が続きます。また、男性の3位は社員食堂、女性の3位は在宅勤務でお昼を作るとなっています。弁当を持参することで、昼食代の節約になっていることが考えられます。
自炊して弁当を作ることが難しい場合、昼食代を節約するには以下のような工夫が効果的であると考えられます。
弁当をすべて手作りするのではなく、主食だけ持参する方法があります。例えば、朝にご飯をタッパーなどに詰め、おかずのみコンビニなどで購入すれば食事を手軽に用意でき、外で弁当を購入するよりも節約になるでしょう。
また、夕食の際におかずを少し多めに作り、翌日の昼食用に取り分けておく方法も効果的です。朝の忙しい時間帯に弁当を作る手間を省けるほか、残り物を活用することで、食材の無駄も減らせるでしょう。
コンビニよりも、スーパーやドラッグストアで食材を購入する方が支出を安く済ませられるかもしれません。
時間帯によっては値引きされている弁当や惣菜もあるため、工夫次第でおかずを安く購入できるでしょう。24時間営業の店舗や、朝早くから営業している店舗であれば、出勤前に立ち寄って購入することもできます。
また、冷凍食品や飲料などは日にちや曜日指定で割引しているケースもあります。近くのスーパーやドラッグストアがいつセールをしているのかを、事前に確認しておきましょう。
外食をする際も、クーポンやポイントをうまく活用すれば食費をおさえられるでしょう。飲食店の公式アプリなどのクーポンなどを日頃からチェックし、お得な情報を見逃さないようにしましょう。
ほかにも、ポイント還元率の高いお店やタイミングなどで買い物に行くよう工夫すれば、お得に食料品を購入できます。
社員食堂では1食あたり300円~600円程度で食べられることが多く、外食に比べて安く食事できる可能性があります。
また、一般開放されている場合に限られますが、役所や大学の食堂も比較的安価(役所では600円~1000円前後、大学の食堂では400円台~500円台)で食事が提供されていることもあるので、昼食代の節約に役立つでしょう。
物価高が続く中、昼食代にも影響が及んでいます。自炊以外の昼食代の節約方法としては、主食は持参するようにする、前日のおかずを取り分けておく、冷凍食品やスーパー、ドラッグストアの利用などが考えられます。
昼食代の節約は出費の削減だけでなく、自身の健康管理や生活や仕事の質の向上にもつながる取り組みといえます。自分に合った節約方法を見つけ、栄養バランスや食事の楽しみも大切にしながら、無理のない範囲で実践、継続しましょう。
株式会社SBI新生銀行 「2024 年会社員のお小遣い調査」結果について(12、13ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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