ウォルト・ディズニーの名作アニメを実写映画化する「白雪姫」(公開中)から、「ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」などの音楽で知られるパセック&ポールのコンビが手がけた、劇中歌の魅力とその制作秘話に迫る特別映像(https://www.youtube.com/watch?v=qXykKVahEFM)を、映画.comが先行独占入手した。
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ディズニー初の長編映画であり、世界初のカラー長編アニメでもある「白雪姫」は、1937年に発表されてから“世界で最も長く”愛され続けている。今作では、雪のように純粋な心をもつ優しさに満ちた白雪姫の物語を、新たなミュージカル版として実写化した。
「白雪姫」は、「ハイ・ホー」「口笛ふいて働こう」など、世代を問わず聞きなじみのある名曲揃いの作品。「『白雪姫』は時代を超えた名作だ。楽曲も愛されている。尊重すべきだ」というマーク・ウェブ監督の言葉通り、アニメ版に登場する楽曲の数々が、実写版にも受け継がれている。さらに、「夢に見る~Waiting On A Wish~」をはじめ、新たに書き下ろされた楽群も存在感を放っている。
そんな本作の音楽を担当しているのが、ディズニー映画が「業界に入った理由」だというベンジ・パセックと、ディズニーの音楽で育ったというジャスティン・ポール。ディズニー作品を愛し、熟知するふたりは、「キャラクターの定義に役立つ歌にすること」を重視したという。
ディズニー音楽の王道ともいえる「夢にみる~Waiting On A Wish~」は、女王に支配された王国のいまを憂いている白雪姫の「変わりたいのに、変われずにいる葛藤」が込められている。本楽曲についてポールは、「『夢に見る~Waiting On A Wish~』を書く作業は楽しかったですね。ものすごい喜びだったと同時に、『ハイ・ホー』や『口笛ふいて働こう』のようなアニメーション版の映画で歌われていた名曲、子どもの頃から知っていて大好きだったあれらの曲と並んでも引けを取らない歌を作るというのは、ソングライターとして大きなチャレンジでもあります。そこで私たちはオリジナル音楽に立ち返って学んだ上で、そこに歌詞をつけました」と、制作過程を明かす。
また、外見の美しさと権力に執着する邪悪な女王が歌う「美しさがすべて」には、「この世で一番美しいのは誰?」という誰もが女王をイメージするセリフも盛り込まれている。演じたガル・ギャドットは、邪悪さがありつつもエレガントな女王の魅力を放つ世界観を、圧倒的なパフォーマンスで表現。ギャドットも、「パセック&ポールは天才ね。新たな視点を示してくれた。斬新で最高な体験だった」と、ふたりに魅了された様子だ。
そのほかにも、白雪姫役のレイチェル・ゼグラーが「ディズニーの魔法が詰まっている」と話す、白雪姫と、彼女を城の外の世界へ誘う“運命の人”ジョナサンが徐々に心を通わせていくデュエットラブソング「二人ならきっと」。白雪姫と王国の民衆が秘めていた思いを壮大に歌い上げる「愛のある場所」など、登場キャラクターたちの心情に、パセック&ポールの音楽が寄り添っている。楽曲に込めた思いについて、パセックは、「観客たちには、誰がこれを書いたのだろう、などと一切考えることなく、これらの歌詞がキャラクターの口からダイレクトに出ているように思ってほしいですからね」と、胸中を明かす。
4度のアカデミー賞ノミネート(「ブリッジ・オブ・スパイ」「ラ・ラ・ランド」「シカゴ7裁判」「ウィキッドふたりの魔女」)を誇るプロデューサーのマーク・プラットは、「パセック&ポールに頼んだのは正解だった」と振り返る。
プラットと一緒に、「ウィキッドふたりの魔女」を手がけたプロデューサーのジャレッド・ルボフも、「これらの歌はまさしくストーリーテリングの一部です。ベンジ(・パセック)とジャスティン(・ポール)は、ミュージカルフォーマットならではの方法でこれをやってのけました。彼らは、単なる演技だけのシーンでは出せないやり方で、物語を感情的に語る方法を知っています。観客はキャラクターのセリフを聞いて理解するのではなく、キャラクターの感情を感じるのです」と、太鼓判を押した。
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白雪姫
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