ゲームも勉強のうちかも!? わが家のゆる~い「ゲームルール」【たんこんちはボロボロゆかい Vol.41】

ゲームも勉強のうちかも!? わが家のゆる~い「ゲームルール」【たんこんちはボロボロゆかい Vol.41】

3月28日(金) 0:00

わが家の子どもたちはゲームが好きです。

コロナ禍にゲーム機を買ってから、それはすっかり家族の楽しみになりました。

ですがゲームには、熱中しすぎてしまうリスク、視力の問題、いろいろな課題があります。
しかし、わが家には、そこまでしっかりとした制限はありません。

今回のお話は、そんなわが家とゲームとの付き合い方のお話です。


■ゲームに対してゆるいわが家
わが家では、ゲームの時間に特に決まりはなく、ただ 「やるべきことはやる」「食事の時間には止める」「目が疲れたら外で遊ぶ」 という、実にふわふわしたルールだけが存在します。

このルールに対してだけでも、“しっかり宿題を終えてからやる娘”と“とりあえずゲームで息抜きしてから宿題をやる息子”というように、捉え方はそれぞれ違います。

ですが、私が「そろそろおしまい!」と言えばパッとやめてくれます。

キリが悪いと“もうちょっと…”となってしまうので「キリがいいところで終わりにしてね」と言うようにはしていますが、それがプレイ時間10分だろうと1時間だろうと、子どもはキリのいいところを見つけて終わりにしてくれます。


そして、ゲームをやめれば各自、読書をしたり、工作や手芸を始めたり、外遊びを始めたり…。

それぞれ自分の好きなことを始めてくれます。

あまり制限をしすぎても、逆にそれが気になってしまったり、執着するようになる。

それはあると思います。

何を隠そう、 私はとてつもないゲームオタクでした。

10代の頃はそれこそ寝食を忘れ、何時間、十何時間もぶっ通しでやるくらいのゲーマーでした。
それでいて不登校の引きこもり。

たぶん、世のお父さんお母さんが「こうはならないでくれ!」とまず思うような子どもでした。

それが、脱ひきこもりをし上京する際にはゲーム機からスパッと離れることができた。

アイドルがマイクを置くように、ゲーム機をまるっと実家に置いたまま一人暮らしを始めることができたんです。

今では子どもに付き合いゲームをしても、その集中力は10分くらいが限界です。


■ゲームに熱中することで犠牲になるもの、得られるもの

私は、やり尽くしたのだと思います。

だから、私はゲームをやめることができたし、執着することもなかった。

…しかし!!

この、“やり尽くす”は傍から見ると終わりが見えないし、何かが必ず犠牲になる。

というのが、世の親御さんの不安要素なのだと思います。

勉強する時間、運動する時間…そんな大切な時間だけでありません。

私も“やり尽くす”ことで、輝ける! 若さはじける!! 青春時代を犠牲にしてしまいました。

ゲームをやり尽くすことで、貴重な青春時代を無駄にしてしまった私。

ですが私はそれに後悔はしていません。

当時ボロクソに病んでいた私の心が、ゲームに救われていたからです。

もっと楽しいことや、やるべきことがあったのはわかっていました。

でも、ゲームで感動したり自己鍛錬する時間が、私にとって唯一の癒やしになっていたのです。


子どもだってそうだと思います。

大人が思っているよりなかなかハードな日常でちょっとひび割れた心が、もしかしたらゲームに癒やされているのかもしれない。

そうだとしたら、“ゲームはあまりよくないもの”とにらんでしまうのは、 ちょっともったいないことだと思うのです。

ぼーっとやっているようで、ゲームも結構、忙しいです。

いかに進めるか、いかに勝つか。そんなことを考えるのも、立派な勉強だと思います。

うちの子どもたちが好きなゲームは基本的にもの作りがメインなので、見せてもらうと大人もびっくりするような想像力に感動することがあります。

攻撃的なゲームでも、いかに相手の攻撃を避けるか、いかに相手の隙を突くか。

それを一生懸命考えるのは、アタマの体育だと思います。

武器を持っていても、 やっていることはドッジボールと一緒です。

モニター越しに人やモンスターを傷つける子どもに不安になってしまうかもしれませんが、少なくとも全年齢対象のゲームでは、子どもたちが見ているのはただ勝敗だけだと思います。



■ゲームはコミュニケーションの種
公園に行けない雨の日。

わが家ではよく家族でゲームをします。
(例によって集中力を失った私は観覧者です)

あーだこーだ言いながら、笑い合いながらゲームをする時間は、 もうすぐ子どもが思春期に入り、距離ができ始める頃のわが家にとって、かけがえのない時間です。

文字を読むのが苦手だった息子も、ゲーム画面を読みたいがために一生懸命文字を覚えて、今ではセリフを音読してくれます。

ゲームで見たアイテムを実際に作ろうと、いそいそと工作していることもあります。

学校では、同じゲームを好きな子を見つけて、その話題で盛り上がることもあるようです。

娘はスケッチブック片手に、ゲーム中の衣装をデザインするのが大好きになりました。


テレビゲームだけでなく、スマホアプリにも魅力的なゲームがたくさんある昨今。

ゲームを完全に制限したり切り離すことは、なかなか難しい世の中です。

だからこそ、ゲームで得られるものもあることを知って、ゲームとゆる~く仲良く生きていくのがいいんじゃないかと、わが家は思っています。

子どもは、ゲーム以外の楽しいこと、熱中できることが見つかれば、あっさりそちらに行きます。

もし今、子どもがゲームばかりする…と悩んでおられるなら、その子は、いつか出会う熱中できる事柄のために集中力と思考力を鍛えているのだ!! と思ってください。

ゲームってホント、すごく頭を使うので…と、ゲームができなくなってしまった大人が、言ってみます。

集中できることがあるって、素晴らしいです!
(たんこ)

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