マーベル・スタジオが待望の新作「アベンジャーズドゥームズデイ(原題)」の撮影開始をソーシャルメディアで正式発表した。ディレクターズチェアの背もたれに名前が次々と表示される演出で、驚異の27人に及ぶスター俳優陣が明らかになった。
最大の衝撃は、「アベンジャーズエンドゲーム」(2019)でアイアンマン役を引退したロバート・ダウニー・Jr.がMCUへ電撃復帰することだ。しかし今回は、かつての主人公から一転して宿敵ドクター・ドゥーム役を務める異例の展開となる。さらに「エンドゲーム」後に離れていた監督のルッソ兄弟も本作で指揮を執ることが決定。業界関係者によれば、ダウニー・Jr.自身がルッソ兄弟の復帰を後押ししたとされている。
MCUの中核となるクリス・ヘムズワース(ソー役)、アンソニー・マッキー(新生キャプテン・アメリカ役)、エミー賞受賞のポール・ラッド(アントマン役)、セバスチャン・スタン(バッキー役)、トム・ヒドルストン(ロキ役)らベテラン勢に加え、「ブラックパンサー」シリーズからレティシア・ライト(シュリ/ブラックパンサー役)とウィンストン・デューク(ムバク役)も参戦。さらに近日公開予定の「サンダーボルツ」からは、フローレンス・ピュー(イェレナ役)、ワイアット・ラッセル、デビッド・ハーバーらが出演する。
最も注目すべきは、2000年代の「X-メン」シリーズから、パトリック・スチュワート(プロフェッサーX役)、イアン・マッケラン(マグニートー役)、ジェームズ・マースデン(サイクロップス役)、トニー賞受賞のアラン・カミング(ナイトクローラー役)、レベッカ・ロミン(ミスティーク役)、エミー賞受賞のケルシー・グラマー(ビースト役)ら6人が参加すること。これはディズニーによる20世紀フォックス買収後、フォックス版「X-メン」キャストが初めてMCU本編に正式に登場する歴史的瞬間となる。
また「ファンタスティック4 ファースト・ステップス」からは、エミー賞受賞のペドロ・パスカル(リード・リチャーズ役)、BAFTA賞受賞のヴァネッサ・カービー(スー・ストーム役)、イーボン・モス・バクラック(ベン・グリム/シング役)、ジョセフ・クイン(ジョニー・ストーム役)が参加。「デッドプール&ウルヴァリン」でMCUデビューを果たしたチャニング・テイタム(ガンビット役)も出演が決定した。
このような過去最大規模のキャスト陣が集結することから、本作では異なる時代や世界線のヒーローたちが交錯する壮大なマルチバースストーリーが展開されると専門家は予測。シム・リウ(シャン・チー役)やテノッチ・ウエルタ(ネイモア役)も参加し、MCU史上最も多様なヒーローたちの共演が実現する。
「エンドゲーム」から7年を経て製作される本作は、MCUマルチバース・サーガのひとつの集大成となる見込み。4月からロンドンで撮影が開始され、全米公開は2026年5月1日、続く「アベンジャーズシークレット・ウォーズ(原題)」は27年5月7日の公開が予定されている。
【作品情報】
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アベンジャーズシークレット・ウォーズ(原題)
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