3月27日(木) 0:30
ビジネスホテル最大の魅力は、コストパフォーマンスではないでしょうか。シティーホテルやリゾートホテルに比べて宿泊料金が比較的安く、浮いた予算を食事やレジャーに回せる可能性があります。
例えば、3人家族で1泊する場合、ビジネスホテルなら1部屋1万円前後で済むこともありますが、リゾートホテルでは数万円以上かかることも珍しくありません。
また、ビジネスホテルは主要駅周辺に位置していることが多く、観光地へのアクセスもしやすい傾向があるようです。移動時間を短縮できるだけでなく、荷物の持ち運びも楽になる可能性があります。
ビジネスホテルは、基本的にビジネスマンの1人利用を想定して設計されているため、部屋が狭い傾向があるというデメリットがあります。大人2人と小さな子ども1人程度であれば問題ないかもしれませんが、子どもたちが大きくなってくると窮屈に感じるかもしれません。
添い寝ができる年齢の子ども連れなら問題ないケースも多いのですが、就学以降の子ども連れの場合、複数部屋の予約が必要になるなど、割高になってしまう可能性もあります。
また、旅館やリゾートホテルのような大浴場やプール、ゲームコーナーなどの娯楽施設がないのもデメリットとなるかもしれません。ユニットバスが主流のため、ゆったりとお風呂を楽しみたい家族には物足りない可能性もあるでしょう。
アメニティーも必要最低限のものしか用意されていない傾向があるため、子ども用の歯ブラシやスリッパなどは持参しなければならないこともあるようです。
近年、ビジネスホテル業界もファミリー層を取り込もうと、さまざまな工夫を凝らしているようです。和室やコネクトルームを用意するホテルや、子ども向けのアメニティーを提供するホテルも増えてきたとされています。
さらに、ファミリー向けの宿泊プランを提供しているビジネスホテルもあります。これらのプランには、朝食無料やレイトチェックアウトなどの特典が付いていることがあるので、お得に宿泊できる可能性があります。
事前に各ホテルのウェブサイトや旅行サイトで確認してみるのもよいでしょう。
家族旅行でのビジネスホテル宿泊にはメリットとデメリットが存在します。しかし、限られた予算で効率的に旅行を楽しみたいのであれば、ビジネスホテルは魅力的な選択肢となる可能性があります。
家族旅行のスタイルやニーズに合わせて、ビジネスホテル宿泊のメリット・デメリットを比較検討し、賢く利用することで、心に残る充実した旅ができると考えられます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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