鍾乳洞の水風呂だけじゃない!最強で最高!究極のアウトドアサウナ体験ができる大分県豊後大野市の稲積水中鍾乳洞に入ってきた

稲積水中鍾乳洞の神秘的な水風呂

鍾乳洞の水風呂だけじゃない!最強で最高!究極のアウトドアサウナ体験ができる大分県豊後大野市の稲積水中鍾乳洞に入ってきた

3月26日(水) 9:00

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サウナといえば水風呂。という人もいるぐらい、サウナ後の水風呂は欠かせない要素。とはいえ、マストではないので苦手な人はもちろん入る必要はないが、そんなことを言っていられない、絶対に入りたくなる水風呂がある。それが世界でもここだけと言われる「稲積水中鍾乳洞」。鍾乳洞が水風呂になっているという究極のアウトドアサウナを体験してきた。
【写真で見る】魚と一緒に入れる天然水風呂!鍾乳洞でととのう
稲積水中鍾乳洞の神秘的な水風呂


■「おんせん県」なのに温泉がない豊後大野市
大分県豊後大野市にある稲積水中鍾乳洞

「稲積水中鍾乳洞」があるのは、大分県豊後大野市。九州で唯一「日本ジオパーク」と「ユネスコエコパーク」の両方に認定されている、豊かな自然に恵まれた地域。「おんせん県」といわれる大分の中で、温泉がない街としても知られる。それならばと、その環境を活かし「サウナのまち」を宣言。大自然の中でアウトドアサウナが体験できるとして、街ぐるみでサウナを通して豊後大野市の魅力を発信している。

洞窟の天然水は採水料200円で10リットルまで自由に汲むことができる

料理やコーヒー、お茶などに最適との評判

豊後大野市のサウナはアウトドアサウナ。自然を感じながらサウナを楽しむスタイルで、水着着用で入れるため、1人でも楽しめるが、カップルや友だち同士、ファミリーなど、グループで一緒に体験できるのも魅力。小屋サウナやテントサウナが市内5カ所に点在する。そのなかでも注目なのが今回訪れた「稲積水中鍾乳洞」。鍾乳洞が水風呂という、ほかにはないサウナ体験ができると、サウナ好きの間でも一度は行ってみたいと言われる場所だ。

実際には映画はやっていないが「上映中」となっている映画館

「昭和タイムスリップ ロマン座」の中は昭和の世界観

昭和の世界はフォトスポットとしてもおすすめ

鍾乳洞がある場所ということもあり、正直、アクセスが悪い。クネクネと山道を車で進むしかなく、慣れない道に若干心が折れそうになるが、まだ見ぬ鍾乳洞の水風呂への期待で気持ちを振るい立たせる。大分市から約1時間かけてようやく到着。300台もの乗用車が止められる大きな駐車場に驚く。受付は鍾乳洞観光と同じく、入口にある売店。何だか昭和感あふれるザ・観光地といった雰囲気。隣には「昭和タイムスリップ ロマン座」なる展示館もあり、アウトドアサウナの面影は見当たらない。若干の不安を胸に、売店で受付を済ませる。

■え?「稲積水中鍾乳洞」ってダイビングもできるの?
ひんやりとした洞内見学は観光客に人気

約2億数万年前に「稲積水中鍾乳洞」の元となる洞窟ができたと言われている。それが8万5000年前に起こった熊本県阿蘇山の大噴火によって水没してしまい、再び発見されたのは現代に入ってからだという。1976年に潜水探検隊の調査が行われ、日本でも一番長い1000メートルの水中鍾乳洞が確認された。この洞内を歩いて回るのが定番の観光コースだったが、スノーケリングやスキューバダイビングも楽しめることでも人気だった。

小屋サウナも事前予約制で貸切で楽しめる

豊後大野市がサウナのまち宣言をしたタイミングで、もともと鍾乳洞の水の中に入れるのだから、水風呂としてサウナのあとに入ってしまえ!ということでテントサウナを設置。1年中約16度に保たれた洞内でマイナスイオンを感じる神秘的な水風呂もスタートした。今回予約したのは、2024年にオープンした小屋サウナ。敷地内の建物で水着に着替え、スタッフの方に連れられて小屋サウナに向う。一見わからない入口を入ると、小屋サウナとととのいスペースが広がる。

かなり広く、ゆとりのあるサウナ室

座面の奥行が広く、数人が並んで横になれる

サウナ室の大きさは10人ぐらい余裕で入れそう。こちらのサウナは観光地ということもあり、初めて入る人もいることや、鍾乳洞内の水の中に入ることから、スタッフの方が付き添って案内をしてくれる。サウナ内では座り位置から姿勢、うちわを使ったアウフグースなど、しっかり体が温まるように細かくサポートしてくれ、鍾乳洞の楽しみ方もすべてエスコートしてくれる。これはサウナ初心者や水風呂があまり得意ではない人にも心強い。

■まさかのサウナバトラーが1から10までエスコート
薪の燃える音を聞き、火を見ながらサウナを楽しむ

スタッフの方はまるで執事(バトラー)のように付き添ってくれるので、基本的にはすべてお任せでOK。最初はサウナ室に一緒に入って、ゆっくりと体を温めてくれる。鍾乳洞について話をしてくれたり、こちらの様子を見ながらうちわアウフグースをしてくれたり、和気あいあいとした時間を過ごす。もちろん、熱さが苦手な人にはアウフグースは行わないし、キャパに対してゆったり過ごせるので座る位置を変えたり、短めに切り上げたり、利用者に合わせたエスコートをしてくれるのがうれしい。

小屋サウナの前にも水風呂があるがここには入らない

しっかり汗をかいたら、サウナ小屋の外にある水風呂には目もくれず、鍾乳洞へGO!薄暗く青い光に包まれる洞内は神秘的という言葉がまさにぴったりの空間。したたり落ちる水の1滴1滴が形を作る鍾乳石は1センチ育つのに100年かかると言われていて、その年月を考えると身が引き締まる。とはいえ、サウナで熱くなった状態、遠慮なく鍾乳洞の“水風呂”に入る。

セルフロウリュもできるが、スタッフに任せるのがおすすめ

タイミング的に朝まで雪が降っていた日だったので、冷たい水風呂はちょっと…と思っていたが、年間を通して約16度をキープしているだけあって、サウナ後に入るのには恐ろしく気持ちがいい。ワーとかフゥーとか思わず声が出る。冷たいのは冷たいが、ちょうどいいと感じる。難しいことはわからないが水がまろやかで、肌に優しい気がして心地いい。

■贅沢すぎる!魚が泳ぐ水風呂
魚が泳ぐ中に入れるなんて贅沢すぎる

人に慣れているのかじっとしていると魚のほうから寄って来る

落ち着いて水の中を見ると、足元まで見える透明度に驚くだけでなく、なんと魚が泳いでいる。人が入っても怖がって逃げることなく、逆に体の周りに寄って来る。魚と一緒に入れる水風呂なんて初めて!しっかりサウナで温まっているので、このクリアな空間にしばらく入っていられる。周囲を見渡すと本当に鍾乳洞内にいるのだと改めて認識し、不思議な気持ちになる。ただただ、すごい。ボキャブラリーが乏しいこともあるが、本当にすごい以外の言葉が出てこない。

ベッドで完全に体を横にして休憩

水風呂を堪能したら、小屋サウナの前のととのいスペースで横になって休憩。空と山の緑が広がる外気浴はアウトドアサウナの醍醐味のひとつ。特に、一般的に女湯側の露天エリアや外気浴スペースは目隠しを設置しているので、なかなか景色を堪能できる施設が少ないが、こちらは水着着用ということもあり、目でも自然を満喫できる。体中の力が抜けるほど1セット目からとろけた。

2セット目は体を横にして足を上げて入った

2セット目はサウナ室の2段目に背中をつけ、足を3段目に上げて寝サウナを体験。サウナではどうしても下段の温度が低くなるので、椅子に座るような姿勢だと足元が温まりにくい。ここは貸切利用ということもあり、姿勢も自由。2セット目は足を温める。普通の施設ではまずできない姿勢でサウナに入るのも、新しい体験。最初は、本当にいいの?という、ちょっとした罪悪感のようなものを感じたが、心地よさがそれを上回る。足先も少しずつ温まってくる。もちろん、入り方は自由なので、普通の姿勢がいいという人はそれでもOK。ただ、こんな体勢で入れることはほぼないと思うので、ぜひ体験してほしい。

■サップに乗って洞内を探検
サップに乗って鍾乳洞を探検しながら休憩

しっかり温まったら、再び鍾乳洞水風呂へ。2度目でも慣れない。やっぱり、すごい。むしろ、2度目はちょっと冷静になっている分、すごさをより感じる。魚と戯れたあと、案内されたのはサップ。サーフボードよりも大きなボードの上に横になり、懐中電灯を手に洞窟内を案内してくれる。これもスタッフが付き添ってくれるからこそのアクティビティ。

サップの上にうつ伏せになり、懐中電灯を照らしながら洞内を見学

水面の高さで見る洞内はまた違った雰囲気。水面にライトを照らすとさらに神秘的な空間が広がる。鍾乳石の形や魚が泳ぐ様子をサップに横たわりながら眺めていく。水風呂のあとということもあり、外気浴代わりにサップで洞内探検をしている感じだ。見るものすべてに驚いたり、感動したりでリラックスと興奮が混在している。本当に言葉にならない体験。

高い透明度の水面を自分で照らしながら引っ張って行ってもらう

サップに乗るのは1人だけなので、複数でサウナ体験をする場合は順番。2名なら順番に行うが、3、4名の場合はもう1セット後に残りの人たちが体験するようになる。同時に体験できないので、時間差で感動を分かち合う。水風呂を超えた水風呂で究極の時間を過ごす。

■最後のととのいタイムでディープリラックス
貸切なので、好きな場所に移動して温度の違いを体感

最後のサウナは自由な姿勢で。横になってもいいし、あぐらや脚を伸ばした状態でも。思い思いに過ごし、しっかりと温まる。ロウリュやうちわアウフグースも再度堪能し、これでもかというほど汗をかく。

サウナのあとは鍾乳洞へ。この導線にも慣れたところだが、これが最後の鍾乳洞水風呂。名残惜しさもありながら、体全体、肌全体で水風呂を味わう。鍾乳洞の中は常に水が流れているので汗を流さず入れる。アウトドアサウナでは水風呂が川や海や湖だったりするので、水風呂前に汗を流す必要がないが、これも地味ながら特別感がある。

ポンチョを着るタイミングも教えてくれる

最後の水風呂から出たら、レンタルしたポンチョを着て、内気浴部屋に移動。最後の仕上げは内気浴というのがおすすめコースで、部屋の中に置かれた簡易ベッドに横になる。ふわふわの毛布で体を包まれ、しばし休憩。部屋の灯りを落とし、約15分横になって過ごす。サウナと水風呂の程よい疲労感、鍾乳洞に興奮したこともあって、いつの間にか眠ってしまった。

更衣室はあるがアメニティは持参しよう

これで鍾乳洞サウナ体験は終了。あとはシャワーを浴びて、着替えて日常に戻る。とにかくすべてが特別で、非日常で、すごすぎた。鍾乳洞の水風呂ばかりがクローズアップされがちだが、トータルでかなり上質なサウナ体験ができるということを、声を大にして言いたい。本当にここでしかできない体験が詰まった稲積水中鍾乳洞のサウナ。水風呂が苦手という人もここなら入ってみたいと思えるはず。いや、ぜひとも入ってほしいし、入らないときっと後悔する。

サウナ以外も見どころがいろいろ

サウナの入り方から鍾乳洞水風呂の楽しみ方、水分補給や休憩にいたるまで、すべてスタッフがアテンドしてくれるのも初心者には心強い。季節によって楽しめるポイントが変わるのもアウトドアサウナの魅力。こちらは貸切なので、ぜひ気の合う相手と一緒に大自然を肌で感じる究極のアウトドアサウナを体験しよう。





取材・文=岡部礼子

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