【写真】漫才披露の前、緊張でガチガチの豪太(風間俊介)とチカ(MEGUMI)
風間俊介とMEGUMIがW主演する真夜中ドラマ「それでも俺は、妻としたい」(毎週土曜夜0:55-1:25ほか、テレビ大阪・BSテレ東/Leminoにて先行配信、TVerにて配信)の第11話が3月22日に放送。豪太(風間)とチカ(MEGUMI)が夫婦漫才に挑戦する様子が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
■笑って泣ける…夫婦の痛快エンターテインメントドラマ
同ドラマは、連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK総合ほか)の脚本などを手がけた足立紳の同名小説が原作。売れない脚本家の夫と、そんなダメ夫を罵倒する妻の夫婦“性”活を描くエンターテインメントドラマで、脚本・監督を足立自らが務める。
収入なしのダメ夫・柳田豪太を風間、ヒモ同然の夫と息子との生活を支えながら、夫からの誘いは拒絶する恐妻・柳田チカをMEGUMIが演じる。
■漫才のステージで放心状態になる豪太
“結果”を出すため、近所のライブハウスで行われるお笑いライブで、夫婦漫才に挑戦することを決めた豪太とチカ。
ついに当日を迎え、本番に出場するためのオーディションに挑む。ところが、漫才をやろうと言い出した張本人の豪太は、緊張してステージで放心状態になり、ネタが飛んでしまう。チカはそんな豪太をカバーするべく必死に続けたが、合格にはならなかった。
豪太は、“結果”を出すことができなかった。
■「すっげぇだせえじゃん、私」チカの思いがあふれ出す
帰り道、涙がこぼれるチカ。歩みを止めると、「なんなの私…」とつぶやいた。
「別にやりたいこととか、大した目標とかないけど、なんなのよ、これ。なんで?あんたの分まで働いて。なのになんなのよ、これ。なんかの罰ゲーム?私の人生、罰ゲームなの?」。さらに悲しみが沸き上がるチカは、「でも、私がちゃんと生きてこなかったから、こうなっちゃったんだよね」と嘆く。
「そんなことは、ないと思うよ」と声を震わせながら、とりなそうとする豪太。しかし、チカは「お前、ちゃんとしろよ!結果出すって言ったじゃん」と豪太に怒りを向けつつ、「私、悔しいよ。すげぇ悔しいよ。だって、私、あんたのこと最高だと思ってたからさ」と思いを明かす。
続けて、「なんでもかんでもお前のせいにしてる私がだせぇよ。つうか、全部私が悪いよ。自分の人生、生きていない私が全部悪いよ!でも、あんたもさ、ちゃんとやれよ!やってよ!やってよって言わせるなよ、言いたくねえよ。なんかすっげぇだせえじゃん、私」と言って泣き崩れた。
豪太への思い、自分自身のふがいなさ…、チカの揺れ動く心があふれ出た場面だった。長回しでの撮影の中、全身で表現するMEGUMIの演技が見応えあった。
物語は、クライマックスに向けて動いた。この日のチカを見て、豪太が思い出したのは、15年前に自分のことでチカが「悔しい」と泣いてくれたこと。その夜、豪太は机に向かい、久しぶりに脚本を書き始めるという展開になった。その真剣なまなざしが、“結果”につながってほしいと願うばかりだ。
次回、3月29日(土)の放送が最終回となる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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