Netflixの恋愛リアリティショー「OFFLINE LOVE(オフライン ラブ)」全10話が、2月18日から世界独占配信されています。
男女10人が「運命の人」を探すのですが、この旅には「デジタルデバイスを手放す」というルールがあります。舞台はフランス南西部のニース、地中海に面した美しい街ということもあり、加速度的に盛り上がる切ない気持ち。メンバーは20~30歳ですが、アラフォーが観ても楽しめますよ。
MCを務めるのはオフライン世代を代表する小泉今日子と、2023・24年にM-1グランプリに輝いた令和ロマン。運命の人は見つかるのか、恋の行方を見守ります。
不自由だからこそ思いが深まる
期待に胸を膨らませてニースに到着した男女10人。いよいよ10日間の旅のスタートです。
待ち合わせをしているわけではないのでバラバラにスタートするのですが、全員、最初に「メゾンマルゴー」というレターラウンジでスマホを手放します。メゾンマルゴーにはそれぞれのレターボックスが設置されているので、誰かに会いたいとかデートしたいと思ったら、そこに手紙を入れるか、直接会って伝えます。
LINEでサラッと「カフェに行こう」とか「ランチしよう」と伝えるのとは違って、手紙だとどうしても重たくなってしまいがち。最初はちょっと戸惑いもあるのですが、次第に手紙だからこそ増していく切なさやときめき、簡単に会えないからグッと気持ちが動くという魅力に運命を感じ翻弄されていきます。
スマホを預けたら、ニースの街中を散策しながら他の参加者を探すのですが、ニースの街は東京ディズニーランドの141倍の広さ。中心部だけでも相当広いので、そう簡単には会えません。海岸近くにある「#I Love NICE」というフレンチカラーのモニュメントやマセナ広場など、誰もが立ち寄りそうな場所に行ってみるのですが、ほんの数メートル先にいるのに全く気がつかないことも。ミミちゃんとショウくんは、海岸を歩いていたら偶然出会うことができ、そのまま二人でカフェへ。お互いサーフィンをやることが分かって盛り上がります。どことなくお似合いの二人。運命の人となるのでしょうか。
注目のイケメン、スイーツ大好きなユウダイくん
『オフライン ラブ』の参加者は男女ともにハイスペック。それぞれ魅力があるのですが、今回注目したいのは24歳(撮影時、以下同)のユウダイくんです。シュガーフェイスで身長185cm、さらっとワイドパンツを着こなします。大学卒業後、モデルや俳優をしているそうです。
ユウダイくんはスイーツが大好き。フランス発祥のお菓子、クレームブリュレを食べてみたいと目を輝かせます。初日から一人でアイスクリーム屋さんに行って楽しんだり、2日目も白い小石のようなスイーツを買ってはしゃいだり、恋はそっちのけ。でも、女の子と一緒にスイーツの食べ歩きをしたいと言っていて、スイーツ女子にしたらかなり高得点です。
良くも悪くもユウダイくんは優しい性格。「好き」というわけではない女の子のデートでも、ちゃんと素敵なコースを考えて来てくれます。寒いからとコートを貸してくれるシーンもあるのですが、そんなことをされたらキュンとなってしまいますよね。ただ、その優しさに期待してしまう女の子は切ないかもしれません。
小泉今日子も感心した、ミミちゃんの恋愛しぐさ
参加者のひとり。ミミちゃんは20歳の最年少。しかしあなどってはいけません。ミミちゃんは、男性を落とす方法を徹底研究している強者でもあります。意識しているわけではないのに、自然と相手を気遣う言葉を発することができるミミちゃん。小泉今日子さんも「女の子として、すごく行き届いた言葉を発しますなあ」と感心していました。
今まで誰とも付き合ったことがない、二人でデートしたこともないというトウコちゃんは、意中の人を見つけたもののどうアプローチしていいのか分かりません。そこでミミちゃんの部屋を訪れて相談します。「手を繋ぐにはどうしたらいいの?」というトウコちゃんに、「人がいっぱいいるから迷子にならないように手を繋ごう!」とか「パラシュートの時、怖いから手繋ごう」「手の繋ぎ方はこっちがいいの? ミミはこっち派~!」「余裕だよ」と指南します。
男性が構えてしまわないように、さりげなく手を繋ぐように持っていくところがミミちゃん流。他にも、「その気があるの?」と思わせぶりなことを大胆に口にするシーンが何度もあるのですが、重たくならないところも真似したいポイントです。
アルくんとカフェに行った時も、一口かじったエクレアを「食べる?」とアルくんに向けるものだから、アルくんは嬉しいやら恥ずかしいやら。これをさりげなくできるのは、かなり上級者レベルです。
でも、何よりミミちゃんの魅力は、天真爛漫な性格。嬉しい時は嬉しいと素直に表現するし、男女ともに優しく接します。
OFFLINE LOVEのテーマソングは、Gracie Abramsの「us」。もしかしたらこれが恋の始まりかも! というドキドキ感、切ない気持ち、喜び、寂しさ、不安、恋にまつわる全ての感情を、言葉を超えて表現してくれます。
10人は運命の人を見つけることができるのでしょうか。でも、運命は偶然に任せるのではなく、自分で切り拓くものなのかもしれません。ニースを舞台に、甘く心がキュンと締め付けられる『オフライン ラブ』の世界に浸ってみてください。
<文/渡辺陽写真/(C)Netflix>
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