「和風生ドーナツ」の専門店「ゆいDONUT」が新宿伊勢丹「今め菓子」への催事出店を経て、2025年3月8日に永福町店をグランドオープン。和風の生ドーナツとは?こだわりのポイントとは?担当者に話を聞いてみた。
【写真】すべての素材にこだわった生ドーナツ、いちご抹茶あんこマスカルポーネ
――「ゆいDONUT」について、企画意図や狙い、目的、ターゲットなどを教えてください。
わらびもち専門店から和風生ドーナツへの業態変更など、時代に合った新しい和菓子の創造から生まれました。海外のお客様にも目に留めてもらえるようにゆいDONUTの「ゆい」は和と洋、人と人を結ぶの「結」をあえて平仮名で「ゆい」と表現しています。
ターゲット層は4つ意識しました。
1. 健康志向・エシカル消費を重視する層(30代~50代女性)
マーケティングアプローチとしては、「無農薬小麦」「低温発酵」「余計なものを加えないシンプルな生地」といったポイントを強調すること。
2. トレンドに敏感なスイーツ好き(20代~30代女性・カップル)
3. 高級スイーツやこだわりの食品を好む富裕層(40代~60代男女)
マーケティングアプローチとしては、「ナポリピッツァ職人が生み出した発酵スイーツ」としてストーリー性を訴求することと、百貨店やホテル、ラグジュアリー系のカフェ・レストランとの提携となります。
4. ファミリー層(30代~40代の親子連れ)
――「ゆいDONUT」のイチオシのポイントを教えてください。
シンプルな素材と職人の技で作り上げる「生地そのもののおいしさ」です。
――「ゆいDONUT」というアイデアはどのようにして生まれましたか?また、その実現に向けて苦労した点などあればそれをどうクリアしたか、あわせて教えてください。
ナポリピッツァを初めて食べたときの感動(生地のおいしさ)を超えるサイドメニューの考案から生まれました。シンプルな生地の追求。小麦粉のブレンドと発酵の見極め。ドーナツブームが去ったあとにも生き残る本物の生地作りと価値観の共有できる人材の育成に苦労しました。
――催事出店やプレオープンに対する反響を教えてください。
生地がおいしく、もたれなくて何個でも食べられるとリピーターの方が多くいらっしゃいました。
――読者へのメッセージをお願いします。
お店の目の前がナポリピッツァの老舗ピッコラダーヴォラさんというご縁もあり、イタリア、ピッツァ好きの方々に広く知っていただきたいです。生ドーナツは日本で認知されている呼び方で、ボンボローニ(イタリアのお菓子)や、韓国から生まれたマラサダはポルトガル、ハワイで流行しており、ドーナツブームで日本中に生ドーナツ屋さんが乱立しておりますが、流行で終わらないイタリアと日本を融合させたドーナツで差別化したいと思っています。
【店舗情報】
ゆいDONUT 永福町店
住所:東京都杉並区永福4丁目1−10
イタリアと日本を組み合わせた今までにない和風生ドーナツはここでしか食べることができない。ぜひ訪れて、こだわり抜かれた生地と餡のマリアージュを堪能してほしい。
文=岸遥南
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