トム・ハンクス最新作『HERE 時を越えて』ロバート・ゼメキス監督ら製作陣のコメント&特別映像公開

『HERE 時を越えて』

トム・ハンクス最新作『HERE 時を越えて』ロバート・ゼメキス監督ら製作陣のコメント&特別映像公開

3月18日(火) 3:30

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4月4日(金) に公開される映画『HERE 時を越えて』より、ロバート・ゼメキス監督ら製作陣のコメントと特別映像が公開された。

本作は、トム・ハンクスとロビン・ライト、そしてロバート・ゼメキス監督など、アカデミー賞を席巻した『フォレスト・ガンプ/一期一会』のスタッフ・キャストが再集結した作品。

リチャード・マグワイアによるグラフィックノベルを原作とする本作は、地球上のある地点に暮らす幾世代もの人々の物語を定点カメラで映し出す。先史時代から現代まで、1カ所で展開するあらゆる愛と喪失の遍歴を描いた作品だ。原作はマグワイアが2014年に手掛けたもので、世界20カ国以上で翻訳された300ページにもおよぶ大書。日本でも『HERE ヒア』として国書刊行会から出版され、作家の円城塔や経済学者の成田悠輔らが書評で取り上げるなど、知る人ぞ知る前衛的なアート作品として評価されている。

『HERE ヒア』原作書影

マグワイアは、映画化の話がきたときのことを次のように回想している。「すごくびっくりしました。この本は以前にもノルウェーの小劇場で舞台化されたり、小さな学生映画になったりしたことがあるんですが、あのロバート・ゼメキス監督が僕に会いたがっていると連絡が来た時は信じられませんでした。彼はやる気まんまんで僕の本とまったく同じ映画を作りたいと言いましたが、僕には不可能に思えました。資金を調達しなければならないと言っていたので、こんな実験的な本のハリウッド映画化に関心を寄せる人なんて誰もいないだろうと思ったんです。でも、奇跡的にそれが起こったんです!」。

ゼメキス監督は原作について、「リチャード・マグワイアの本は素晴らしい。同じ風景の中にコマを描くことで、それをグラフィカルに表現しているんだ。映画化するにあたり、我々はそのままのビジュアルを用いることで、それぞれの物語が対話しているかのような、時間を超えて響き合う感覚を表現した」と語っている。

ロバート・ゼメキス監督

ゼメキス監督と『フォレスト・ガンプ』でタッグを組んだオスカー受賞経験のある脚本家エリック・ロスもまた、原作の前衛的なコンセプトに共鳴したひとり。ロスは本作のテーマについて、「誰もが永遠に“ここ”にいることはないと分かっている。でもここにいる間、大切な瞬間とは何だろうとふと思ったんだ。原作からどこを取り入れるか選ぶ時、人生の中の出来事は一瞬ではあるが、振り返ってみればそれがすべてだということを考えた」と振り返っている。

ゼメキス監督が懸念していたのは、10代から70代まで様々な年齢の登場人物をどう描くか。違和感なく、説得力のある“老化”を表現するために、製作陣はVFXスタジオのMetaphysicと協力し、トム・ハンクスやロビン・ライトの何千枚ものアーカイブ画像を使用し、俳優のデジタルメイクを作成した。プロデューサーのデレク・ホーグは語る。「これまでボブ(ゼメキス監督)は常にテクノロジーの最先端を突っ走ってきたが、今回はある人物が特定の年齢でどんな姿をしていたかを学習する技術を使用した。この人をこの年齢に見えるようにしてくださいと指示すると、実際にどのように見えるかを推測するものだ。従来の顔の置き換えよりも柔軟で使い勝手がいいし、ボブは特殊メイクが俳優の自然な動きを邪魔するのをいつも嫌っていたからね」。

さらに、撮影現場にはデュアルモニターが設置され、キャストとスタッフは、それぞれの俳優がデジタルメイクを施した時と施さない時の姿をリアルタイムで見ることができた。VFXスーパーバイザーのケヴィン・ベイリーはこのアイデアについて次のように語っている。「ひとつのモニターには、生の映像が映し出される。もうひとつのモニターには、俳優の若い頃の顔が表示され、まるで実写カメラで撮影しているかのような映像がリアルタイムで映し出される。デジタルメイクがどれだけうまくいっても、そのメイクが施された演技が十分に説得力のあるものでなければ意味がない。俳優がリアルタイムのフィードバックを得ることは、映画を成功させる上で非常に重要だったんだ」。

常に映画に新たな技術を導入し続けてきたゼメキス監督だが、今回新たに挑んだのは本作のために開発されたカメラレンズ。本作のドラマはすべてひとつの場所で展開するため、ゼメキス監督は登場人物の人生を広い視野で捉えようと、ひとつのカメラアングルだけを使うというユニークな撮影スタイルを採用した。撮影監督のドン・バージェスは言う。「実は、我々は天才のダン・ササキの指導のもと、パナビジョン社で新しいレンズを開発した。特別な見え方を模索して、被写界深度を探究した。ボブが役者に動きを指示しシーンを構成して、最小限のピントから無限遠までストーリーを語れるように、カメラの完璧なアングルと高さを探したんだ」。

また、製作陣はLED技術を使用することで、セットをより豪華で臨場感のあるものにした。ベイリーは言う。「バーチャルプロダクションと呼ばれる、視覚効果のプロセスを実際にセットに持ちこむやり方を採用している。本作では、部屋の窓の外に見えるものすべてが、大きなコンピュータースクリーンに映し出された映像で、高性能のゲームエンジンが外の風景を作りだしている。つまり、視覚効果はもはやポストプロダクションだけのものではなく、実際に撮影中にも行われているんだ」。

セットについて、ゼメキス監督も「『太陽の位置をもう少し低くしてほしい』と言えば、ダイヤルを合わせるだけで窓の外の影が長くなる。ポストプロダクションに何週間もかけて完成を待つ必要もないんだ」と、その利便性を語っている。

併せて、長年ハリウッドを牽引してきたゼメキス監督とロスのふたりが『HERE 時を越えて』の物語について語る特別映像も到着。ゼメキス監督がハンクスに演技指導する様子や、ロスが「(主人公の)リチャードは想像力が豊かだ。この話の作者とある意味で重なる」と語る様子などが収められた貴重な映像となっている。

ロバート・ゼメキス監督と脚本家エリック・ロスが語る『HERE 時を越えて』

<作品情報>
『HERE 時を越えて』

4月4日(金) 公開

公式サイト:
https://here-movie.jp/

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