新国立劇場の招聘でブルノ国立劇場ドラマ・カンパニーがチャペックの名作『母』を上演チケット発売中

シリーズ「光景―ここから先へと―」Vol.1 海外招聘公演『母』ビジュアル

新国立劇場の招聘でブルノ国立劇場ドラマ・カンパニーがチャペックの名作『母』を上演チケット発売中

3月17日(月) 6:00

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新国立劇場2024/2025シーズン 演劇 海外招聘公演『母』が、5月28日(水) より東京・新国立劇場 小劇場にて上演される。

プラハに次ぐチェコ第2の都市、ブルノにあるブルノ国立劇場は、新国立劇場と同じ、オペラ、バレエ、演劇の3部門を擁したチェコ共和国最大の劇場のひとつだ。ヤナーチェク劇場、マヘン劇場、レドゥタ劇場というブルノ市内に点在する3つの劇場を運営し、毎シーズン約20の新作を上演し、幅広いレパートリーで毎年70以上の異なる演目を上演する。

この度、劇場付きのスタッフ・キャストが所属する「ブルノ国立劇場ドラマ・カンパニー」を招聘し、2022年4月以来、レパートリー作品として定期的に上演されているカレル・チャペックの名作『母』を、新国立劇場で上演する。

『母』舞台写真提供:ブルノ国立劇場

チェコの国民的作家であり、劇作家、ジャーナリスト、評論家、小説家、童話作家としても活躍したカレル・チャペックによって書かれたこの戯曲は、1938年に初演された約90年前の作品。ブルノ国立劇場 演劇芸術監督ミラン・ショテクによる、現代劇の上演と共にチェコ演劇の古典作品に現代的なアプローチを続けるという方針のもと、本作は2022年4月レドゥタ劇場にてシュチェパーン・パーツルの演出で上演された。その後もレパートリー作品として定期的に上演され、また国内にとどまらず、イスラエル国立劇場ハビマでも上演、高い評価を得た。

1936年~1939年に起こったスペイン内戦を受けて執筆された、戦争により夫と息子たちを次々と失くしていく母親の物語は、約90年の時を経ても色あせず、パーツルの見事な演出と、ブルノ国立劇場ドラマ・カンパニーのリアリティが溢れる演技で、皮肉にも、まるで現在の世界情勢を今すくいとったかのような作品となっている。

チケットは、現在発売中だ。

『母』舞台写真提供:ブルノ国立劇場

【あらすじ】
夫をアフリカでの戦いで失ったドロレスには5人の息子がいた。長男は医師として、次男はパイロットとして、それぞれの使命を果たして死んだ。双子の三男と四男は内戦に巻き込まれ、戦いの中でふたりとも殺される。亡くなった者たちは霊となってドロレスに話しかける。戦火が激しくなり、戦争への参加が呼びかけられる中、唯一生き残っている末息子のトニは軍への入隊を志願し、死んだ父と兄弟たちはトニの決断を応援する。トニまで失う事はできないと必死に抵抗するドロレスだが……。

『母』トレイラー

<公演情報>
シリーズ「光景―ここから先へと―」Vol.1 海外招聘公演 『母』
〈チェコ語上演/日本語及び英語字幕付〉

作:カレル・チャペック
演出:シュチェパーン・パーツル
ドラマトゥルグ:ミラン・ショテク

【出演】
ブルノ国立劇場ドラマ・カンパニー
テレザ・グロスマノヴァー、トマーシュ・シュライ、ロマン・ブルマイエル、マルチン・ヴェセリー、ヴォイチェフ・ブラフタ、ヴィクトル・クズニーク、パヴェル・チェニェク・ヴァツリーク

2025年5月28日(水)~6月1日(日)

※開場は開演の30分前

会場:東京・新国立劇場 小劇場

【料金(税込)】
A席:7,700円
B席:3,300円
Z席(当日):1,650円

公式サイト:
https://www.nntt.jac.go.jp/play/mother/

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