【漫画】入浴剤を使ってお風呂を“倒す”…読者から「めっちゃ気持ちがわかります!!!」など共感の声続々

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『生きるのがしんどいので「メンタルにいいこと」やってみた！』(世界文化社刊)に収録されている『キラキラ入浴剤でお風呂を宇宙にしてみた』をピックアップ。作者のなおにゃんさんが、2025年1月26日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、3000件を超える「いいね」や反響が多数寄せられた。本記事では、なおにゃんさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

■何もしたくない時の敵“風呂”



「何もしたくない…」「すべてが面倒くさい…」というように、メンタルがズーンと落ちているときに何よりダルいのがお風呂に入ることだと語るなおにゃんさん。

なおにゃんさんは、“わざわざ濡れて、その後わざわざ乾かす”という不合理さに、「なぜヒトは好きこのんでわざわざ濡れたがるのか…!?」と思っていた。

メンタル界隈では「風呂キャンセル界隈」「風呂倒す」という言葉もあるほど、お風呂に入るという行動はメンタルが落ちている時の宿敵。

お風呂に入ることを“苦行”に感じていたなおにゃんさんは、友人に打ち明けてみた。すると、「この入浴剤おすすめ〜お風呂がたのしくなるよ〜」と入浴剤をもらった。

家に帰ったなおにゃんさん。カラフルな野球ボールのような入浴剤を入れて入浴してみると…。

この漫画を最後まで読んだ人たちからは、「お風呂って遠いんだよなぁ」「めっちゃ気持ちがわかります!!!」「私だけじゃなかった！」「私もお風呂倒すときは、必ず入浴剤入れます」など反響の声が多数寄せられている。

■お風呂を少しでも楽しむきっかけになれば…という思い



――『キラキラ入浴剤でお風呂を宇宙にしてみた』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

メンタルの不調が続いた時、お風呂に入ることがしんどいと思う時がありました。そういうときに友人からもらったバスボムをきっかけに入浴剤にハマりまして……。色も香りも癒されて、お風呂に入ること自体に楽しさを感じられたので、同じようにお風呂に対してつらい思いを抱えている人に少しでも楽しむきっかけになればいいなと思い描きました。

――「お風呂ってある意味旅行なんだな…」というセリフが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい！」というポイントがあればお教えください。

4ページ目の、お風呂を宇宙に見立てたシーンは個人的に頑張って描きました(笑)。特にこのバスボムは、キラキラとしたラメが特徴であり、自分も感動した要素でもあったので、このキラキラした感じをどうやって絵で表現しようかいろいろ試行錯誤して描きました。キラキラ感が伝わっていると嬉しいです。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

セリフでいうと、最後の「お風呂ってある意味旅行なんだな」ですかね。メンタルが落ちてなかなか外出もできない時に、家の中なのにお風呂という空間に移動するだけでまるで外に出かけたような気分になれたので、改めて入浴剤って素晴らしいなと思ったので。

――なおにゃんさんの作品は、ゆるやかなタッチと、優しい色づかいで描かれているように感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか？

なるべくラフなタッチで描くことを意識しています。きっちりしっかり描くとちょっと線が固くなってしまうので、あえて一発描きをして、ゆるさを出すように心がけています。

――最近やってよかったと思った“メンタルにいいこと”は何かありますか？

最近でいうと、観葉植物を近所のスーパーで買ってきて部屋に飾るようになりました。300円ほどで安いし、部屋に生き物が増えた感じで活力をもらえる気がします。あと、毎日水をあげて少しずつ育っていく植物を見ていると、特に何もしなかった日でも、自分も成長しているような気になって、ちょとだけ励まされる気持ちになったりします。

――今後の展望や目標をお教えください。

継続が苦手で、浮き沈みがある性格なので、毎日淡々とイラストを描き続けたいです。続けること自体がすごく難しく、素晴らしいことだと思うので。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします！

いつも見ていただき、ありがとうございます！これからもふらりと見ていただけたら嬉しいです。



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