【写真】冴島(常盤貴子)の部屋で正座する戸倉(高橋恭平)
松坂桃李主演の日曜劇場「御上先生」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第8話が3月9日に放送された。神崎(奥平大兼)のもとに送られた手紙にある弓弦(堀田真由)の半生があまりに悲惨でショックを受けて辛くなってしまった。(以下、作品のネタバレを含みます)
■日本教育にはびこる腐った権力に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”
本作は、とある高校を舞台に権力争いや国の思惑、大人社会の要素を入れ込んだ学園ドラマ。官僚派遣制度によって私立高校への出向が命じられた東大卒のエリート文科省官僚・御上孝(松坂)が、令和の時代を生きる18歳の高校生たちを導きながら、権力に立ち向かっていく姿を描く。
学園ドラマではありながらも、子供が生きる「学校」と大人がもがく「省庁」という、一見別次元にある2つの現場を中心に物語が展開。制度を作る側の官僚では変えられない現状に対し、御上は学校から声を上げ、制度の内部から日本の教育をぶっ壊そうとする。
未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実に、一人の“官僚教師”と令和の高校生たちが共に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”。教育のあるべき真の姿を描いた、これまでとは一線を画した新たな学園ドラマとなっている。
■脇を固める豪華俳優陣と総勢29人の生徒役キャスト
主人公である官僚教師・御上孝を松坂が演じるほか、御上が担任を務める隣徳学院3年2組の副担任・是枝文香役を吉岡里帆、御上の同期である文科省官僚・槙野恭介役を岡田将生、御上の上司である文科省総合教育政策局局長・塚田幸村役を及川光博、ある出来事がきっかけに隣徳学院を去った元教師・冴島悠子役を常盤貴子、隣徳学院理事長・古代真秀役を北村一輝が務める。また、堀田は、国家公務員採用総合職試験の会場で殺人事件を起こした犯人・真山弓弦を演じる。
さらに、本作の真の主役とも言える隣徳学院3年2組の生徒役には、オーディションで選ばれた若手俳優29人が出演。報道部の部長でクラスのカリスマ的存在・神崎拓斗役の奥平大兼のほか、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、豊田裕大、上坂樹里、高石あかり、八村倫太郎、山下幸輝、夏生大湖、影山優佳、永瀬莉子といったキャストが物語を盛り上げていく。
■文科省官僚の御上孝は県内トップの進学校・私立隣徳学院へ教師として赴任する
文科省官僚の御上孝(松坂桃李)は、新たに設けられた官僚派遣制度により、東大進学率県内トップの進学校・私立隣徳学院へ教師として赴任。彼が担任を受け持つことになった隣徳学院3年2組の生徒たちは、突然現れた“官僚教師”御上の言動にさまざまな反応を見せる。
そして、御上による授業が始まる。その場にいる29人の生徒はそれぞれの思いをもって向き合っていくが、御上が投げかけたある「問い」が波紋となり、生徒たちをつき動かしていく。
■神崎のもとへ弓弦からの手紙が届く
御上に対して、文科省への帰還命令が下る。その理由について、学校側は御上の着任以降3年2組の成績が落ちてきたことを保護者たちが問題視していると指摘。納得の行かない3年2組の生徒たちは、御上を救う方法を考えようと一致団結する。
そんな中、神崎のもとへ弓弦からの手紙が届く。神崎は部屋でひとり弓弦の手紙を読み始める。
手紙は「面会の限られた時間で冷静に話す自信がないので、ここまでの自分の人生を文章にしました」と始まり、「正直思い出すのが苦し過ぎて、延々うそを書き続けているのではないかと思います。でも、それでもこれが私の思い出せるすべてで、私にとっての真実です。私の最初の記憶は父に殴られている母です」と続けられ、弓弦の半生が綴られる。
幼い弓弦の眼の前で冴島(常盤貴子)が夫に殴られる様子や、高校時代に弓弦の教材に「お前が嫌われるには理由がある」と書かれてショックを受ける姿などが映し出されるのだった。
弓弦の半生は悲惨なもので、見ているだけでもショックを受けて辛くなってしまった。
◆構成・文=入江奈々
※高石あかりの「高」は「はしごだか」が正式表記
[PAGE]【動画】日曜劇場「御上先生」第8話予告映像[/PAGE][/EXCLUDE]
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