「カルピス」の誕生を学べるミュージアムツアーを体験してみた!童心に返って工場見学も満喫!?

「『カルピス』みらいのミュージアム」内観

「カルピス」の誕生を学べるミュージアムツアーを体験してみた!童心に返って工場見学も満喫!?

3月14日(金) 2:00

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小学生時代の社会科見学で、地元の工場に見学に行った経験のある人も多いだろう。馴染みのある商品が、次々に作られ、運搬されていく様子は、知的好奇心がいっぱいの子どもたちにとっては、ワクワクの宝庫だったに違いない。そんな工場見学は、大学生や大人になっても子ども心をくすぐられ、楽しめるイベントのひとつだ。
【写真】お土産にぴったり!見学者限定で購入できる「カルピス」オリジナルTシャツを見る

今回は、誕生から100年以上経つ「カルピス」を製造する、アサヒ飲料の群馬工場で工場見学!「『カルピス』みらいのミュージアム」の一般向けツアーを体験したので、その様子をレポートしていく。
「『カルピス』みらいのミュージアム」内観


■「『カルピス』みらいのミュージアム」とは?

「カルピス」などを生産しているアサヒ飲料群馬工場は、新鮮な生乳の調達に恵まれた館林に位置している。そんな館林の工場に隣接して2019年にオープンしたのが、「『カルピス』みらいのミュージアム」で、「カルピス」の歴史や想いがわかる展示物をはじめ、製造工程までも見学することができる施設だ。
「カルピス」が作られている工場は巨大!左に見える小さな建物が「カルピス」みらいのミュージアムだ

「カルピス」みらいのミュージアムに到着!


ロビーに入ると、等身大どころか、身長の約2倍サイズの巨大「カルピス」モニュメントがお出迎え。さっそくテンションが上がってしまう。
館内ロビーの「カルピス」モニュメントで記念撮影!身長の倍近くのサイズでインパクト大!


さて、この「『カルピス』みらいのミュージアム」は、通常10時、13時、15時からの1日3回のツアーで見学することができる。ツアーにはカルピスを熟知したガイドさんの案内も付いており、ミュージアムの各所での解説や、工場見学の注目点などその場その場で教えてくれるのだ。小学校以来の工場見学という人でも、前知識なしで安心して楽しむことができるのも魅力のひとつだろう。
見学ツアーはガイドさんの案内付き


■「カルピス」は「初恋の味」っていつの時代から?

「『カルピス』みらいのミュージアム」ツアー、最初のコーナーでは、「カルピス」生みの親・三島海雲についての映像作品が流れる。内モンゴルでの「酸乳」との出合いなど、「カルピス」誕生に隠された秘話が、「カルピス」みたいに甘くて酸っぱいアニメーション作品で紹介される!?内容は、ぜひその目で確かめてみよう。
「カルピス」の生みの親・三島海雲について、ちょっと甘酸っぱいアニメで学ぼう


その後、展示品についてガイドさんの案内が始まる。水玉模様でない販売当初の「カルピス」の瓶や、ひな祭りの期間限定の特別なコラボレーションパッケージなど、100年以上の歴史を持つ「カルピス」の時代ごとの展示を順に追っていこう。
ガイドさんと一緒にカルピスの歴史を追っていこう


さて、「初恋の味」という「カルピス」のキャッチコピーを耳にしたことがある人も多いだろう。なんとその登場は1922年。「カルピス」生みの親・三島海雲の文学寮時代の後輩が考案したこのキャッチコピーが記された当時のブリキ看板も残っており、ガイドさんの紹介でも誕生の背景と合わせて紹介されていた。このように、「カルピス」の長い歴史に潜んだ秘話を知ることができるのも、ガイドツアーの魅力だろう。
「カルピス」の昔の広告にも注目!


壁一面を使ったプロジェクションマッピングでは、「カルピス」を作るための工程がわかりやすく展示されている。ここで、工程を頭に入れておくと、工場見学パートがより一層楽しくなるかも?
1工程ずつわかりやすく学べるプロジェクションマッピング


■「カルピス」の匂いがする不思議な部屋も!?

「『カルピス』みらいのミュージアム」の展示エリアで一番びっくりするのが「発酵のへや」。乳酸菌や酵母による2回の発酵で、タンク中で生乳が「カルピス」に変化していく様子を学べる映像が流れるのだが、映像に合わせて発酵途中の「カルピス」の香りも部屋に広がる。
「発酵のへや」に香る「カルピス」の匂いの元を発見!


発酵のためのタンクをイメージした円型スクリーンも合わさって、まるで自分まで発酵しているかのような特別な経験になるかも?「カルピス」独特の酸っぱくて甘い、落ち着く香りがどのように生まれているのかを嗅覚で学んでみよう。
「発酵のへや」では壁一面に広がるモニターに発酵の仕組みが映し出される


■そんなものまでここで作っているの!?いよいよ工場とご対面!

ミュージアムの展示室で「カルピス」について学んだあとは、ついに念願の工場見学!小学生時代の社会科見学を思い出し、止まらないワクワクを抑えながら移動しよう。と思いきや、ミュージアムと工場の一角を結ぶ渡り廊下からは、1次発酵が終わった発酵乳を貯蔵しておく巨大なタンクが見える。ペットボトル32万本分も貯蔵できるという説明もあり、その莫大さに驚いてしまうこと間違いなしだ。

工場見学スペースは三方が透明なガラスで囲まれた空間になっており、「カルピス」がペットボトルに詰められていき、包装から梱包まで完了する様子を見ることができる。「カルピス」が流れるようにたくさん作られていく様子は壮観だ。
ガラスの向こうでは、「カルピス」のペットボトルが流れるように生産されている


さて、飲料の工場ということは飲み物だけを作って、それを詰めるペットボトルは既にできているものを運んでくると思う人も多いだろう。しかし、この群馬工場では「プリフォーム」と呼ばれるペットボトルの材料をその場で膨らませ、成型しているのだ。“ペットボトルの赤ちゃん”とも言える「プリフォーム」を実際に触ってみて、普段よく使っているペットボトルと比較してみよう!
“ペットボトルの赤ちゃん”とも言える「プリフォーム」についてもわかりやすく解説!

奥のペットボトルを作る装置で手元の「プリフォーム」がペットボトルに変身するのは驚きだ


「カルピス」が製造される様子をもっと近くで見たい!という人もいることだろう。そんな欲求を満たしてくれるのが、工場見学の最後に鑑賞できるドローンで撮影した迫力映像だ。1本の「カルピス」ができあがるまでを追跡している映像となっているのだが、実は追跡している製品の製造番号にもちょっとしたこだわりが。工場見学だけでは味わえない迫力映像と一緒に、そのこだわりを探してみてはいかが?

■ちょっぴり贅沢?自分好みの濃さで「カルピス」を試飲しよう!

工場見学といえば、商品を試すのもひとつの楽しみだろう。「『カルピス』みらいのミュージアム」でも、工場の生産ライン見学後に試飲することができる時間が設けられているのだ。試飲コーナーの一角には、さまざまな味の「カルピス」のペットボトルが展示されている。「カルピス」にこれだけの味があるのも、長い間愛されてきた証拠だ。
工場見学が終わったら試飲コーナー「カルピスラボ」へ!

味の種類の多さは、「カルピス」が長らく愛されてきた証拠だ


試飲では、コップ一杯分の「カルピス」が入った「カルピスプチ」と、割るための水が用意されている。おすすめは「カルピスプチ」を4倍の量の水で割った濃さで、配布されるコップにも目印となる線が記されている。しかし、濃さの好みは人それぞれ。水の量を調整して、幼い頃に憧れていた人もいるであろう濃いめの「カルピス」を作ることもできるのだ。自分好みの濃さを探してみてはいかが?
あなたの好きな「カルピス」の濃さはどれぐらい?

自分好みで割った「カルピス」は体に染みわたる!


試飲のコースターは工場がある群馬県館林市の伝統工芸品「館林紬」を使ったここでしか手に入らない限定品。ぜひお土産に持って帰ろう!
伝統工芸品の館林紬で作られたコースターは持ち帰ることができる!


■見学者限定のギフトコーナーにはお土産も充実!

試飲まで終わって、ツアーはおしまい?かと思いきや、最後に楽しむことができるのは、見学者のみが利用できるギフトショップでのお土産探しだ。ここには、メモ帳や手ぬぐいなどから、お菓子、Tシャツなど、さまざまな「カルピス」グッズが存在する。
ツアー後は併設のギフトショップでお土産をチェック!


種類が多くて、どれを買うか迷ってしまうという人におすすめなのが、ギフトショップ限定の「カルピスおやつセット」だ。試飲で味わった「カルピスプチ」をはじめ、「カルピスもち」や「カルピスマシュマロ」など、甘酸っぱくておいしい、「カルピス」らしいおやつがそろっていて、お土産にぴったり!おうちでも工場見学のことを味わって思い出そう!
限定のギフトセットもあって、「あれも、これも気になる」という人でも安心だ


また、青や白といった「カルピス」を想起させる色を基調に、「カルピス」をモチーフにした絵柄が描かれているTシャツも販売されている。さわやかなデザインの半袖Tシャツは暑い夏にぴったりだ。

新しい柄の登場に合わせて、販売されるTシャツの種類も移り変わっていくので、次に訪れるときには別のTシャツが登場しているかも?ぜひ忘れずにチェックしてみよう。
オリジナルTシャツは、「カルピス」のさわやかさがそのまま表現されている




■【工場見学番外編】カルピスカラーは電車にも登場!?

「カルピス みらいのミュージアム」とアサヒ飲料の群馬工場がある館林市の中心駅である館林駅。西口は普通の出口なのだが、一転して東口は「カルピス」の特徴である水玉模様で彩られている。
カルピス工場最寄りの館林駅も「カルピス」カラーでキュートだ


また、そんな館林駅を通る東武鉄道の特急「りょうもう」にも、「カルピス」にちなんだ「りょうもう カルピス EXPRESS」という特別な車両が存在する。「地域共創」の拠点として工場やミュージアムを構え、地域貢献を目指すアサヒ飲料と、都心と群馬エリアを鉄道で結び、「地域活性化を通じた沿線の持続的な発展」を目指す東武鉄道両社との、館林への想いがつながり、実現にいたったというこのコラボ。「カルピス」をイメージした白と青が基調のラッピングが施された、この特別な車両にはテンション上がること間違いなしだ。「りょうもう カルピス EXPRESS」は毎日運行している。運行情報については、「東武鉄道公式サイト」トップページの「おでかけ情報」に掲載される「りょうもう カルピス EXPRESS」運転予定一覧(毎週月曜更新)で確認できる。

公共交通機関で「『カルピス』みらいのミュージアム」を訪れる際には、「カルピス」カラーにラッピングされた「りょうもう カルピス EXPRESS」と館林駅をチェックしてみよう!
館林駅を通る「特急りょうもう」には「カルピス」カラーの車両が存在!?

「カルピスEXPRESS」の側面には「カルピス」のイラストも!



今回紹介した「カルピス」の工場見学を楽しめる「『カルピス』みらいのミュージアム」のツアーは無料で参加可能だ。ぜひ春休みやGW、週末のおでかけ先の候補として工場見学も検討してみてはいかがだろうか?

なお、予約は公式サイトや電話から可能だが、人気につき枠が埋まっていることもある。予約したい日の前の月の20日の9時15分から予約が開始されるので、忘れずに公式サイトをチェックしよう。

取材・文=平岡大和

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※「カルピス」はアサヒ飲料株式会社の登録商標です。


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