着痩せを狙うなら「全身真っ黒」はNGな理由。目の錯覚で細見えする“本当の正解カラー”は

着痩せを狙うなら「全身真っ黒」はNGな理由。目の錯覚で細見えする“本当の正解カラー”は

3月14日(金) 6:47

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みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。暖かい日差しが戻ってきて、ようやく感じられる春の訪れ。となれば40代前後の私たちが気になるのは、冬にためこんだこの脂肪……。今すぐなかったことにするには、目の錯覚効果を活用した着痩せテクをマスターするほかありません。そこで今回は、痩せずにスタイルアップするコーデテクニックをご紹介します。

黒、ダークグレー、ネイビー、締め色を味方に



みなさんはコーディネートにおける配色配分を気にしていますか? 色は人に大きな印象を与えます。ある色は軽やかに見え、ある色は重苦しく見えるというように色の視覚効果が絶大です。とくに黒、ダークグレー、ネイビー、チョコレートブラウンは締め色と言われ、コーデの中に採用すると着こなしが引き締まった印象を与えます

アウターは明るく、ボトムスを暗く



一方で、これらの色は重苦しいイメージにもつながるので、顔まわりで取り入れることはあまりおすすめできません。着痩せにおいては、上半身は明るく華やかに。下半身はすっきりとシャープに見せることでスタイルがよく見えます。

なので、顔の印象を左右するトップスとアウターは明るめの色を、腰幅や太ももをカバーしたいボトムスには暗い色を選ぶことでコーデ全体のバランスがちょうどよく引き締まって見えます。

直線的な「縦ライン」を取り入れる



コーデは横幅が広がって見えると太って見えます。その反対に縦に長く見えると細く見えます。ぽっちゃりさんでおしゃれな着こなしをしている方のほとんどはコーデの中に「縦ライン」を加えていて、着こなしがシャープに見えています。この縦ラインとは、直線的な縦線の入ったデザインを採用しているということです。

例えばボトムスなら、縦の折り線が入ったセンタープレスパンツ、ラップスカートなど。また、Vネックのワンピースや、V字ラインが作れるカーディガンやジレ、ジャケットを羽織るのも効果的。

重ね着テクニックにおいては、コンパクトな着丈のトップスに長めのインナーを合わせて視線が上に向かうような縦の層を意識して組み合わせています。

縦ラインの作り方は工夫を凝らせば色々とあります。最初のうちは慣れないので、ストライプ柄や縦線の入ったパンツなどから積極的に取り入れてみると良いですね。

着痩せ=隠すという発想は捨てて



着痩せを狙うとなった場合、多くの方はできるだけ素肌の露出面積を少なくしようと、ありとあらゆるパーツを隠しがち。ですが、実は隠すほどに野暮ったく大きく見えてしまうこともあるのです。なので、着痩せ=隠すという概念はまず捨てていきましょう。

適度な素肌見せをすることでむしろ、すっきりした印象を与えられます。とくにデコルテラインはぽっちゃりさんの魅力を存分に発揮できるので出してみてくださいね。ぜひ参考までに。

<文&イラスト/角佑宇子>

【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105

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