20代から便秘気味。食物繊維を積極的にとったりヨーグルトを食べたりと、自己流の便秘対策をしていましたが、いまいち改善されないまま40代へ。運動量が減り代謝も悪くなり、ますます便秘が日常的に。肌荒れして、胃が重く、体の中がよどんでいる感じがしました。そんなある日、偶然テレビで見た腸活特集で紹介されていたことを実践したら、良い変化が出てきました。私の便秘が改善するまでをお話しします。
40代で便秘が悪化!肌荒れまで…
若いころから、便秘気味になる原因を自分自身で作っていました。20代から仕事は接客業で自由にトイレに行ける状況ではなく、トイレを我慢することが日常茶飯事でした。そのせいか便秘がちに。でも、2~3日排便がないと胃まで圧迫されるようで食欲が落ち、気持ちも悪くなってしまって……。便秘薬を飲んでみたのですが、おなかがものすごく痛くてしんどくなって無理でした。
なんとか便秘を改善したくて食物繊維の多い食べ物やヨーグルトを積極的に食べたりしましたが、いまいち改善しません。仕事がお休みで時間がたっぷりある日には、便意もありうまく排便できることもあるのですが、仕事の日はやはりリズムが崩れてうまくいきませんでした。
40代で仕事を辞めて専業主婦になり、家で過ごせる時間ができました。でも、相変わらず便秘気味の毎日。トイレに自由に行けるようになったのに、なぜか便意が来ないのです。運動量が減って体力も落ち、代謝も悪いせいか肌荒れまでするように。こんなボロボロ状態から抜け出したいと思い、まずは自分の食事や生活リズムの何がいけないのか考えてみることにしました。
テレビの腸活特集をヒントにズボラ腸活を開始
退職後は毎朝、子どもたちの朝食作りや学校への送迎をこなし、その後も午前中は家事をしています。忙しくしていても、家にいるのでいつでもトイレに行ける状態です。でも、朝ごはんをしっかり食べましたが便意が訪れません。
以前、接客業をしていたとき、トイレになるべく行かないで済むようにあまり水分をとらない生活をしていました。それが習慣化したのがいけないのかもしれないと思い、独断で冷水を大量に飲んだりもしましたが、かえって体が冷え、おなかが痛くなってしまいました。
途方に暮れていたとき、偶然テレビで腸活をしている方に密着した番組を見ました。その方は朝はまず白湯を飲み、腸もみマッサージ、腸を元の位置に戻すためのストレッチ、ハーブ入りスムージーを飲み、果物は皮ごと食べ、最後に腹式呼吸。昼は腸に良いとされる発酵食品の納豆などを食べ、電気毛布でおなかを温め、夜は脂肪燃焼を意識した筋トレやストレッチをしていました。
ズボラな私にはとてもこなせないと思いました。でも、毎日おなかがスッキリした生活にしたいと思い、続けられそうなものだけをピックアップ。そして試していく中で
私でも続けられるズボラ腸活ルーティンができました
。
ズボラ腸活で毎朝スッキリお通じが!
朝起きたらお湯を沸かし、簡単な身支度を済ませ、メイクや朝食準備の合間に白湯を少しずつ飲みます。目安は大きなマグカップ1杯。これより少ないと私の場合は排便につながらないときもあります。さらに白湯を飲みながらできることはないかと考え、このタイミングで意識的に腹式呼吸をして腸を動かすことにしました。
マグカップ1杯の白湯と腹式呼吸が習慣
になり、気付いたら腸がゴロゴロ活動しているような音が聞こえることも。早ければこれだけで便意があります。
それでも便意がないときは、テレビで紹介していた
腸もみマッサージ
。右手は右肋骨辺り、左手は左下腹部辺りをもみほぐし、反対も同様におこないます。これで白湯を飲んでから1時間くらいでスッキリ出るようになりました。大切なのは、朝はなるべく時間に余裕を持って起き、自分のための時間を作ることだと思いました。現在も朝はバタバタしていますが、白湯を飲み腹式呼吸をすることを欠かさずおこなっています。
この
腸活ルーティンを始めてから、便秘薬に頼らずに過ごしています
。肌はツヤツヤまではいきませんが、便秘気味のときよりかさつきが減っています。
まとめ
年齢を重ねる中、体力も代謝も落ち、なかなか自分自身が絶好調と感じられる毎日が得にくいですが、おなかがスッキリしているだけで私の場合は気持ちもスッキリします。
腸活を続けることで自分とも向き合えるようになりました。今日の調子はどうかな? と自分のおなかに意識を向けることで、前日食べ過ぎたこと、冷たい物を飲んで体が冷えたこと、運動をしなかったこと、あまり睡眠時間がなかったことなど、すべて影響していることに気付かされます。そこから悪い点を見つけ、少しずつですが生活習慣を改めています。これからも自分の体をいたわり、腸と仲良く付き合いながら健康な生活を送りたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:横田 三波/40代女性。根っからのミーハー心で、これから迎える更年期もポジティブに過ごしたい。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生 東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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