開業1周年で大幅進化「イマーシブ・フォート東京」最新アトラクションをより深く楽しむコツとは?

イマーシブシアター「ザ・シャーロック~ジェームズ・モリアーティの逆襲」を体験!/SHERLOCK HOLMES, DR. WATSON, and are trademarks of Conan Doyle Estate Ltd.(R)

開業1周年で大幅進化「イマーシブ・フォート東京」最新アトラクションをより深く楽しむコツとは?

3月13日(木) 8:30

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映画やアニメ、ゲームなどの世界で目にするドラマティックな出来事を“鑑賞者”ではなく“当事者”として体験できるテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」。開業1周年を迎え、新たなアトラクションも導入。ますます盛り上がる同施設を訪れ、「ザ・シャーロック~ジェームズ・モリアーティの逆襲」を体験!こちらのスポットの魅力をリポート形式で紹介しよう。
2025年3月にリニューアルされた「ザ・シャーロック~ジェームズ・モリアーティの逆襲」
イマーシブシアター「ザ・シャーロック~ジェームズ・モリアーティの逆襲」を体験!


■イマーシブ・フォート東京とは?
イマーシブ・フォート東京は2024年3月に開業した、欧米発祥の体験型演劇作品「イマーシブシアター」をメインコンテンツとした体験型テーマパーク。客席と舞台という区別をなくし、来場者は作品舞台を自由に移動することが可能。リアルタイムで展開する物語に能動的に参加できるアトラクションが多数用意されている。

初年度作品では本格ミステリー「ザ・シャーロック~ベイカー街連続殺人事件」が、2025年2月までに累計約15万人の動員を記録。江戸遊郭を舞台にした人間ドラマ「江戸花魁奇譚」はチケット完売率が97パーセント(2024年3月~12月)、漫画「東京リベンジャーズ」の世界で東京卍會メンバーとともに謎解きと脱出を目指すアトラクション「東京リベンジャーズ イマーシブ・エスケープ」は、2024年3月の顧客満足度99パーセントと、いずれも反響を集めている。
「江戸花魁奇譚」や「東京リベンジャーズ イマーシブ・エスケープ」なども楽しめる


■「ザ・シャーロック~ジェームズ・モリアーティの逆襲」とは?
今回、体験した「ザ・シャーロック~ジェームズ・モリアーティの逆襲」は、上記の「ベイカー街連続殺人事件」に新しい台詞やシーンを追加し、第一幕・推理編として再構成。そこに第二幕・解決編を加えることで、二幕制の新作アトラクションとして刷新したもの。

“二幕制により、段階を踏んでさらに物語に没入できる”というコンセプトになっており、約40名のキャストが織りなす濃密なドラマが展開。さらに使用エリアも拡大することで、各所での少人数体験も楽しめるようになっている。
2025年3月にリニューアルされた「ザ・シャーロック~ジェームズ・モリアーティの逆襲」


そんな本作のストーリーは以下の通り。

1894年のロンドン、ベイカーストリート。
ある日、シャーロック・ホームズのオフィスをひとりの女性が訪ねてくる。

「数日前から行方不明になっている婚約者を探してください」

さっそく、婚約者の捜索に乗り出したホームズとワトソン。
同じころ、ロンドンの街で“連続猟奇殺人事件”が発生する。

ロンドン警察のレストレード警部は、シャーロック・ホームズにこの殺人事件の捜査協力を依頼する。

全くつながりのなかった二つの事件を捜査するホームズだったが、とある真相に辿り着いたとき、あの宿敵の影が見えてくる。

やがて、名探偵シャーロック・ホームズに最大の危機が襲いかかる。
二つの事件の裏側に隠された驚愕の真実とは?

■体験レポート:特におすすめしたい3つのポイント
■その1:「シャーロック・ホームズ」の世界に完全没入できる
なんといってもすごいのが、広大なスケールで再現された19世紀ロンドンのベイカーストリート。ホームズやワトソンなど、おなじみのキャラクターが登場する物語の世界を自由に歩き回れるのは、原作ファンにとってはたまらないポイントといえる。

ただ鑑賞するだけでなく、警官から事情聴取を受けたり、街の住人から荷物を運ぶのを手伝ってほしいと頼まれたりと、物語に介入できるくだりも用意されており、「シャーロック・ホームズ」の世界に没入できるようになっている。
 キャラクターとのやり取りなど、物語に介入できるくだりも用意されている


■その2:さまざまな視点で楽しめる“重厚かつ壮大なストーリー”
本アトラクションの最大の特徴は、さまざまな出来事が同時多発的に展開するところ。ホームズが捜査を進める裏で、別の場所では第2の殺人事件が発生して……といった形で、順を追って物語が展開する映画や舞台とは違い、さまざまな事件が同時に発生・進行していくのがおもしろい。

「どの視点で物語を楽しむか?」は自由に選べるので、初めて鑑賞する際はホームズの視点から物語を追い、2度目の鑑賞時は被害者に同行し、殺人事件が起きる瞬間を間近で目撃する……など、視点を変えることで新たな発見もあるので、何度もくり返し参加したくなる中毒性がある。
さまざまな出来事が同時多発的に発生・展開していくのがおもしろい


■その3:“因縁の宿敵”の登場など、二幕制ならではの驚きが満載
これは特に「ベイカー街連続殺人事件」に何度も通ったリピーターの人におすすめしたい要素になるが、二幕制になったことで物語のボリュームが大幅にアップ!あっと驚く展開が満載なので、もう一度新鮮な感覚でアトラクションを楽しめるようになっている。

タイトルでネタバレしているが(!?)、「シャーロック・ホームズ」を語るうえで欠かせない、あの“因縁の宿敵”がついに登場。さらに、原作ファンにはお馴染みのハドソン夫人も登場し、意外な形で事件に巻き込まれていく。物語をより深く楽しむために、原作小説を読んでから参加するのもアリだ。
「シャーロック・ホームズ」を語るうえで欠かせない、あの“因縁の宿敵”がついに登場!


■ベストポジションで鑑賞するなら平日夜がおすすめ!
上記でおすすめした3つのポイントに加え、“演者の息遣いが届くほどの距離で物語を体感できること”も、イマーシブシアターならではの魅力のひとつ。とはいえ「ジェームズ・モリアーティの逆襲」は毎回、参加者が多く、鑑賞にベストなポジションを確保するのはなかなか難しい。

参加者のなかには何度も通って、シーンごとのキャストの動きを完全に把握。場面転換の際にはひと足早く次のエリアに移動し、キャストの間近で鑑賞できるベストポジションを確保する……といった動きを見せるベテラン勢もいて、その無駄のない動きにはついつい見入ってしまった。

ちなみに、同施設は常に賑わっており、「ジェームズ・モリアーティの逆襲」に関しても、土日および平日日中の公演ではベストポジションを確保するのは至難の業だが、平日夜の最終公演は比較的落ち着いているという。あくまでも土日や平日日中に比べての話になるが、放課後や仕事終わりのタイミングでふらっと立ち寄れば、意外といいポジションを取りやすいかもしれない。
物語は第一幕・推理編、第二幕・解決編といった構成で展開していく


このほかにも施設内では、魅力的なグッズを多数取りそろえたショップや、絶品メニューが味わえるレストランなどが営業中。2025年3月のリニューアルに伴い、入場パスと別途有料体験パスに分かれていたチケット制度は廃止。アトラクションごとの個別チケット制に変更されたことで、より手軽に楽しめるようになったのもうれしいポイントだ。

気になってはいたもののまだ遊びに行ったことがない……という人は、この機会にぜひ、「イマーシブ・フォート東京」に足を運んでみてはいかがだろう。

取材・文=ソムタム田井


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総勢45名以上のキャストが織りなす濃密なドラマが展開!
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