SKE48の選抜メンバーに初めて選ばれた河村優愛（左）と伊藤虹々美（右）

SKE48初選抜、伊藤虹々美（ここみ）と河村優愛が新曲『Tick tack zack』トーク！「初MVのメイクはほぼすっぴん状態です（笑）」

3月11日(火) 9:20

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SKE48の選抜メンバーに初めて選ばれた河村優愛（左）と伊藤虹々美（右）

SKE48が3月12日に34枚目シングル『Tick tack zack』をリリースする。同楽曲は恋の駆け引きを描いたもので、「Tick tack zack」というフレーズが繰り返されるリズミカルで中毒性の高いダンスナンバーとなっている。今回、初選抜の12期研究生、伊藤虹々美（いとう・ここみ）と河村優愛（かわむら・ゆあ）のふたりが取材に応じ、"はじめて"をつかんだ心境や、SKE48への思いを語った。

――選抜メンバーに選ばれた感想から教えてください。

伊藤本当に信じられないぐらいうれしかったです。最初は「自分なんかが」ってネガティブな気持ちだったり、「引っ張っていくぞ」っていうポジティブな気持ちだったり、いろいろな感情が心の中をかけめぐりました。今はいろんなイベントに出られるなと思ってワクワクしています。

――選抜メンバーに入ったのはどうやって知ったの？

伊藤部屋に入ったらカメラがあったんです。SKE48のYouTubeが面白いことをやっているので、ドッキリかなって思いつつ......。でも、ドッキリだったら悲しいなって思っていたら、「選抜メンバー、おめでとうございます」って言われました。

伊藤虹々美

河村私は「取材があるから」って呼ばれて事務所へ行ったら、「おめでとうございます。34枚目のシングルの選抜メンバーです」って言われて。ずっと心臓バクバクでした。両親には言わないでおこうって思っていたんですけど、結局、うれしすぎて家に帰って話しました（笑）。選ばれたあとは、今まで経験できなかったことがドーンときて、すごく学ぶ機会だなって。

――伊藤さんと同じようにドッキリだと思いました？

河村最初は（笑）。ドッキリの反応をした方がいいのかなって考えたんですけど、淡々と話されて......。「あれ!?これはドッキリじゃない！」って途中で気づいて。その瞬間、衝撃すぎて何も聞こえなくなりました。

――ご両親は喜んでくれました？

河村チームへの昇格より先に選抜メンバーになることを聞かされて、ものすごくビックリしていました。ご褒美に以前から欲しかったヘアアイロンを母に買ってもらいました。

河村優愛

――選抜メンバー効果！今までずっと選抜メンバーが18人でしたが、今作は初めての12人選抜じゃないですか。それを聞いたときはどう思いました？

伊藤ファンの方にどう思われるか気にしちゃうこともあったんですけど、「選ばれてよかったね！」って思ってもらえる曲にしなきゃって思いました。

河村プレッシャーを感じます。何をしたらSKE48のためになるんだろうってすごく考えるようになって。まだ今の時点では見つかってないですけど、この曲の発売までに見つけようと思っています。

――新曲はおふたりのための衣装やポジションがありますよ！

伊藤ゆあにゃん（河村優愛）とは「衣装があるのうれしい！」「振り入れについていけるかな？」「MVはどんな感じになるんだろう？」って、ずっと話していて。実際、撮影になると大変な部分もあったんですけど、完成したMVを見たときはめちゃくちゃ感動して......。

河村私もずっと自分の名前が入った衣装、立ち位置が欲しくて。シングルの資料に河村の"河"って書いてあって、ものすごく感動しました。

――MV撮影はいかがでした？

伊藤とにかく先輩たちに追いつくのに必死でした。振り入れでは休憩中も、ゆあにゃんと一緒に練習したり。ソロ撮影が同じタイミングだったので、「変じゃない？」「どんな感じで撮影した？」「外はかなり寒いよ」とか話していました。同期がいてくれて本当によかったです。

――水の中に入って踊っているじゃないですか。あれはお湯だったんですか？

河村いや、水です（笑）。水深7cmぐらいのところで踊ったんですけど、私だけ顔にまで水がかかって、プールに入ったのかなって感じになっていました（笑）。

――撮影現場の人の多さにはびっくりされたのでは？

河村どこを見ればいいのかわからなくなりました。踊っている最中にカメラが来るんですけど、ダンスに集中していたら、カメラを見られないし、カメラを見たらダンスを忘れちゃうしで、すごく苦労しましたね（苦笑）。

伊藤隣にいる熊崎（晴香）さんにアドバイスしてもらったり、周りの先輩方に自分から声をかけて聞いたりしました。MV撮影をきっかけに自分から行動することが増えて、成長できるシングルになったのかなって思います。

――MVのとっておきの裏話ってありますか？

伊藤メイクがファンデーションだけで。

河村そうそう！本当にメイクが薄くて。学校に通う設定のメイクだったので、ほぼすっぴん状態（笑）。自分で付け足しちゃいたいって思ったけど、それもできないし。

伊藤薄すぎて、「これで大丈夫なの？」って。でも出来上がりをみたら、「メイクが薄い！」とは思ったけど、素の自分を出せているのはいいかなって（笑）。

河村うれしいけど恥ずかしい（笑）。

――メイクが薄いのはダメなんですか？

河村私は濃いメイクが好きだから（笑）。薄いメイクだとメンバーに幼いって言われることが多くて。でも、その幼さもMVに出ていて、ファンの方たちは初めて知る私の一面かなって。

――今回、選抜に入って気づいたことってありますか？

伊藤私は負けず嫌いだなって。ネガティブなコメントを見ると、負けてられないって熱い思いが出るようになりました。

河村「選抜って忙しい！」って思いました。改めて先輩の偉大さに気づくことができました。

――おふたりはSKE48に興味を持ったのはどうしてなんですか？

河村先輩の荒井優希さんがTikTokで「小さな一歩を踏み出したら、大きな夢を獲得できる」みたいなことを話していて。その言葉に背中を押されて、12期生のオーディションを受けて合格することができました。

――伊藤さんは？

伊藤 10歳頃からアイドル好きの姉の影響で、いろいろな方を見ていたんですけど、その中でもSKE48のダンスの迫力がすごいなって思っていて。私もアイドルになりたいと思って、SKE48の10期生のオーディションから受けて、いいところまで行くんですけどダメで......。でもずっと諦めずに受けて12期生で合格することができました。

――よかったですね。伊藤さんはSKE48初の長野県出身ということで、大変だったことはありますか？

伊藤 12期生のオーディションと高校受験の時期がかぶっていたんです。高校もSKE48も受かるかわからない時期で、どっちを優先するべきか迷っていて。先にSKE48に合格できて、すぐに愛知県に引っ越してきて、受験まで残り3ヶ月だったんですけど、めちゃくちゃ勉強をがんばって高校も合格できました。

――河村さんは大学の推薦をもらっていたのに、それを蹴ってまでSKE48一本にしたんですよね？

河村推薦をもらった時点で将来の夢は決まっていなくて、道に迷っていたんです。小さいころからアイドルになりたいと思っていたので、いちかばちかでSKE48を受けてみたんですよ。そしたら、合格することができて。大学に行きたかった気持ちもあるんですけど、何歳になっても行けるなって。SKE48は今しかないと思って加入しました。

――河村さんは加入されてからケガや体調不良が多かったイメージがあるんですけど、今は大丈夫なんですか？

河村本番のために朝から夜まで練習しすぎて、体調を崩してしまったことがあって。何回もマネージャーさんに「本当に出られないですか？」って、聞いたりして（苦笑）。今は絶対に体調を崩さないように乳酸飲料などを飲んでいます。それと普段から偏食で、ご飯よりもおやつを食べていたんですけど、今は野菜を多めに食べるようになりました。

――4月から正規メンバーに上がります。

伊藤研究生の立場でできることは全部やろうと思って取り組んできたので、昇格メンバーに選んでいただけてうれしいです。新チームでMV撮影もあったんですけど、先輩たちとノリノリになってお互いに写真を撮りあったりして、これから楽しみです。

河村昇格発表の当日もずっと緊張していたんですけど、無事昇格することができて安心しました。昇格先のチームEの先輩方が「よく頑張ったね」って手を差し伸べてくれた瞬間、ボロボロ涙が流れちゃいました。4月からは新チームの一員としてがんばっていきたいと思っています。

――選抜メンバーに入って、昇格も決まって、新たな 夢は出てきましたか？

河村将来の夢のひとつがコスメやカラーコンタクトをプロデュースすることなんです。知名度がないと出来ないことなので。まずは雑誌にソロで出ることを目標に頑張っていきたいです。

伊藤 SKE48初の長野県出身として、地元でお仕事ができるようにがんばりたいです。そして、もっとSKE48をいろんな方に伝えていきたいと思っています。