ドラマ『ウイングマン』のBlu-ray発売を記念して、3月9日(日)に東京・丸の内TOEIにて舞台挨拶が行われ、キャストの藤岡真威人、加藤小夏、片田陽依、上原あまね、丈太郎が登壇した。
本作は、80年代に『週刊少年ジャンプ』に連載された桂正和の人気コミック『ウイングマン』を実写化したもの。
『仮面ライダー』やスーパー戦隊シリーズ、ウルトラマンシリーズなどを手掛けてきた特撮&アクション映画界の旗手・坂本浩一が監督を務め、原作者の桂正和も総合監修として携わっている。
幼い頃から「ヒーロー」になることに憧れ、テレビの特撮ヒーロー番組に夢中になっていた広野健太は、自作のコスチュームを着用し、ヒーローの技やポーズを真似して街のルールを破る不良たちに臆せず真っ向から注意する日々を送っていた。
そんなある日、健太は不思議な美少女・アオイと出会う。アオイは異次元世界ポドリムスを支配しようとする悪の手から逃れてこの三次元の世界にやってきた。
健太がアオイの持っていた「ドリムノート」に空想のヒーロー ”ウイングマン” のことを書き込むと、本当に返信できるようになった。しかし、三次元には次々とアオイを狙った刺客が現れる。
主人公・広野健太を藤岡真威人、アオイを加藤小夏が演じている。片田陽依はウイングマンの正体を突き止めようとするジャーナリスト志望の布沢久美子役、上原あまねはヒーロー大好きなアクション演劇部の元気印・森本桃子役、丈太郎は健太の親友・福本智夫役で出演した。
そんな本作のBlu-rayがリリースされることを記念して、舞台挨拶が開催!その模様をお届けしよう。
<Blu-ray発売記念舞台挨拶レポート>
■アクションシーンの裏話満載の生コメンタリー!
イベント開始時間となり、司会進行役を務める丈太郎がステージに登場し、「アクション演劇部の仲間たちを呼んでみたいと思います」と、藤岡、加藤、片田、上原をステージに呼び込んだ。
藤岡は「今日は皆さんとお会いできることをすごく楽しみにしておりました。丸の内TOEIは今年の7月に閉館するとのことで、演者としてここに立つのは今回が最後になると思います。感慨深いものを感じつつ、『ウイングマン』が大好きであろう皆様と共に今日という一日を楽しんでいけたらと思います」と挨拶。
最初のコーナーは「『ウイングマン』生コメンタリー」。エピソード1本を丸ごと見ながら、撮影時の思い出などを語り合うコーナーで、Blu-rayに第1話と第10話のコメンタリーが収録されるということで、ここではSNSでの反響が大きかった第3話を上映。
強敵キータクラーの策略によって生徒たちが暴徒化。健太が友人を守るために ”ウイングマン” に変身して、アオイと共にキータクラーに戦いを挑むというアクション満載の回ということで、冒頭部分から見入ってしまって加藤が「見入っちゃってる!見入っちゃってる!喋んなきゃ!」と他の4人を促す場面も。
上映中は、加藤が演じるアオイの髪のエクステの話から、教室でのアクションシーンの現場の様子、スーツアクターやアクションの吹き替え担当の方の話まで、キャストならではの知られざるエピソードをたっぷりと披露した。
上映後もトークは続き、丈太郎に「第3話は何がきつかった?」と聞かれた藤岡は「やっぱアクションパートじゃないかな。僕だけじゃなくて、みんなが本当にすごく頑張っていて圧倒されました。あとは北倉先生(宮野真守)の『認知革命!』のところは笑いを堪えるのに必死でした」と答えた。
「認知革命!」のところはアングルを何度も変えて撮影が行われたようだが、加藤が「あの『認知革命!』の裏で私が思いっきりくしゃみをしてしまいました。撮影した廊下の近くが控え室で、すっごい我慢したんだけど『ハックシュン!』って(笑)」とそのシーンに関する裏話を明かした。
■撮影の思い出でも盛り上がり!
続いての「思い出アルバムトーク」では、スクリーンに ”アクション演劇部” の集合ショットが映し出され、撮影時の思い出などを語り合うというコーナー。藤岡が「アクション演劇部を始めたばかりの頃で、僕(健太)だけ勢いがあって、みんなは『あ、撮ろうか』みたいな感じでさめてて」と振り返ると、加藤も「アオイさんは初めて写真を撮ったので、健太が『アオイさんはこう』ってポーズを取らせてくれた感じでしたね」とその時の状況を説明。
すると片田が「私、好きなポイントがあって」と切り出し、「桃子が背伸びしているんです」と、桃子役の上原が背伸びしている足元を指差した。上原は「さっき楽屋にBlu-rayの特典のポストカード(この集合ショット)があって、『この時頑張って背伸びしたんだよね』って陽依ちゃんと話してたら、『待って!写ってるよ!』って(笑)」と足元が写ってることに気づいたと明かした。
クランクインの時の様子を聞かれ、加藤が「1日目のスケジュールが(健太の)家のシーンを全部撮る感じで、2日間くらい、ずっと家の中に缶詰状態で、結構いっぱいいっぱいでした」と話すと、藤岡も「各話の感情がいろいろ交錯したり、重いシーンも多かったし、お互い意識し始めたりとか、食卓でお父さんとお母さんとごはんを食べるところとか、結構必死だったよね」と大変だったと語った。
そして「楽屋が一緒で、お昼ごはんの時にカレーのいい匂いがしてて、『今日のお昼、カレーなんだ!』と思って行ったら(加藤が)自前のポットを取り出して熱々のカレーを食べてたんです。なので第一印象はカレーでした。その日だけだと思ってたら、次の日も次の日もカレーだったんです」と暴露すると、加藤は「私、その時食べたいものを食べたいんですよ。その時はどうしてもカレーが食べたかったんです」と笑顔で答えた。
■漫画版とアニメ版の違い、リクエストにもお応え!
観客から「漫画やアニメ版を意識しましたか?」という質問があり、藤岡は「漫画もアニメも見させてもらったんですけど、テイストや空気感が違うじゃないですか。今回のドラマ版は、桂先生が『新しいウイングマンにしたい。そうしないと面白くない』とおっしゃっていて、原作やアニメ版を踏まえた上で、さらにドラマで新しいウイングマンの良さをどう出せるかをすごく考えました。原作の中で押さえたいところは押さえつつも、ドラマで新しい部分を出していけたので、令和に生まれた新しいウイングマンの良さみたいなものが詰まっているんじゃないかと思うんですがいかがでしたでしょうか?」と答えると、会場から大きな拍手が起こった。それを聞いた加藤は「本当に皆さんが温かく迎えてくれたからこそ、ドラマ版の『ウイングマン』が成立した感じがします」と感謝の気持ちを伝えた。
他に、観客からの「変身ポーズやって!」というリクエストに藤岡が応えたり、5人のサイン入りポスタープレゼント企画などがあり、最後は藤岡が「皆さん、楽しかったですか?」と呼びかけ、「全部のコーナーですごい反応が大きくて、僕らも楽しむことができました。『ウイングマン』の放映は終わっちゃったんですけど、Blu-rayも発売されますし、引き続き応援していただくことで、もしかしたら先に何か続くかもしれないのでよろしくお願いします!」と期待感を煽るメッセージで締めくくった。
『ウイングマン』Blu-rayは、「東宝ビデオオンラインショップ限定予約版」「豪華版」「通常版」の3タイプで3月26日に発売。お楽しみに。
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(C)桂正和/集英社・「ウイングマン」製作委員会
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