元宝塚歌劇団トップスターの蘭寿とむ、望海風斗、柚香光が、3月9日7時放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に登場。蘭寿トップ時代に、花組の下級生だった望海、柚香の3人で、宝塚時代のエピソードや舞台裏の秘話を語り合う。
【写真】花組時代の思い出を語り合う蘭寿とむ、望海風斗、柚香光
3月9日の放送は元宝塚歌劇団男役トップスターの3人が集結。華麗なパフォーマンスとカリスマ性で観客を魅了した元花組トップスターの蘭寿とむ、圧倒的な歌唱力で退団後も数々の話題作に出演し快進撃を続ける元雪組トップスターの望海風斗、そして華やかなルックスとエネルギッシュなダンスで2024年に退団するまで5年間花組トップスターを務め、宝塚歌劇団退団後、地上波テレビは初登場となる柚香光が顔を合わせる。
3人の共演は、蘭寿が宝塚歌劇団を退団した2014年以来およそ11年ぶりで、蘭寿の宝塚歌劇団トップスター時代に同じ花組の下級生として過ごした望海、柚香だけに、宝塚時代のエピソードや舞台裏の秘話が次々飛び出す。
柚香からは、まだ下級生だった頃、蘭寿に初めて会ったときのエピソードが語られる。望海は「(宝塚に)入って花組に配属されて、本当にかっこいい男役さんがいっぱいいらっしゃった中で、蘭寿とむさんにずっと付いてまわって、舞台の袖からずっと見ていて、蘭寿とむさんが最初の親鳥」と語る。それに対し柚香は「私が入った時は、望海さんが“花組男役たるもの”を追求していらっしゃるお背中をずっと見ていたので、私の親鳥は望海さん」と語る。望海は柚香を「めちゃめちゃ、やんちゃ。今は大人になっちゃったけど」と語ると、蘭寿も「わかる!私もまだやんちゃなイメージだった!」と同意する。はたして柚香のどんな“やんちゃ”エピソードが飛び出すのか。
宝塚歌劇団退団からおよそ11年たったという蘭寿は、子育てが中心の毎日の中でどうやって自分の時間を捻出するかが課題と語る。退団から4年たった望海は、結婚願望について「あったりなかったり、その時によって波がある。(宝塚を)辞めて衝撃的だったのが、(歌劇団にいる間は)誰も結婚していないから、みんな休みの日も一緒で観劇に行こうとか誘いやすかった。(宝塚を)辞めてから、お仕事でご一緒する方は結婚されている方もいっぱいいて、それぞれの時間がある。そんな時に“私だけ一人?”と、すごく寂しくなってしまった」と語る。”どうやって男役スイッチは入っていくのか”については、望海が「(宝塚)音楽学校の時、最初は恥ずかしかった」と語ると、柚香は「女としても芝居したことないのに、男の気持ちなんてわかるか!と思いました」と同意する場面も。また早くから大きな役への抜てきが続いた柚香の苦悩について、先輩の望海から今だから明かされる秘話も。
トップスターのお披露目公演については、蘭寿が「絶対緊張すると思ったので、自分がどこでどう緊張するかを全部シミュレーションしていた。ここでこのように緊張したときは、こういう対策をしようと」と語ると、望海は「それ、もっと早く知りたかった!」と感心しきり。お披露目公演が新型コロナの緊急事態宣言下だったという柚香は、密を避けるため通常の半分の観客数で行われた公演で、プロローグの音楽が聞こえなくなるほどの拍手と手拍子をいただき、どれほど宝塚が皆様に愛され大事に思われているかを痛感し、男役としての気持ちが変わるターニングポイントになったと語る。
この他にも、宝塚受験のきっかけ、宝塚音楽学校の寮生活での秘話、歌劇団での組替えや楽屋での過ごし方など、司会者がいない3人だけの自由な空間だからこそ飛び出す、他の番組では聞くことのできない、個性豊かな3人が織りなす自然体のトークは必見だ。
蘭寿とむ、望海風斗、柚香光が出演する『ボクらの時代』は、フジテレビ系にて3月9日7時放送。
※収録後のコメント全文は以下の通り
【蘭寿とむ、望海風斗、柚香光コメント全文】
Q:収録の感想をお願いします
◆蘭寿とむ
「ずっと会いたいと言っていたあやこ(望海風斗)と、退団後ゆっくりランチでも行こうと言って行けていなかったれいちゃん(柚香光)と、3人で話せるこんな企画を本当にありがとうございますという感じで、本当に楽しみにワクワクして来ました。意外と深い話もできましたし“そんなこと考えていたんだ”と改めて思ったりして。一緒に同じ時代を過ごせた仲間とこうやってゆっくり話せて楽しかったです。ありがとうございます」
◆望海風斗
「なかなか3人で会うことができなかったので、今日会えて話ができて花組時代に戻った感覚と、宝塚を退団してから会えない期間もたくさんあったにも関わらず、当時に戻った感覚というか、時はたっているのに変わらない空気感でした。過去を振り返ることができたり、またさらにおふたりを知ることができたり、これからの約束もできたりといろいろなお話ができて、すごく良い時間を過ごさせてもらいました。ありがとうございました」
◆柚香光
「本当に尊敬する、そして本当にお世話になった蘭寿さん、望海さんと、こんなに素敵な番組でたくさんお話させていただけたのが、夢のようでうれしかったです。 何気なく楽しいお話からも、“あ、そんなふうに考えていらっしゃったんだ”ということをたくさん伺えて、いろんなことを教えていただける時間でしたし、これからもエネルギー全開で頑張りたいなと、たくさんパワーをいただいた時間でした」
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