【写真】衝撃展開！“悲劇”を乗り越えようと苦悩するマットの姿が涙を誘う…

昼は盲目の弁護士、夜はマスクを被って法で裁けぬ悪を挫くクライム・ファイターとして正義のために戦う“デアデビル”によるマーベルの最新ドラマシリーズ「デアデビル：ボーン・アゲイン」の第1話、第2話が3月5日に配信された。初回冒頭からチャーリー・コックス演じるマシュー・“マット”・マードック／デアデビルのド派手なアクションシーンが展開し、同時に悲劇が。いきなりのハードな展開に、SNSではマーベルファンから大きな反響を呼んでいる。(以下、ネタバレを含みます)

■デアデビルの新たな戦いが開幕

2015年にスタートしたNetflix版ドラマ「マーベル／デアデビル」の流れをくむ同ドラマは、メインキャストをそのままにMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)へと移管され、コックス演じるデアデビルの新たな戦いが繰り広げられる。

これまでデアデビルは「マーベル／デアデビル」のシーズン1〜3に加えて、シーズン2と3の間に位置するドラマ「ザ・ディフェンダーズ」(2017年)に登場。その後、MCUの映画「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」(2021年)やドラマ「シー・ハルク：ザ・アトーニー」(2022年)、「エコー」(2024年)にカメオ出演し、満を持しての主演作がディズニープラスでスタートすることになった。



■ささやかでも幸せな日々を一瞬にして失った絶望の第1話

今作の舞台は、「マーベル／デアデビル」シーズン3から5年後のヘルズキッチン。ニューヨークの一角にあるその街は、いくぶん姿を変え、治安が改善している模様だ。その理由は警察に加えて、マット扮(ふん)するデアデビル以外にもコスチューム姿の自警団が登場して街を守っているから。

その中でマットは相変わらず、同僚のフランクリン・“フォギー”・ネルソン(エルデン・ヘンソン)、秘書のカレン・ペイジ(デボラ・アン・ウォール)と共に弁護士として、罪なき人のために働いていた。弱者救済は決して儲かる仕事ではないが、やりがいを感じているのだろう。3人とも生き生きとした表情で楽しそうだ。

ところが、フォギーに不穏な電話が入ったのをきっかけに、3人は惨事に巻き込まれる。「デアデビル」シーズン3に登場したFBI捜査官のポインデクスター(ウィルソン・ベゼル)が黒いコスチューム姿で現れ、バーにいた人々を攻撃し始めたのだ。マットは瞬時にデアデビルとなって応戦するが、ポインデクスターはシーズン3ラストで謎の博士に改造される様子が描かれており、超感覚を持つデアデビルでも苦戦を強いられる。その結果、フォギーを失ったマットは、デアデビルを封印し、法の裁きに身を委ねると誓った。




■デアデビルの宿敵キングピンが、まさかのNY市長選に出馬

そんなマットの前に現れるのが、宿敵の犯罪王ウィルソン・“キングピン”・フィスク(ヴィンセント・ドノフリオ)だ。キングピンはドラマ「エコー」で描かれた通り、シーズン3以降しばらくの間、ヘルズキッチンから姿を消しており、裏社会は“投資の魔術師”ともてはやされる彼の妻ヴァネッサ(アイェレット・ゾラー)が牛耳っていた。そこに突如、キングピンが戻ってくる。

その姿はまるでこれまでと別人で、シンプルなスーツにビジネスマンのようなレジメンタルタイをしている。そして、ヴァネッサにこう言うのだ。「私の出馬を願う署名が、2万5000件集まった。時は満ちた」と。

過去を知る者にとって、彼の出馬はおぞましいの一言だが、過去の犯罪の証拠は全てヴァネッサが消し去っており、過去を知らない若い世代は実行力と行動力のあるキングピンを後押し。その結果、強いリーダーを求める人々からの支持を得て、NY市長に当選してしまった。

だが、もちろん性根は変わっておらず、第2話では早速お得意の脅しで市警の本部長を丸め込み、牙をむき始める。果たして、マットはいつデアデビルの封印を解くのか。復活が待たれる――。



■第1話から圧巻のバトルシーンにファンも熱狂

今作は“マーベル史上最も過激なバイオレント・アクション作”と謳われているが、そのハードさと衝撃の幕開けにSNSが沸いている。「1話目からハードすぎる(涙)」「長回しの階段バトルシーン、気合い入ってるな」「第1話冒頭から衝撃〜第2話まで重厚。完璧」「力強い権力者の誕生。これはある意味非常にタイムリー」と、アクションにもストーリー展開にも満足している人が多い模様だ。

ポインデクスターとの戦いで、片角を折られたデアデビルがどう復活するのか、先を楽しみにしたい。

「デアデビル：ボーン・アゲイン」は、ディズニープラスで毎週水曜に新エピソードを独占配信中。

◆文=及川静



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