スターバックスが運営するイタリアンベーカリー「プリンチ(R)」では、同店初となるホットサンドを販売中だ。直焼きフォカッチャの生地や、トロッととろけるチーズをぜひ堪能しよう。
【写真】直焼きフォカッチャを使ったピッツァも登場している
人気の直焼きフォカッチャを使用したサンドイッチ「直焼きフォカッチーノ」は、「ジェノベーゼ & モッツァレラ」と「パストラミ」(イートイン各1210円、テイクアウト各1188円)が登場している。
「ジェノベーゼ & モッツァレラ」は、シチリア名物のゴマ付きパンからヒントを得て、白ゴマをまぶした直焼きフォカッチャを使用している。そこにサンドしたのは、モッツァレラ・ブロッコリー・鶏むね肉・ポテト。具材のゴロッとした食感や、トロッと溶けたモッツァレラ、バジルソースとのフレッシュなハーモニーを楽しめる、食べ応え満点の一品だ。
また、プレスして焼き上げたことによる直焼きフォカッチャの香ばしい食感も注目ポイント。ひと口目のサクッとした軽やかな口当たりも堪能しよう。
一方の「パストラミ」は、ケシの実をまとった直焼きフォカッチャが、プチプチ食感と香ばしさを演出している。そしてパストラミビーフの塩味と、レモンドレッシングを合わせたみずみずしい野菜が加わり、サッパリとした味わいに。野菜とお肉がバランスよく入り、ランチにもぴったりな一品に仕上がっている。
ちなみに、同店ヘッドシェフの松田武司さんは「本場イタリア・ミラノのフォカッチャを日本にも伝えたい」との想いから、何度も試作を重ね、粉の配合、挽き方にいたるまで研究して直焼きフォカッチャを作り上げているという。
「実は、イタリアと全く同じ原材料や製法で作っても、湿度や温度、環境が異なる日本で全く同じ味わいにするのは難しいんです」と松田さん。そこで、粉は粗挽きのデュラム小麦粉と石臼引きの小麦粉をブレンドし、イタリア・ミラノに近い硬度の水を使用。そうすることで、本場プリンチのフォカッチャの風味や食感を再現しているのだ。シンプルなパンだからこそ感じさせてくれる、素材そのものの味わい深さが魅力だ。
また、焼く際に定番の鉄板を使っていない点もポイント。生地は、釜床に直接置いて焼き上げることで、ところどころに散らばる焦げ目や、外側のパリッとした食感、香ばしさや独特の歯触りを生み出している。
古代ローマ時代に作られた平焼きパンから伝わるとされる伝統あるフォカッチャ。噛むほどに広がる味わいとほのかな塩味は、食欲をそそる。
取材・文=平井あゆみ
■取り扱い店舗:プリンチ 代官山T-SITE、スターバックス リザーブ(R) ロースタリー 東京、スターバックス リザーブ 銀座マロニエ通り
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