柏原芳恵、笑福亭鶴光をMCに迎えた唯一無二のオリジナル番組も魅力… 無料チャンネル「Jテレ」を深堀りインタビュー

「Jテレ」番組制作・編成に関わる齋藤萌々子さん、大森未侑さんにインタビューを実施

柏原芳恵、笑福亭鶴光をMCに迎えた唯一無二のオリジナル番組も魅力… 無料チャンネル「Jテレ」を深堀りインタビュー

3月6日(木) 9:00

「Jテレ」番組制作・編成に関わる齋藤萌々子さん、大森未侑さんにインタビューを実施
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全国のJ:COMエリアで視聴可能な無料チャンネル「Jテレ」。映画、ドラマ、旅紀行グルメ、音楽など、大人のための上質なエンタテインメントをお届けしている。国内外の話題作に加え、『柏原芳恵の喫茶☆歌謡界』や『笑福亭鶴光のオールナイトニッポンTV』など独自性溢れる“オリジナル番組”も展開する同局。この度WEBザテレビジョンでは、まだ広く知られていない「Jテレ」の魅力や取り組みについて取材を実施。番組制作・編成に関わる齋藤萌々子さん、大森未侑さんにたっぷりお話を伺った。

■1400万世帯以上で“無料視聴”可能! エンタメ特化チャンネル「Jテレ」



――まず、「Jテレ」について簡単に教えてください。

齋藤:全国5大都市を中心に、1400万世帯以上で無料視聴が可能なケーブルテレビ・J:COM(ジェイコム)のコミュニティチャンネルの1つが「Jテレ」です。J:COMは、「J:COMチャンネル」と「Jテレ」の2つのチャンネルを運営していて、中でも“エンタメ”を中心に放送しているのが「Jテレ」となります。

大森:地域に合わせた内容の番組を放送する「J:COMチャンネル」とは異なり、「Jテレ」では全国どこでも同じ番組を放送しています。映画やドラマ、旅行、グルメなど様々なジャンルの番組を楽しむことができます。

――“1400万世帯以上で無料視聴が可能”…とは驚きです。どんな地域で視聴できるのでしょうか?

齋藤:ケーブルテレビは地域ごとに1社のみが許可を与えられていた歴史があり、現在も地域によってJ:COMが提供している場合もあれば、他の会社が提供している場合もありまして。J:COMが提供している地域であれば視聴が可能、ということになります。

大森:視聴可能なエリアに特別な偏りはないんですよね。元々は電波障害を解消するために始まったケーブルテレビですが、サービスの幅が広がるにつれて、都心など電波障害のない地域にも普及していったんです。そんな経緯もあって、他のケーブルテレビ局では地域密着型のチャンネルをメインにしているところが多く、J:COMでも「J:COMチャンネル」は地域情報を中心に放送していますが、「Jテレ」はエンタメに振り切っているのが特徴です。

齋藤:そこが他局と一番違うところかもしれないですね!

■ジャンルに限らない、幅広い視聴者を意識した編成

――「Jテレ」はエンタメ軸のチャンネルということですが、番組の編成ではどのようなことを意識しているのでしょうか?

齋藤:「Jテレ」では特定のジャンルに限らず、幅広い視聴者に向けた編成を行っています。例えば、アジアドラマも取り扱っていますが、「専門チャンネル」のように尖った作品や革新的な作品というよりは、誰でも楽しめるわかりやすいラブストーリーを中心に編成するように心がけています。そこは、特定のジャンルに特化した「専門チャンネル」とは異なる部分かなと思いますね。

大森:大人世代の視聴者を意識した番組編成を行っているので、映画もド派手なアクションやセリフの多い作品より、ゆったりと楽しめるヒューマンドラマなどを中心に選んでいます。特に20時から24時の時間帯に力を入れていて、バラエティーに富んだジャンルを扱いながらも視聴者が楽しめる作品を厳選しています。

齋藤:あとは、世の中の動きに合わせた編成も行っています。例えば、パラリンピックのような大きなイベントに合わせて番組を制作し、視聴者が時代の流れを感じられるように工夫をしています。こうした柔軟な編成で、より多くの人々に関心を持ってもらえたらいいなと日々試行錯誤していますね。
齋藤萌々子さん、大森未侑さん


齋藤萌々子さん、大森未侑さん

■「Jテレ」ならではの“オリジナル番組”の魅力とは?

――「Jテレ」と言えば、他では見られない“オリジナル番組”も特徴的です。

齋藤:はい! 「Jテレ」では現在4つのオリジナル番組を放送しています。先ほどもお話ししたとおり、大人世代の視聴者をターゲットにしているため、番組のテンポも全体的に落ち着いたものが多くなっています。

大森:そうですね。トーク番組も、賑やかに話し合うというよりは、ゲストとの対話をゆっくり楽しむ時間を大切にしています。そのため、無理に笑いを取ったり、テロップを派手に入れたりすることは避け、より落ち着いた雰囲気がでるような工夫をしています。その点でも、地上波で見られるようなバラエティー番組とは少し異なる温度感が出ているかもしれません。

――そんなオリジナル番組の魅力について、それぞれ改めてお聞かせください。

齋藤:『柏原芳恵の喫茶☆歌謡界』は、柏原芳恵さんが初の単独MCを務める番組です。歌謡ショーは数多くありますが、ゲストの方と自然体でゆったり語る番組は珍しいと思います。先日は放送100回を記念して小林幸子さんがゲストに登場したりするなど、80年代に活躍されていた歌手や著名人の方々と当時の裏話をしたり、ヒット曲の披露もあったりとお楽しみポイント満載の番組となっています。
「柏原芳恵の喫茶☆歌謡界」


大森:『笑福亭鶴光のオールナイトニッポンTV』は、長年ラジオで親しまれてきた番組をテレビで放送する唯一無二の番組です。まさにラジオ・講談の方で、「ANN」では伝説の存在である笑福亭鶴光さんを迎え、テレビでは少なくなったお色気も全開に、深夜帯らしいギリギリのトークを展開しています。そして、『泉秀樹の歴史を歩く』。こちらは、専門家・泉秀樹氏が、独自の視点で一つのテーマをじっくりと掘り下げる歴史番組となっています。時には世間の興味に合わせ、大河ドラマで扱っている時代や登場人物にフォーカスするなど、歴史に精通していなくても楽しめる内容が魅力です。
「笑福亭鶴光のオールナイトニッポンTV」

「歴史を歩く」


齋藤:『パラスポチアーズ!』は、パラスポーツを応援するために昨年4月にスタートした番組です。パラスポーツを多くの方々に知っていただき、身近に感じてもらうことを目指しています。MCの中山秀征さんは、以前からパラスポーツに強い関心を持っており、その想いが番組にも反映されています。視聴者の方々と一緒に楽しく学びながら、パラスポーツの魅力を感じていただける番組となっています。
「パラスポチアーズ!」


――ありがとうございます!こんなに素晴らしいオリジナル番組を見られない地域もあるというのが悔しいですね…。

大森:実は、J:COMエリア以外にお住まいの方でも視聴できる方法がありまして…! 「J:COMチャンネル・J:テレ」のYouTubeチャンネルや「ど・ろーかる」というアプリを通じて、一部の番組を楽しむことができます。元々は災害時に活用できるよう開発されたアプリですが、現在は「Jテレ」や「J:COMチャンネル」の番組アーカイブも配信しています。

齋藤:アプリのほうも無料で、しかも会員登録などの設定が必要ないんですよ。一部の番組に限定されますが、リアルタイムでもアーカイブでも視聴可能です。

――それはとっても便利ですね!

■アプリ「ど・ろーかる」でも無料視聴可能、ケーブルテレビをもっと気軽に楽しんでほしい

――最後に、これだけは伝えておきたいことはありますか?

大森:「ケーブルテレビ」と聞くと、地域の情報を発信するコミュニティチャンネルを思い浮かべる方が多いですよね。でも、「Jテレ」は違います。今回お伝えさせていただいた通り、映画やドラマ、独自のオリジナル番組などを放送するエンタメに特化したチャンネルです。その魅力をもっと多くの方に知ってもらえたら嬉しいですね。また、「ど・ろーかる」や公式YouTubeといった配信プラットフォームをさらに盛り上げて、視聴の機会を広げていけたらと考えています。

齋藤:とにかく「“無料”で見られるチャンネルです!」と伝えたいですね。SNSで「うちはJ:COMの有料サービスに加入してないから見れないや…」という声をよく見かけますが、J:COMエリア内ならすぐに視聴できるので是非一度確認していただきたいです。たくさんあるチャンネルの中でも、“無料”で視聴ができるという点は大きな魅力だと思いますので、もっと多くの方に気軽に楽しめるチャンネルだと知ってもらえたらいいなと思っています。

――ありがとうございました!



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