【2025冬ドラマ座談会】「女子トークがすごくリアル」なあの作品が1位に!衝撃展開が多い今季ドラマを徹底討論

新感覚の社会派学園ドラマ『御上先生』(TBS系、日曜21時~)

【2025冬ドラマ座談会】「女子トークがすごくリアル」なあの作品が1位に!衝撃展開が多い今季ドラマを徹底討論

3月6日(木) 2:00

奥平大兼はじめ注目の若手がそろう日曜劇場や、東京03の角田晃広が宇宙人のおじさんを演じる『ホットスポット』など、驚く展開が楽しめる作品が多い今季の冬ドラマ。本誌ドラマウオッチャーたちが、女性にオススメの作品を徹底討論します!

30代編集N(以下、N):1月期のドラマも折り返し地点に突入しました。今回、お仕事モノやサスペンス、学園ドラマなどバラエティに富んでいますね。

50代記者H(以下、H):わかる!私の場合、日曜日は、『御上先生』からの『ホットスポット』がお気に入りのコースです。全くテイストは違うけれど、どちらも脚本が素晴らしくて、見入っちゃう。『御上先生』の脚本家は、松坂桃李主演の映画『新聞記者』を手掛けた人だと聞くと納得ですね。

30代記者S(以下、S):松坂桃李が演じる文科省のエリート官僚が教師として奮闘する話ですが、これまでにない社会派の学園ドラマですよね。現代の教育現場を舞台に、学校運営や官僚社会に蔓延る問題に切り込んだ深いストーリーはとても見応えがあります。

N:生徒役の若手俳優が、みんな演技が上手ですよね。演じるキャラクターをきちんと体現していて、とても自然。奥平大兼や窪塚愛流などすでに学園ドラマの常連組もいますが、ここからスターになっていく人がたくさんいるんだろうなあって思います。

S:松坂桃李の、内に秘めた熱意や怒りを抑えたような演技から目が離せないですよ!岡田将生扮する同期官僚とのライバル対決も注目です。

H:バカリズム脚本の『ホットスポット』は毎話、噴き出しながら見てますね(笑)。角田晃広が演じる高橋が、見た目は普通の50代のおじさんなのに実は宇宙人だという設定が奇想天外。市川実日子扮する主人公たちに毎回しょうもないお願いをされて宇宙人の能力を発揮するんだけど、まったくすごく見えないというか、むしろ滑稽なのよ。頭を使う能力は毛髪が減る副作用があるとか、くだらなさすぎる(笑)。

S:嫌な人ではないけど、人気者ではないみたいな感じをうまく出してると思う。それに、市川実日子と、その地元の幼なじみたちの女子トークがすごくリアルで。バカリズムって、そのへんにいそうな人たちの、何でもない会話劇を描くのが上手ですよね。

N:『ブラッシュアップライフ』も好きだったんですけど、『ホットスポット』のほうが上かも(笑)。

S:クスッと笑えるドラマの双璧といえば、『家政夫のミタゾノ』ですよ。毎回、起きる事件が瑣末なんだけど、起承転結の転の部分が予測できない。裏の裏をいくどんでん返しが楽しみなんですよ。

H:確かに!一件落着したように思えて、この後、まだ何か起きそうな余韻を残すところは、ピリッと毒がありますよね。今後も続いてほしいシリーズです。

N:テレ朝では、『プライベートバンカー』もシリーズ化しそうですね。悪役があからさまに悪い人なのが面白いし、唐沢寿明が演じるプライベートバンカーの庵野が、なんだかんだあっても最後は必ず勝つところが勧善懲悪で、安心して見ていられます。経済や金融知識がなくても、さまざまな問題をわかりやすく解説してくれるので、毎回ためになるなあって。

S:香取慎吾主演の『日本一の最低男※私の家族はニセモノだった』の主人公は、選挙でアピールするために子供を利用するとか、本当に嫌な人ですよね。ムカつくけれど、香取慎吾が演じるからいいあんばいというか、実は悪い人じゃないのかもって思える。

H:そうそう、根っからの最低男ではないのよ。最初は選挙に当選するのが目的で周囲の人を巻き込むけれど、テレビマンだった経験と持ち前の行動力で、結果的には、子供や人のためになっている。だから、ドラマを見終わった後は気持ちいいし、香取慎吾と子供の絡みはピッタリ。さすが、かつての慎吾ママ!

N:保育園の運営やこども食堂など身近な社会問題を扱っているところもいいですよね。また、今季は漫画原作の『秘密~THE TOP SECRET~』や『クジャクのダンス、誰が見た?』など物語の展開も速くておもしろいと思いました。クオリティが高いなあって。

S:私、『秘密~』の原作が大好きなんですよ。キャラクターの再現度が高く、登場人物の関係性も丁寧に描いているところはすごく満足しています。中島裕翔が一人二役で鈴木と青木を演じ分けることで、板垣李光人が演じる薪と、門脇麦が演じる雪子との三角関係も見やすくなっていると思います。

H:死んだ人の脳の記憶が映像化されるという設定が、最初は難しかったけれど、役者の演技に説得力があって回を重ねるごとにおもしろくなってきました。板垣&中島のバディにも期待しています。

S:『クジャクのダンス、誰が見た?』は、『イチケイのカラス』の浅見理都の同名漫画が原作。元警察官の父が遺した手紙に書かれた冤罪の文字から始まる物語 は、見応えたっぷりのサスペンスです。主役の広瀬すずはとにかくかわいくて華があるし、脇を固める松山ケンイチや磯村勇斗たちの演技も圧巻です。

H:「クジャクのダンス~」はインド哲学の一節で、この言葉が物語に深い意味を与えていると思う。

S:『まどか26歳、研修医やってます!』も原作はお仕事コミックエッセイです。研究医役の芳根京子は、等身大の女性を演じるのが上手。個性的なベテラン医師を演じる役者陣とのバランスもいいですね。

N:お仕事ものですが、イマドキ女子の視点で恋愛やキャリアに対する考え方が描かれているので、共感する若い女性視聴者も多いでしょうね。

H:清野菜名主演の『119 エマージェンシーコール』は、消防局の通信指令センターで働く指令管制員たちの仕事ぶりがとてもリアル。人命救助の最前線にいるのは消防士ですが、管制員のようにバックで人命を支えている人たちにスポットが当たるのはいいですね。

S:梶裕貴や釘宮理恵、山口勝平など人気声優が通報者役で出演しているのも、電話を通じた声に焦点が当たる作品ならではだと思います。

N:『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』は、“カメラアイ”と呼ばれる瞬間記憶能力を持つ刑事が主人公。波瑠はクールな役が似合いますね。

H:心の傷を抱えながら事件に挑む女性刑事って、『ストロベリーナイト』の竹内結子さんを彷彿とさせるし、男性刑事たちもそれぞれ役にハマっているよね。あと、考察モノ好きとしては、『フォレスト』も好きです。ドラマも終盤、張り巡らされていた伏線が回収され、事件の真相に近づいてきて、ゾクゾクしてる!サスペンスとしても見応えがあるけれど、料理男子の岩田剛典に女性視聴者は大いに萌えると思うなあ。

S:私は、松村北斗に萌えるために『アンサンブル』を見ていますね(笑)。純粋で一途な年下男子を演じさせたら右に出る者はいないと思います!

N:最初、川口春奈が演じるヒロインは、元彼を引きずりすぎじゃない? って思ったんですよ。でも、仕事が充実していても、男性に愛されたいという気持ちに共感する女性は多いのかもしれないですね。

S:今季はおもしろい作品が多いので、自分の好みに合わせて見たい作品を選ぶのもオススメです。

■本誌記者の冬ドラマBEST3

【50代記者H】

1位『御上先生』
2位『秘密~THE TOP SECRET~』
3位『ホットスポット』

【30代記者S】

1位『ホットスポット』
2位『御上先生』
3位『家政夫のミタゾノ』

【30代編集N】

1位『秘密~THE TOP SECRET~』
2位『ホットスポット』
3位『クジャクのダンス、誰が見た?』

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