レベルアップし続けるLiSAの新しい挑戦「グループの中で歌う心強さを感じました」【インタビュー後編】

LiSA

レベルアップし続けるLiSAの新しい挑戦「グループの中で歌う心強さを感じました」【インタビュー後編】

3月5日(水) 3:00

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LiSAが3月5日に23枚目となるシングル『ReawakeR(feat.Felix of Stray Kids)』をリリースする。アニメ『俺だけレベルアップな件 Season 2 -Arise from the Shadow』のオープニングテーマともなっている本作はStray Kidsのフィリックスとコラボしたことで、LiSAにとって新しい挑戦となったようだ。
楽曲の制作裏話、またLiSAの音楽に向かう姿勢について聞いた。

※前編はこちら

コラボだからこそ引き出されるLiSAの魅力

――今回はStray Kidsのフィリックスさんとのコラボです。Stray Kidsとは今までにコラボもされていますが、フィリックスさんにはどういった印象をお持ちですか?

すごくかわいらしい印象ですね。本当にピュアに、日本のアニメのことも好きでいてくださっていますね。初めてお会いしたときも「わあ!」と感激してくださって。むしろこっちが「わあ!!」という感じだったんですけどね(笑)。
私のことを知っていてくださって、そうやって慕ってくださることもすごく嬉しいな、と思っています。

――フィリックスさんの歌声についてはいかがですか。

彼の低音のラップがすごく魅力的ですね。この楽曲に入るといいな、と思っていたものが理想通りに入っているかと。私の声がどちらかというと上目にあるので、そことすごくマッチして、楽曲の幅が一層広がってかっこいいな、と思います。

――LiSAさんご自身は、レコーディングの際にどういったところにこだわられましたか?

ひとりで歌うときはアタックを強めに突き刺していくというか、どちらかと言うと「私やで」というような歌い方をするんです(笑)。でも、今回はフィリックスさんが入ってくれるということと、澤野さんの楽曲がわりとメロディーが楽器的というか……リズムがグルーヴを出している楽曲なので、自分の歌が引っ張らなくても塊で攻めていけました。そういう安心感があったので、馴染むような歌は心掛けていましたね。

――LiSAさんのボーカルの強さが、コラボの際は本当に化学変化が起こったように馴染む気がします。コラボではいつもどういうことを意識されているんですか?

普段ひとりで歌っているので、グループだとこんなに心強いんだな、と思いながら歌っています。
ひとりだとやっぱり全部自分が担わなくちゃ、という気持ちなんですけど、一緒にいてくれると少し頼れる部分もあります。技術の話で言うと、例えばいつもだったら地声でいくところも裏声のほうが混ざってくるのであれば、一緒に攻めるほうが良いか、ということもありますね。

世界を意識した1枚に

――カップリングについてもお伺いしていいですか?

『うぃっちくらふと』はキタニタツヤさんが作ってくださったんですけど、以前も『洗脳』という楽曲をキタニさんに制作していただいてるんです。
「キタニさんとやりたいことがたくさんあるんです」というお話をさせてもらって。そのときに、一緒にいただいた楽曲なんです。

――『洗脳』とはまた違うアプローチの楽曲に?

『洗脳』という楽曲はどちらかというとロックテイストの楽曲になっているんですけど、この『うぃっちくらふと』はもう少しメルヘンというか、アンニュイな楽曲になっています。
すごく世界観のある楽曲なので、これまでの私とは違った表現で皆さんが楽しんでくれるといいなと思って歌いました。

――気が早いですけどライブで聴くのが楽しみになりそうですね。

そうですね、どんなふうに表現しようか楽しみです。

――『RED ZONE』はいかがでしょうか。

このシングル自体、全体的にリズムが大事な曲になってきます。俺レベ自体がすごく海外でもたくさんの方が見てくださっている作品でもあるということもあって、海外の音楽トレンドを持った楽曲ができたらいいなと思って、この『RED ZONE』に挑戦しました。

――3曲のシングルで少し外に向けて、という形のイメージなんですね。

そうですね。そこから入ってきてくださったみなさんにも楽しんでもらえるような楽曲になるといいなと感じています。

ハッとした音楽体験とは?

――今回の楽曲のタイトルが「再び目覚める」という意味があるかと思うんですけど、最近LiSAさんがハッとするような音楽体験ってありましたか?

ある海外のフェスに行ったときのことなんですけど、ライブの前に会場でDJがあったんです。そのDJさんがそこにいるお客さんの層に合わせた思い出の楽曲をずっとDJされていて。すごくもてなす気持ちが感じられた音楽体験でしたね。次に登場するアーティストを聴いている世代の人たちが高校生ぐらいのときに流行っていた洋楽がずっと流れていて印象的でした。待っている時間も全然苦じゃないというか。

――全ての時間がエンターテイメントな感じなんですね。

そうですね。洋楽アーティストの方々って始まる前にDJさんが出ていらっしゃるんですけど、そんなにこちら側のことを考えてやってくれているんだな、ということがすごく印象的でしたね。

――そういったライブに行かれるのももちろんですが、LiSAさんご自身は音楽についての幅を広げていくために、普段どういったことを心がけてらっしゃるんでしょうか。

私自身いろんな音楽を聴くんですけど、自分のやる音楽と聴く音楽が全然違うんです。その持っているものの中で、いつそれを当てはめようか、って考えていますね。いつかこんなことやりたいなって思っている袋はいっぱいあって、その中に作品との出会いや、LiSAとしてやるのはおもしろそうだなっていうタイミングで、相談するようにしてます。

――今いっぱい貯まっている状態なんですね。

そうなんですよ、いっぱい持ってるんです。それがいつお届けできるかは、楽しみにしていただければ。

――ありがとうございました!

取材・文:ふくだりょうこ撮影:堺優史

LiSA公式HP:
https://www.lxixsxa.com/

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