3月5日(水) 1:50
SBIいきいき少額短期保険は11月9日、「節約意識と行動」に関する調査結果を公表しました。この調査は、8月10日から15日にかけて、全国の30歳以上の男女881名を対象にインターネットで実施されたものです。
節約意識と行動に関する調査結果は表1の通りでした。
表1
回答 | 割合(%) |
---|---|
節約を意識し、実際に行動した | 63.8 |
節約を意識していたが行動には移さなかった | 23.7 |
節約を意識していない | 12.5 |
SBIいきいき少額短期保険「節約意識と行動に関する調査」を基に筆者作成
調査の結果、全体の63.8%が「節約を意識し、実際に行動した」と回答しました。また、「節約を意識していたが行動には移さなかった」と答えた人は23.7%でした。
これらを合わせると、約88%の人が何らかの形で節約を意識していることがわかります。
節約行動を実践した人に対し、具体的な節約の内容を尋ねたところ、「電気・水道などの公共料金」(79.9%)の節約が最も多い結果となっています。
具体的には、LED電球や節水シャワーヘッドへの交換、エアコンをつけっぱなしにすることで消費電力を抑えるといった工夫が挙げられました。次いで「食費・外食費などの飲食費」(52.6%)や「日用品・日用雑貨費」(46.9%)を節約する人も多く見られました。
節約をした理由については、「収入が不十分だから」(48.6%)が最も多く、「老後の生活に不安を感じるから」(39.6%)、「節約することが好きだから」(26.2%)と続きます。また、「収入が減少したため」(16.9%)と答えた人もおり、多くの人が金銭的な理由から節約を意識していることが分かります。
一方、節約をしない人もいます。節約をしなかった理由としては、「節約のために我慢をしたくない」(34.5%)が最も多く、「収入が不十分で、そもそも節約できる余地がない」(31.0%)、「節約は面倒」(25.9%)といった声が上がりました。
また、「節約するとストレスがたまる」「続けるのが難しい」「安物を買って失敗することがある」「節約しても他で浪費してしまう」といった意見も見られ、節約に対して否定的な考えを持つ人も一定数いることが分かります。さらに、家族が節約に協力的でないことを理由に挙げる人もいました。
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「節約しない」理由は人それぞれであり、その背景にはさまざまな考え方や状況があります。例えば、「我慢したくない」「節約が面倒」「収入が少なく節約の余地がない」といった理由が挙げられます。
一方時間や健康、教育、経験、人間関係といった重要な要素に投資するために、節約を意識しない人もいるのです。
SBIいきいき少額短期保険「節約意識と行動」に関するアンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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