【写真】救急救命士の資格を取ることを与呉(一ノ瀬颯)に話す紗良(見上愛)
清野菜名が主演する月9ドラマ「119エマージェンシーコール」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第7話が、3月3日に放送。雪(清野)が失声症の姉・小夏(蓮佛美沙子)からの通報を受ける展開になった。(以下、ネタバレを含みます)
■消防局の指令管制員たちのリアルを描く
同ドラマは、消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ“最前線に立つ、指令管制員(ディスパッチャー)たちの現実(リアル)を描く完全オリジナルストーリー。
清野が演じるのは、銀行を辞めて指令管制員になったばかりの粕原雪。雪と同じ横浜市消防局・司令課3係のメンバーとして、雪の指導係を務めた兼下睦夫を瀬戸康史、雪より年齢は若いがキャリアは先輩の新島紗良を見上愛、救急救命士の資格を持つ与呉心之介を一ノ瀬颯、しゃべりが得意な箕輪健介を前原滉、係長・高千穂一葉を中村ゆり、主任・堂島真一を佐藤浩市が演じる。
■雪は失声症の姉に避けられていることに悩む
姉・小夏(蓮佛美沙子)が5年前頃から失声症になったことを3係のメンバーに明かした雪。
雪が指令管制員を目指したのは、幼いときに姉と一緒に留守番していて家が火事になり、そのときの通報で救われたから。しかし、姉にとって火事はつらい思い出で、自分が指令管制員になると言ったストレスから声が出せなくなり、自分のことを避けているのではと思うように。
小夏に会いに行った雪は、音声による通報が困難な場合の「NET119緊急通報システム」について触れつつ「(失声症が)あの火事を思い出したことが理由なら、いまは、私もいるから大丈夫だよって伝えたくて」と言う。すると小夏は「私はそんなこと頼んでない」と文字を打ったスマホ画面を見せて席を立った。さらに、直後に「雪といると、つらい」とメッセージを送った。
雪は「指令管制員になれば、いろんな人を助けられると思っていたんですけど、そのせいで、一番近くにいる家族を傷つけていた。全然、想像力が足りていませんでした」と兼下に打ち明ける。
兼下は「その火事はお姉さんにとってもただ怖かっただけじゃない。きっと後悔もしてるはずだ」と、かつて守るべき立場の人間=後輩を危険にさらした自分の経験から小夏のことを想像する。そして「誰かを助けたいって思ってるのは俺たちだけじゃない。相手を一方的に助けてもらう側に押し込めないほうがいい」と助言した。
■雪は小夏と映像システムで救助の連携
そんな中、通信指令センターに110番センターから、森で行方不明になった11歳少年の捜索と救助の要請が入る。それからしばらくして、雪が1本の通報を受ける。相手が話せない状況だと知った雪は、画面に表示されていた通報者の電話番号が姉のものだと気付く。
堂島は映像での通報システムに切り替えるよう言う。小夏のスマホはGPSが切られていたが、そのシステムを使えばGPSがオンになり、映像で状況も把握できるのだ。また紗良も「映像なら筆談もできますよね」と提案した。
仕事のリサーチで山に来ていた小夏は、先に通報があった少年が山に迷い込み、けがをしているところを発見したのだった。少年には低体温症の初期症状があり、筆談で「この子を助けたい」と訴える小夏と通信指令センターのメンバーが連携して、捜索隊が到着するまでにできることを考えていく。
しかし、GPSの不具合で捜索隊が場所をつかめず、天候も悪化。雪は通信指令センターから小夏のスマホを通して「要救助者がここにいます!」と叫ぶが捜索隊には届かない。すると小夏が懸命になって声を上げることができた。
今回も緊迫の救出劇が繰り広げられた。SNSには「見入ってしまった」「感動して泣いてる」お姉ちゃん声、出る?出せる?って、ドキドキだった」といった声が上がった。また、「映像で救急と繋がるってすごいよね」「ネットで119なんてできるシステムあったのか」という気付きも寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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