【漫画】友情と恋の境界線…心の距離が近すぎる二人の物語に「気づいていく過程とか好きです」の声コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は心の距離が近すぎる親友に恋をした少女が、冗談交じりの会話を通して自分の気持ちに向き合いながら、友情と恋の間で揺れ動く物語『Curry味のUNKO』をピックアップ。
作者の 椎名かじんさんが1月13日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、5,600以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、 椎名かじんさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについてを語ってもらった。
■心底気の合う同性の友達に恋をしたら

「ずっと親友だと思っていたのに、気づいたら好きになっていた」――そんな経験をしたことはあるだろうか。しかも、それが同性の友達だったとしたら?
物語の始まりは、「う●こ味のカレーとカレー味のう●こ、選ぶならどっち?」という他愛のない会話だった。しかし、冗談のようなやり取りの中に、ふとした瞬間に芽生える感情が繊細に描かれていく。
友情と恋の狭間で揺れる気持ちに、二人はどんな答えを出すのか――。
物語を読んだ人たちからは「最低なんだけど最高です」「心の動きとキッカケとか実にいいですね」「気づいていく過程とか好きです」「たとえ不味くてもカレーであるなら食べ物である。」など、反響の声が寄せられている。
■究極の二択に一つの回答を出せた

ーー『Curry味のUNKO』を創作したきっかけや理由があれば教えてください。
年4回開催されているコミティアという同人誌イベントに参加しており、毎回それに合わせて作品づくりをしています。今はもっぱら百合ばかり描いています。
この作品は最初の1ページ目のやりとりを唐突に思い付き、そこからお話を膨らませていきました。
ーーキャラクターはどのように生み出されたのか、教えてください。
タイトルに掛けてツッコミを「クソ女!」にしたので、主人公の1人をそう言われる程度のだらしない、でも愛嬌のある子にしました。
2人を社会人にするか大学生にするかで迷い、下書きを2パターンで描き始めたりしたのですが、社会人だと生々しくなり過ぎと感じて大学生になりました。
ーー作画の際にこだわっている点や「ここを見てほしい」というポイントがあれば教えてください。
作画には自信が無いので目をつぶってもらって、見どころとしては誰でも一度は耳にしたり考えたことがあるであろう究極の二択に一つの回答を出せたことが自分の中でのポイントです。それを小ネタで終わらせずに一つの物語をつくり出せていれば嬉しいです。
ーー本作の中で特に思い入れのある(気に入っている)シーンやセリフを理由と共に教えてください。
タイトルを思いっきり叫ぶシーンが気に入っています。きっと今時小学生でも言わない。
ーー椎名かじんさんにとって、一から世界観を創り上げ物語を展開していくうえでこだわっている点や特に意識している点がありましたら教えてください。
勢い、でしょうか。プロットを作る事が苦手で、1ページ目から順繰り次の展開を考えて描いているので、読んだ時のテンポやリズムが自分の中で上手くいかないと手が止まります。
ーー最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
作品を読んでいただきありがとうございます。現在もコミティアに参加しており、今は社会人と大学生の百合カップルの話を続き物で描いています。過去作も定期的にSNS上にUPしてますので、読んでもらえて楽しんでもらえる作品が一つでも多く届けられれば嬉しいです。
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