映画「メカバース少年とロボット」初日公開舞台挨拶が2月28日、東京・イオンシネマ板橋で行われ、シンガポールからリッチ・ホー監督が来日。特別ゲストのお笑いコンビ品川庄司の庄司智春と共に登壇した。
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本作は、シンガポールの映像作家であるリッチ・ホーが企画プロデュースから監督、脚本、撮影、音楽、衣装、美術、VEX 監修まで、約12年の歳月をかけて完成させたSFロボットアクション映画。宇宙空間を自在に移動可能な「ヘブンズ」と呼ばれるゲートを発明し、人類が宇宙に進出した未来を舞台に、幼いころ戦争で両親を失った青年カイが、火星帝国の攻撃によって引き起こされた第二次宇宙戦争に、地球防衛メカのパイロットとして赴く姿を描く。
2023年11月に公開された本作が、改めて全国50館にて封切りされた。ホー監督は「こんばんは。私はリッチ・ホーです。愛している」と日本語で挨拶すると、1年半近くの歳月を経て再上映されることに「奇跡的なこと。お子さんと一緒に楽しんでいただけると嬉しいです」と会場に呼びかけた。
「怖いものに立ち向かう話を作りたかった」と作品に込めたメッセージを語ったホー監督。自身も俳優として出演しているが「やりたいと思って出たのではないんです」と切り出すと「20年に渡って物語に登場する人物がいました。小さいサイズから始まり大きくなり、また小さくなる。そんな体の変化を長期間でやっていただける俳優さんはいないし、いてもそこまで長くお金が払えないんです」と自身が演じた理由を明かしていた。
この日は、映画を観て「めちゃくちゃ興奮した」という庄司も舞台挨拶に参戦。庄司は「男の子なので戦闘シーンはワクワクが止まらなかった」と興奮気味に語ると「少年の成長も描かれている作品。息子に見せてあげたい映画です」とアピールしていた。
主人公が困難を克服する姿が感動的な本作にちなみ「困難にぶつかったときどうするか?」という質問が2人に。ホー監督は「私は逃げて隠れます。そして困難をしっかり認識してからどうやって乗り越えていけばいいのか考えます」と持論を展開すると、庄司は「僕は、身体が壊れるまでぶつかりまくって打開策を考えます。(庄司の妻である)ミキティにはずっとフラれ続けたのに、ぶつかり続けてお付き合いができたんです。とにかく逃げないこと」とホー監督とは真逆の発言をして会場を沸かせていた。
また「強さ」も本作の大きなテーマだが、庄司は着ていたジャケットを脱ぎ、鍛え上げた体を披露する。するとホー監督も「僕も鍛えているんです」と笑い、庄司と同じくジャケットを脱いで応戦。共にがっちりと握手を交わすと、庄司はホー監督の次回作への出演を懇願し「なかなかキャラが決まってしまい邪魔をしそうですが、俳優業にもチャレンジしたいんです」と思いを語り、ホー監督もまんざらでもない表情を浮かべていた。
【作品情報】
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メカバース少年とロボット
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