ベストヒット歌謡祭にも出演したこっちのけんと(写真:こっちのけんとのXアカウントより)
2月26日(水) 3:15
2月23日放送の『日曜日の初耳学』(MBS/TBS系)に、ミュージシャンのこっちのけんと(28)がゲスト出演。そこで明かされた、代表曲「はいよろこんで」の“真意”に反響が広がっている。
昨年リリースした「はいよろこんで」はSNSを含む総再生回数が140億回を超え、『第75回NHK紅白歌合戦』にも出演するなど、一躍時の人となったこっちのけんと。この日は、スタジオの出演者らからの質問に応じる形で、リモート中継での出演となった。
躁うつ病と診断されたことを公表しているこっちのけんと。今年元日に更新したXでは、《若干躁期でした。今後は跳ね返りと戦うために当分休みます。どれだけ人生が変わっても「死にたいな」と考えてしまう》などと綴り、今後の活動をセーブしていくことを宣言していた。
セーブ中の今、“これからどう活動をしていくのか”という質問に対して、「2024年は2000%くらいの力が出せちゃってた年で、2025年からはちゃんと100%の自分に戻して頑張らないとどっからガタがきちゃうなと思った」とコメント。
そして、話題は「はいよろこんで」の制作秘話に移り、うつ状態で世間との接触を断っているときに制作されたなどが説明され、歌詞の話に。意味深なワードが散りばめられている同曲のなかでも、SOSを意味するモールス信号と並んで印象的なのが「鳴らせ君の3~6マス」というフレーズだ。
この意味を聞かれたこっちのけんとは、「心拍の話」と心電図を読むときのマス目をモチーフにしていることを説明した上で、こう語った。
「正常な心拍がBPMで言うと、50~100。マス目にこれを変換すると、正常な心拍が3~6マスにあたる。なので、自分の心拍が正常なうちに、SOSを出していこうよっていうサビ前の歌詞」
自身の体験をもとに、“無理をして頑張る必要はない”という同じ境遇の人へのメッセージを込めていたこっちのけんと。この明かされた“真相”にX上では、驚きと感動の声が
《はいよろこんでの歌詞、めちゃくちゃ深いな。 3から6マスって心拍数の正常値で、モールス信号みたいなものはSOSを意味してて「正常のうちにSOSを出して」という意味だったんか。 こっちのけんとさんは凄い人だよね。本当。》
《はいよろこんでの歌詞解説 ヤバ過ぎん~ 心が正常なうちに心拍数が大丈夫な時にSOSを出せ のメッセージを ・・・—・・・に入れちゃう所》
《こっちのけんとさんの「自分の心拍が正常なうちにSOSを出そうよ」という意味がモールス信号と「3?6マス」の歌詞に込められてるがずっと響いてる》
こっちのけんとの作った音楽は、多くの人にとって救いとなっていることだろう。