青い屋根の二世帯住宅に住んでいる広子さん。玄関の近くにある鍵付きの内扉の向こうには義母が住んでいます。広子さんは意味深な言動を繰り返す夫（和也さん）と義母に悩まされていて……。

冷蔵庫に大量ストックされているのに義母から頻繁に頼まれる牛乳のおつかい、足が悪いはずの義母の玄関先にあったピンヒール、毎日義母宅に行って帰ってこない夫……。
広子さんは夫と義母の言動に不信感を募らせていました。

夫がお弁当を食べずに捨てているという確証を得た広子さん。夫に問いただしますが、上手くかわされてしまいます。そして、いつも通り夫は義母宅へ。
広子さんは「全部私の被害妄想なの？」と悩みながら眠りにつきます。

ふと目が覚めると、深夜にもかかわらず夫はまだ義母宅から帰ってきていません。こんな時間まで何をしているのか気になった広子さんが、内扉の前へ行くと向こうから足音が聞こえました。しかし、話しかけるも返事はなし。

不審に思いドアを開けようとすると、扉の向こうにいる人物が内扉をドンッと殴打！ 内扉の向こうには義母がいて、開けようとしたことに怒ったのだと思った広子さんはすぐ謝罪し、足早に去るのでした。
深まる謎…夫は義母宅で何をしているの？









































朝起きると、夫は隣で寝ていました。昨日深夜まで何をしていたのか聞くと、義母宅で少し寝ていただけだと言われ、広子さんはそれ以上何も言えませんでした。

そして何も解決しないまま、義母宅で夫の誕生日パーティーが開かれる日に。
この日も玄関に置かれたままになっているピンヒールに広子さんは気がつきます。

テーブルにはお寿司が並べられていますが、広子さんの分だけがありません。台所の端に寿司を見つけた広子さんが「私のですよね」と取ろうとすると、義母は「あなたのじゃない」と言うのでした。

何も解決しないまま、モヤモヤして日々を過ごす広子さん。義母宅に行った際も小言を言われ、これでは義母のことが嫌になっても仕方ないですよね。そして広子さんの分の寿司だけがないという事態に困惑しています。大きなトラブルに発展しないことを祈るばかりです。
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