【写真】一度見たら忘れられない…「勇者ヨシヒコ」シリーズのムロツヨシ“メレブ”
“たった5分で終わる超簡単な事件を正味33分の放送時間いっぱいまでなんとかもたせる名探偵”鞍馬六郎(堂本剛)が活躍するドラマ「33分探偵」(2008年、フジテレビ系)が今、FOD・TVerにて順次無料配信中だ。脚本・メイン演出を務めたのは、ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ(2011年ほか、テレビ東京系)の福田雄一監督。2月28日(金)まで無料配信中の第8話は「33分探偵」ならではの“推理ドラマあるある”が続々登場するほか、のちに福田作品常連となるムロツヨシがゲスト出演していることでも見逃せないエピソードとなっている。(以下、ネタバレがあります)
■第7話では堂本剛のミュージカルシーンも!
「33分探偵」は、17年前にフジテレビ「土曜ドラマ」枠で放送され、同枠の本編尺である“33分”の間に事件発生から解決までを描く“脱力系シチュエーション推理劇”。大田原警部(高橋克実)が六郎のもとに持ち込む事件はほとんどが開始数分で解決してしまうシンプルなもの。それを六郎が、本編尺を“もたせる”ために突拍子もない推理でどんどん複雑化させていく、というのが本作のコンセプトだ。
2月25日(火)まで無料配信中の第7話「ミュージカル殺人をもたせる!」は、ミュージカルを観劇に行った六郎と助手のリカコ(水川あさみ)が、舞台上で発生した演出家の殺人事件に居合わせてしまう展開。堂本、水川、高橋、さらに刑事の茂木役・戸次重幸も加わってのミュージカルシーンが登場するのも楽しい。そして続く第8話「誘拐殺人をもたす」で描かれているのが、推理ドラマでも人気の誘拐事件を取り上げたエピソードだ。
■六郎、犯人にややこしい身代金受け渡し法を提案する
第8話では小学生の誘拐事件が発生し、六郎とリカコも大田原警部に協力を要請され、被害者宅へ。電話をかけてきた犯人は、3時間後に3千万円を近所の公園に持ってくるように指示するが、それでは事件がすぐに解決してしまう。そこで六郎は「たとえば、電車の中から金の入ったバッグを河原めがけて投げ込むとか」と、犯人にむしろややこしい受け渡し方法を提案する。
これをきっかけに犯人がやる気を出し、六郎たちは携帯で指図を受けながらあちこち振り回される…という、いかにも推理ドラマらしいストーリーが展開する。さらに、犯人からの電話の背後の音を分析しアジトを突き止めようとするなど、推理ドラマあるあるのパロディシーンが続々。ゆるくてとぼけた六郎のキャラも相まって、「33分探偵」ならではのクスッと笑えるエピソードに仕上がっている。
■福田組の奇跡はここから!ムロツヨシが犯人役で福田脚本作品に登場
そして、そんな第8話の誘拐犯役で登場しているのが、今や福田雄一作品に欠かせない俳優として知られるムロツヨシだ。この回自体は福田の演出回ではなかったものの、誘拐される児童役で出演したのが福田の息子・福田響志だったこともあり、撮影現場でムロの演技を見た福田の妻がムロを推薦したことが、その後の福田組参加のきっかけになったという。
この出会いの翌年に公開された映画「大洗にも星はふるなり」(2009年)以降、ムロは福田監督が手掛けたすべての映像作品に出演しているというから、「33分探偵」での出会いの意味は果てしなく大きい。六郎をはじめメインキャストたちのゆるい推理劇に加え、福田組の奇跡を目の当たりにできるという意味でも注目したいエピソードだ。
「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」では人気ドラマを順次、FOD・TVerにて無料公開中。2月は「33分探偵」(2008年)のほか、イヤミスの女王・湊かなえ脚本×長澤まさみ主演のミステリー「高校入試」(2012年)、上戸彩主演でキャビンアテンダントを目指すヒロインの奮闘を描く「アテンションプリーズ」(2006年)、1966年の青春ドラマを妻夫木聡、瑛太、満島ひかりらでリメイクした「若者たち2014」(2014年)などがラインナップされている。
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