【写真】一馬(丸山智己)と夫婦だったときの翠(藤原紀香)
関水渚が主演を務めるドラマ24「家政婦クロミは腐った家族を許さない」(毎週金曜夜0:12-0:42ほか、テレ東系/Lemino・TVerほかにて配信)の第7話が2月21日に放送。クロミ(関水)が仕える翠(藤原紀香)の元夫が現われたことをきっかけに、翠とクロミの過去が明かされた。(以下、ネタバレを含みます)
■最恐家政婦によるファミリー・パニックホラー
同ドラマは、きづきあきら+サトウナンキの同名漫画が原作。「理想の家族」を追い求め、常識も倫理も超えた危険な手段も辞さない最恐家政婦・黒見白華(くろみきよか)=クロミが引き起こすファミリー・パニックホラー。
関水演じるクロミが従事する灰原家のキャストとして、美容機器メーカーを立ち上げた敏腕社長・翠を藤原紀香、その夫・蒼太を高橋光臣、長男・千翠を阿久津仁愛、長女・緋莉を大熊杏優が扮(ふん)する。
■翠が隠していた過去
翠の元夫・緑川一馬(丸山智己)に声を掛けられたクロミ。一馬は実の息子である千翠を巧みにそそのかしながら、翠の財産を狙っていた。
千翠が生まれたばかりのころ、家計の足しにと友人とエステを始めた翠。事業が軌道に乗ると整形をして、稼ぎが少ないと自分を見下すようにもなり、揚げ句に千翠を連れて年下の男(=蒼太)と逃げたのだと、一馬は千翠に愚痴った。
ところが、一馬の出現をクロミから知らされた翠が語った過去は違っていた。翠は一馬のことを「私を無能扱いして支配することでしか自尊心を満たすことができなかった最低の男」と説明。いわゆるモラハラ夫だった。そんな一馬から逃れるために力をつけようと事業を始め、千翠と一緒に「まともな家族を作りたい」と願うようになった。
ただ、千翠には「父親のことを悪く思わせるのはかわいそうだから本当のことは伝えていない」のだという。
■クロミは偽名を使っている?
翠に続いて、クロミの謎めいた過去の片りんも明かされた。
父親の本当の姿を知らない千翠から、クロミが邪魔をしていることを聞いた一馬が突き止めたのは、かつてクロミと同じ家に仕え、いまはスナックを経営している菜々(赤間麻里子)。菜々によると、家族全員に気に入られたクロミは、家族を支配するようかのようになって、それまでバラバラだった家族が一つにまとまったという。
その話から想像するに、以前の勤め先でも“理想の家族”を作ろうとしていたのだろう。クロミがここまで“理想の家族”に執着する理由がますます気になるところだが、いま仕えている灰原家を壊そうとする一馬の動き、そして自分のためにも黙っているはずもない。
菜々がもう一つ明かしていた偽名であることについて、千翠が「黒見白華さん」と不自然に連発したことで察したクロミは、菜々に会いに行った。そこで菜々が一馬には教えていなかった、仕えていた家族が火災事故で亡くなったとき、クロミが出てきた直後に火が出たのを目撃したと脅しをかけた。ところが、クロミは菜々が盗みを働いていたことを逆に指摘し、「あなたのことを誰にも言わないから」と誓わせた。
不穏なものが渦巻くクロミの過去。ラストでは、早々に約束を破ろうとした菜々が店で焼死したことが判明。クロミを待ち伏せていた一馬が「おとなしい顔して、おそろしい女だな」と言うと、菜々の件についてとぼけながらも、「あなたもお気を付けになったほうがよろしいかと」と忠告した。
SNSには「クロミさん敵に回したらほんとにだめよ」「クロミ強い」「クロミの忠告こわすぎる」と改めてクロミのヤバさに反響が寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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