誕生日パーティーでは必ずバースデーケーキを用意していたのですが、
ある年、娘のゆめこが「実はケーキが得意ではない」などと言い出したため、
鶏の丸焼きにバースデーキャンドルをあしらって祝ったことがありました。
そのことがあって「誰かの誕生日に出てきたローストチキンにはキャンドルをあしらって皆でバースデーソングを歌うのが正式」と認識したゆめこ。
先日のまめの誕生日でもそうするべきだと頑なに譲らず、しかしそれは心の底から兄を思っての言動。心を動かされたまめはあっさりとそれを快諾し、
誕生日にはろうそくを立てた鶏肉を家族で囲んで歌うという新たなしきたりが我が家に生まれることとなりました。