【動画】笑顔で視聴者に感謝を…塚原監督らの受賞コメント動画
2024年10~12月放送ドラマを対象に開催した第122回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞の受賞作・受賞者を発表中。監督賞は、日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)の塚原あゆ子監督、福田亮介監督、林啓史監督、府川亮介監督が受賞した。(以下、ネタバレを含みます)
■日曜劇場らしいスケール感と心震わせる人間ドラマを両立
同作は、野木亜紀子の完全オリジナル脚本で、高度経済成長期に石炭産業で躍進した長崎・端島と現代の東京を舞台にした物語。端島で育った鉄平(神木隆之介)と彼を取り巻く人々の営みを丁寧に描きながら、現代に生きるホスト・玲央(神木/2役)が、いづみ(宮本信子)との出会いを機に鉄平の謎に迫っていく様子を描いた。
「海に眠るダイヤモンド」チームは、圧巻のスケールで昭和の端島の姿を描き切ったことに加え、2つの時代を行き来する複雑な物語を魅力的に描いた手腕が称賛された。投票したTV記者・審査員からは、「最盛期、たくさんの人が暮らしていた端島炭鉱を再現するスケール感に日曜劇場のすごみを感じた」「人物みんながいとおしくなってしまう心の機微が伝わる繊細な演出」といった声が上がった。
■「鉄平は戦後という時代を背負いその輪廻を断ち切った」(塚原監督)
受賞を受けて塚原監督は、「撮影の半年間を共にした全てのスタッフ、キャストに感謝します。この作品では昭和の端島から現在までつながる物語を展開しました。最終話では鉄平が島を出た後の人生を描きました。彼は戦後という時代を背負いその輪廻を断ち切った。神木隆之介さんが苦しみながらもそんな難しい役を演じてくれました」と感謝を伝えた。
■「若い視聴者も熱を感じてくれたという手応えがありました」(府川監督)
福田監督は「神木さんは1人2役でしたが、どちらにも入り込んで演じられる、まさにプロフェッショナルでした。鉄平たちの数世代にもわたる物語を描いたことで、人のつながりの大切さを伝えられたのではと思います」。府川監督は、「鉄平という過去に生きた人の熱量が現代の玲央に伝わっていくところで、若い視聴者も熱を感じてくれたという手応えがありました。このドラマが人生をちょっと変えるようなきっかけになったなら、うれしいです」と胸を張った。
長崎出身の林監督は、「進平(斎藤工)がヤクザの手下を撃つ場面は重要な転換点でしたが、斎藤さんが見事に演じてくれました。私にとっては故郷である長崎で端島の元島民の方々に協力してもらい、現地でも撮影できたのはうれしかったです」と、喜びを語っていた。
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