2月17日(月) 17:10
株式会社帝国データバンク(東京都港区)の「2024年『主要レジャー施設(テーマパーク)』価格調査」によると、国内190の遊園地・テーマパーク・水族館・動物園のうち2024年に入場料を値上げしたのは全体の17.4%(33施設)だそうです。
値上がりした33施設の内訳は、遊園地・テーマパークが19施設、動物園が8施設、水族館が6施設となっています。2022年からのレジャー施設の入場料と、フリーパスの平均価格の推移は図表1の通りです。
図表1
2022年 | 2023年 | 2024年 | |
---|---|---|---|
入場料 | 1517円 | 1586円 | 1629円 |
フリーパス | 4183円 | 4374円 | 4502円 |
出典:株式会社帝国データバンク「2024年『主要レジャー施設(テーマパーク)』価格調査」を基に筆者作成
ここ3年でレジャー施設における入場料は約7.4%、フリーパスは約7.6%の値上がりです。さらに、チケット料金の平均をジャンル別で見ると、入場料の平均が最も高いのは水族館で2042円、最も低いのは動物園で1381円となっています。
水族館の入場料が高くなる要因として、えさ代をはじめ電動ポンプや空調設備などに使用する電気代の高騰が影響しているようです。
一方で、動物園でも水族館と同様にえさ代の高騰など物価高の影響を受けているものの、運営している団体が市区町村などの自治体や公営企業の場合は、素早く値上げに踏み切ることが難しいケースもあると考えられます。
総務省の2023年家計調査(家計収支編)によると、総世帯における教養娯楽の月平均は2万4996円、2021年の2万1907円から約14%増えています。
レジャーといっても前述した遊園地・テーマパーク・水族館・動物園以外にもキャンプや山登り、室内レジャーでは映画鑑賞やワークショップなどその種類はさまざまです。ここでは、お金をかけずにレジャーを楽しむコツをご紹介します。
市区町村が運営している図書館・美術館・博物館・大きな公園は、低料金または無料で楽しめます。住民向けの無料開放日などを設けている場合や、自治体主催のフェスティバルや体験イベントを開催している場合は、参加費が安く内容も充実していることもあるため活用してみるとよいでしょう。
また、普段よく食べているお菓子や飲料などの工場見学も比較的低価格で、天候を気にせず楽しめます。事前予約が必要なケースもあるため、あらかじめ確認しておくと安心です。
レジャー施設のチケットは、事前にオンラインで購入すると割引されることがあります。また、コンビニやクーポンサイト、フリーペーパーに割引券がついているケースもあります。団体割引のある施設では、友だちを誘ってグループで行くとチケット代を節約できるかもしれません。
株式会社帝国データバンクによると2022年から2024年にかけて、レジャー施設の入場料は約7.4%、フリーパスでは約7.6%の値上がりをしていることが分かりました。「入場料」の平均が高いのは水族館の2042円で、値上げにはえさ代や施設運営にかかる電気代の高騰などが影響していると考えられます。
レジャーにかける費用はつい使いすぎてしまうこともありますが、予算を決めて早めに準備することが大切です。
株式会社帝国データバンク 2024年「主要レジャー施設(テーマパーク)」価格に関する調査 (PRTIMES)
総務省統計局 家計調査(家計収支編) 総世帯 2023年 表番号1-1
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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