高嶺のなでしこが東京・国立代々木競技場第二体育館でグループ史上最大規模のワンマンライブを開催した/Photo by 林晋介・東美樹・星野耕作

高嶺のなでしこ、幕張メッセ3周年ワンマンライブをサプライズ発表「みんなでなら乗り越えられる」

2月16日(日) 10:31

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高嶺のなでしこが東京・国立代々木競技場第二体育館でグループ史上最大規模のワンマンライブを開催した

【写真】新衣装での記念撮影で笑顔を見せるメンバーたち

アイドルグループ・高嶺のなでしこが2月14日、東京・国立代々木競技場第二体育館でグループ史上最大規模のワンマンライブ「高嶺のなでしこワンマンライブ 2025 ～Cute for life～」を開催。新曲の初披露に加え、千葉・幕張メッセでの3周年ワンマンライブ開催なども発表された。

■バレンタインデーを連想されるラブソングを連発

2022年夏の結成から約2年半、バレンタインデーという特別な日に過去最大規模のワンマンライブに臨んだ城月菜央、涼海すう、橋本桃呼、葉月紗蘭、春野莉々、東山恵里沙、日向端ひな、星谷美来、松本ももな、籾山ひめりの10人。

センターステージを囲んで、360°全方向に開けたアリーナとスタンドにファンを迎え、時計が針を刻む音からOvertureが始まって開演を告げる。

スタンド最前列から、ファンシーな私服風衣装でメンバーが登場し、キュートな代表曲「可愛くてごめん」で幕を開けたこの日のライブ。近距離でのパフォーマンスで客席を沸かせ、センターステージで「女の子は強い」「初恋のひと。」とバレンタインデーを連想されるラブソングを歌唱。ファンも息の合った「好き！」のコールで応えていく。

わずかな暗転を挟み、センターステージに明かりがともると、それぞれの椅子に座って本を抱くメンバーたち。東山と葉月が本のページを開いて、「乙女どもよ。」を歌い上げる。センターステージを生かした、夢見る少女たちの物語を想像させるパフォーマンスで魅了し、続く「恋を知った世界」ではステージにプレゼントボックスが登場し、箱を開くとハート型の紙吹雪が客席に降りそそいだ。

■かわいさで満たされたチーム対抗戦

ここで、ライブはチョコにちなんだ2チームの対抗戦へ。白の制服風衣装でひたすた甘くてキュートな「Whiteチョコチーム」(葉月、春野、東山、日向端、松本)と、かわいさの中にちょっと小悪魔的なクールさをミックスした「Bitterチョコチーム」(城月、涼海、橋本、星谷、籾山)に分かれて、Whiteチョコチームが「センパイ。」を歌唱。

メンバーがアリーナにも下り、再び客席との距離は急接近。間奏には1人ずつ甘美な決めぜりふでファンを沸かせる。一方のBitterチョコチームも、ちょっぴりクールに「すきっちゅーの！」で、背伸びした色気を印象付ける。

そして、10人での「可愛いって言われたい。」では、BitterとWhiteによるコール＆レスポンス合戦で盛り上がりつつ、「全員かわいいってことですね！」と10人のかわいさで会場が満たされた。

衣装を着替えた後のMCでは、“メンバーのかわいところ”をテーマに、グループ内の裏話が明かしていく。「髪を伸ばしていて『どんくらい伸びた？』と聞いてくる桃呼がかわいい」(涼海)、「大阪から新幹線で帰るとき、隣の席のひめりの目を開けた寝顔がかわいかったので動画に撮って、みんなにたくさん見せた」(橋本)などの裏話に、会場は笑いがあふれた。

撮影可能の「男の子の目的は何？」「モテチェン！」ではファンがメンバーの姿を思い思いにカメラに収め、「推しの魔法」では公式キャラクターの「てんにゃ」と一緒にパフォーマンス。

ここまでは、冬の女の子のかわいさを凝縮したような演出とパフォーマンスが続いてきたが、次に披露されたロックな「アイのウイルス」は映画「悪鬼のウイルス」(公開中)の主題歌で、東山と籾山のデュエットから曲がスタート。ソロパートはどのメンバーも凜とした表情で歌い上げ、客席もステージもドラマチックな空気に染まっていく。さらに、ストレートな青春ラブソング「病名恋ワズライ」をライブ初披露した。

高嶺のなでしこがワンマンライブ「高嶺のなでしこワンマンライブ 2025 ～Cute for life～」を開催

高嶺のなでしこがワンマンライブ「高嶺のなでしこワンマンライブ 2025 ～Cute for life～」を開催

■新衣装で新曲を披露

MCを挟んでライブの世界観はガラッと変わり、ダンストラックが流れると、ヴァンパイアのコンセプトで黒のフードがついたガウンで顔を覆ったメンバーが客席から登場。ゴシックな雰囲気の中、結成時のファーストシングル「アンチファン」でグループの力強さをより強くファンに刻み込み、ガウンを脱いで「アドレナリンゲーム」へ。

落ちサビに恒例の「揺らせ！高嶺のなでしこ」のコール＆レスポンスを大音量で繰り返し、その後の曲でもメンバーとファンが一体になってボルテージをさらに高めていく。

そして、東山の「これからも高嶺のなでしこと一緒に思い出を作っていきましょう」の一言で始まった「I'M YOUR IDOL」で、一体感あるパフォーマンスを見せてライブ本編は終了。

アンコールでは、メンバーがピンクとクリーム色をベースにした新衣装を初お披露目。「お嬢さま風で、すごくかわいいんです」(松本)という清楚な新衣装で、同じく初披露の新曲「Cute for life」を歌い、エレクトロポップなラブソングにファンは甘美なライブ感に酔いしれていた。

■3周年ワンマンは幕張メッセで開催

最後のMCでは、4月の全国5都市での対バンイベント「たかねこフェスvol.4 出張編」の共演者と、5月の東名阪ツアー「高嶺のなでしこ東名阪ツアー 2025 - Spring Ride -」の開催を発表。東名阪ツアーはわずか9日間で名古屋(愛知)、大阪、東京の3公演を敢行する。

さらに、メンバーにもサプライズで9月7日(日)に千葉・幕張メッセ幕張イベントホールでの3周年ワンマンライブの開催が告知されると、悲鳴と歓声が沸き起こる。

グループ史上最大規模での3周年ライブ開催決定に、キャプテンの籾山は「今回、このワンマンも360°の会場で初挑戦だったので、もうこれが最大の挑戦と思って生きてきたんですけど、まだあったみたいでした」と笑顔。「みんなでなら乗り越えられるような気がしますので、これからも力を貸していただけたらうれしいです」と、さらに成長した姿を見せることを誓う。

興奮の中、「ファンサ」でメンバーは客席を練り歩いてサイン入りのボールをファンにプレゼント。最後に、2月9日から配信がスタートした「小悪魔だってかまわない!」の初パフォーマンスで、バレンタインデーのライブを締めくくった。

高嶺のなでしこがワンマンライブ「高嶺のなでしこワンマンライブ 2025 ～Cute for life～」を開催