CONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』
2月13日(木) 22:00
この2月をもって建て替えのため休館し、新たな劇場に生まれ変わる予定の帝国劇場。2024年1月の『Act One』から『ジョジョの奇妙な冒険』『千と千尋の神隠し』『Endless SHOCK』『ムーラン・ルージュ!』『モーツァルト!』『DREAM BOYS』と続いてきたクロージングラインナップも、ミュージカルとしては最後の演目となった『レ・ミゼラブル』が2月7日(金)に千秋楽を迎え、いよいよ本日2月14日(金)に開幕する『THE BEST New HISTORY COMING』を残すのみとなった。
現・帝劇の集大成となるこのコンサートの構成・演出を手掛けるのは、これまでに『ローマの休日』『ダンス オブ ヴァンパイア』『レベッカ』『シスター・アクト~天使にラブ・ソングを~』『キングダム』など、ストレートプレイとミュージカルを合わせて実に16本もの帝劇作品を演出してきた山田和也。セットリストや具体的な演出プランは明かされていないが、山田は「帝劇と帝劇で上演されたすべてのミュージカル、そしてそれらに携わった関係者全員のラブレター」として作っているという(本人のブログより)。
注目すべきはやはり、豪華な出演陣。全日程に参加する井上芳雄・浦井健治・小野田龍之介・甲斐翔真・佐藤隆紀・島田歌穂・三浦宏規・宮野真守、A~CプログラムとD~Gプログラムに参加する各5名のレギュラーキャストに加え、A~Gプログラムそれぞれに3~7名ずつのゲストも参加。各回最大20名のメインキャストが、30名近いアンサンブルキャストと共に繰り広げるステージは、掉尾を飾るにふさわしい煌びやかなものとなるに違いない。
前売りチケットは完売しているが、A~Gプログラムとも最後の回がLIVE配信されるほか、大千穐楽となる28日(金)13時のGプログラム公演は全国の映画館でのライブビューイングも実施される。1966年に「オーセンティック」をコンセプトとして開場し、60年近くにわたってコンセプト通り“本物”の輝きを放ち続けてきた現・帝劇の最後のステージを、自宅や映画館で見届けるのもまた一興だ。
文:熊田音子
<公演情報>
帝国劇場CONCERT『THE BEST New HISTORY COMING』
構成・演出:山田和也
音楽監督・指揮:塩田明弘
出演:
■レギュラーキャスト
・全日程
井上芳雄/浦井健治/小野田龍之介/甲斐翔真/佐藤隆紀(LE VELVETS)/島田歌穂/三浦宏規/宮野真守
・A・B・Cプログラム
生田絵梨花(A/Bのみ)/木下晴香(Cから)/昆夏美/涼風真世/平野綾/森公美子
・D・E・F・Gプログラム
一路真輝/木下晴香/瀬奈じゅん/花總まり/屋比久知奈
家塚敦子/河合篤子/やまぐちあきこ/川口大地/中西勝之/中山昇/彩花まり/岩﨑亜希子/大月さゆ/可知寛子/樺島麻美/神谷玲花/輝生かなで/豊田由佳乃/原広実/玲実くれあ/岡崎大樹/感音/後藤晋彦/佐々木崇/砂塚健斗/田中秀哉/福永悠二/堀江慎也/丸山泰右/横沢健司/渡辺崇人
■ゲスト
・Aプログラム
鹿賀丈史/大地真央/松たか子
・Bプログラム
石丸幹二/加藤和樹/平原綾香/吉原光夫
・Cプログラム
伊礼彼方/駒田一/保坂知寿/松下優也/山口祐一郎
・Dプログラム
朝夏まなと/和音美桜/中川晃教/山崎育三郎
・Eプログラム
石川禅/城田優/堂本光一/前田美波里
・Fプログラム
石井一孝/上白石萌音/別所哲也
新妻聖子/望海風斗(25日のみ出演)
有澤樟太郎/海宝直人/濱田めぐみ/愛希れいか(26日のみ出演)
・Gプログラム
市村正親/今井清隆/鳳蘭/笹本玲奈/田代万里生
日程:2025年2月14日(金)~2月28日(金)
会場:東京・帝国劇場