田辺桃子“美羽”、毒っ気たっぷりの“あざと女子”で物語をかき回す「視線が怖い」<五十嵐夫妻は偽装他人>

“あざと女子”美羽を演じる田辺桃子/ (C)「五十嵐夫妻は偽装他人」製作委員会

田辺桃子“美羽”、毒っ気たっぷりの“あざと女子”で物語をかき回す「視線が怖い」<五十嵐夫妻は偽装他人>

2月14日(金) 2:00

“あざと女子”美羽を演じる田辺桃子
【写真】“あざと女子”の本領発揮…!直人(塩野瑛久)への好意を隠さない美羽(田辺桃子)

新川優愛と塩野瑛久がダブル主演するドラマ「五十嵐夫妻は偽装他人」(毎週水曜深夜0:30-1:00、テレ東系)の第6話が2月12日に放送された。別居中だが、少しずつ心が近づいている真尋(新川)と直人(塩野)。しかし、直人に一目ぼれした美羽(田辺桃子)の暗躍で真尋が大きなショックを受ける展開が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

■素直になれない別居中夫婦が繰り広げるラブコメ

同ドラマは、海石ともえの同名漫画が原作。転職先で再会した別居中の夫婦が、職場で他人を装って働くことで恋愛沙汰に巻き込まれていく姿を描き、素直になれない2人のじれったさに“もだもだ”するラブコメディーだ。

新川演じる真尋は、職場では明るくしっかり者であるが、我慢強い性格ゆえにプライベートでは甘え下手。塩野演じる直人は、若くして仕事を完璧にこなして職場で頼られる一方、理屈っぽく結婚や恋愛において気持ちを素直に表現することが苦手というキャラクター。

ほか、真尋と直人と同じ会社で働く瀬戸翠を兵頭功海、林美羽を田辺桃子、真尋と直人が夫婦だと知っていて社内でバレないようにカバーする部長の竹橋宗平を水橋研二、ドラマオリジナルキャラクターとなるスナック「ビューティフル」のマスター・三吉妙を浜中文一が演じている。


■美羽が真尋と直人が結婚していると知る

真尋が不倫をしているという写真付きのFAXが会社に届いた件。写真を男友達に撮らせたのは美羽だ。偶然にもその男友達の話から真尋が直人と結婚している可能性に気付き、竹橋にかまをかけて、結婚は真実であるが、別居中だと知った。

そんな中、実家に帰った美羽。美羽の母は、10年も音信不通の父を気にして認知症の祖母を施設に入れることなく1人で面倒を見ている状況だ。そんな母の「誰かいい人を見つけて」という言葉に思い浮かんだのは、直人のこと。

第2話で描かれた、清楚系の会社の姿とは全く違うプライベートのファッションを見ても「誰にだって人に言えない秘密はある。それを外に出さないっていうことは、社会人としてのわきまえがあるってことだよ。普段相当頑張っているんだね」と優しくほほ笑んでくれた人なのだ。


■“あざと女子”に説得力をもたせる田辺桃子の演技

そんな美羽は、真尋の前で毒っ気たっぷりな行動に出る。

真尋を心配する瀬戸が突き止めたFAXの送信元から美羽を疑った真尋。美羽はFAXに掲載された写真のときのことを「覚えていない」とごまかしたが、直人がその件で真尋のフォローをしていたことを聞くと、突然「私、好きなんです、五十嵐次長のこと」と告げた。

続けて「この前、次長のお家に行ったんです!」と間取りやインテリア、そしてプライベートのときの直人の風貌について話し、「この前、お泊りしちゃったんです」とも打ち明けたのだ。

覚えていないというときに頭をかしげたり、ぴょこぴょこ跳ねるような歩き方をしたり、まるで悪意がないとでもいうようなかわいさを出し、夫婦であることを隠している事情からはっきり答えられないことをいいことに「見守っててくださいね」なんて言ってしまうずる賢さ。

それだけにとどまらず、“あざと女子”の計算は直人に直接向けられる。美羽が自宅に泊まったことを真尋に話したと知った直人に呼び出されたとき、自宅に押し掛けたときのストーカーがいるといううそを信じている直人が気に掛けると「本当に優しいんですね」と腕をつかんで、肩に寄り掛かった。

その場面を真尋がタイミング悪く目撃してしまうのだが、直人が驚いている後ろで、美羽は強気な視線を真尋に向けていた。なのに真尋がたまらずに立ち去ると、「どうしたんでしょうね、会沢さん」とシレっと言いながら、ひそかにニンマリするのだ。

視聴者からは「美羽ちゃんぶっこむなー」「顔の周りに手を持っていく女には気をつけろってテレビで見ました」「化けの皮を誰か剥がしてくれ!」「視線が怖い」といった感想が上がった。

美羽を演じる田辺は、2024年7月期のドラマ「笑うマトリョーシカ」(TBS系)で櫻井翔演じる主人公の元カノ役で不気味な存在感を出して話題になったことも記憶に新しい。さかのぼれば、2021年4月期の北川景子主演「リコカツ」(TBS系)で主人公のライバル的キャラクターとなる、あざとく、したたかな女性を演じ、SNSでは彼女のキーアイテムにちなんで「筑前煮女」と呼ばれる反響となった。

物語をかき回す役どころは、視聴者を揺さぶるだけの説得力が必要だ。田辺の演技力が今回も光った。

◆文=ザテレビジョンドラマ部



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