2月7日(金) 20:00
大手航空会社と格安航空は、値段をはじめさまざまな違いが存在します。以下で両者の違いについて解説しますので、順番にチェックしていきましょう。
大手航空会社は、FSC(フルサービスキャリア)とも呼ばれ、代表的な会社としてANAやJALなどの名前が挙げられます。大手航空会社の最大のメリットは、提供されるサービスが充実している点です。
機内食やドリンクが充実しており、サービス料は基本的に無料です。機内に預けられる荷物の量も多く、映画をはじめとする機内のエンタメも充実しています。
飛行機が遅れたときの対応もしっかりしているため、海外旅行の経験が浅い場合は大手航空会社のほうが安心です。ただし、サービスが充実している分、航空券の金額が高いのがデメリットとして挙げられます。
ANAの羽田発バンクーバー行き航空券を購入した場合、エコノミーでも片道16万円近くします。
格安航空はLCC(ローコストキャリア)とも呼ばれ、代表的な会社としてエア・アジアやスクートなどの名前が挙げられます。圧倒的な費用の安さが魅力で、時期にもよりますが羽田発バンクーバー行き航空券が8万円程度で購入可能です。
ただし、大手航空会社と異なり乗り継ぎをしなければならない場合が多く、移動時間が長くなりやすい点がデメリットです。大手航空会社なら日本から9~10時間程度でバンクーバーに到着しますが、格安航空の場合は移動に1日かかるケースも少なくありません。
そのため、現地に到着しても、移動の疲れが取れず観光ができない可能性があります。サービスも大手航空会社ほど充実していないため、海外旅行に慣れていない人にはおすすめできません。
大手航空会社を利用するにしろ、格安航空を利用するにしろ、航空券はできるだけ安く購入したいと考える人がほとんどでしょう。以下では、航空券を安く購入するためのポイントについて解説します。
渡航時期にこだわりがない場合は、閑散期を狙いましょう。バンクーバーをはじめとする人気の都市は、観光シーズンになると航空券の値段が高くなります。
バンクーバーの場合、7~9月が最も航空券の金額が上がり、片道でも30万円以上かかります。一方、10~11月と1月上旬~2月はバンクーバー行きの航空券を安く購入しやすいです。
航空券を購入する時期も、渡航費の節約に関わる重要なポイントです。航空会社によっては、早割と呼ばれる割引キャンペーンを実施しています。
ANAの場合、早期購入割引の75日前が一番お得です。75日前までに渡航日を決めるのが難しい場合は、28日前を狙いましょう。28日前をボーダーに、割引してもらえる金額の幅が大きくなるためです。
いずれにせよ、航空券は渡航する予定が決まった時点で購入するのをおすすめします。
以上、大手航空会社と格安航空の違いや、航空券を安価で購入するためのポイントなどについて取り上げてきました。結論を述べると、海外旅行に慣れていない人は、サービスもサポートも充実している大手航空会社を利用するのをおすすめします。
大手航空会社でも、渡航時期や航空券を購入する時期を選べば、相場よりも安く航空券を入手可能です。格安航空は、ある程度海外旅行に慣れたタイミングで購入の選択肢に入れるとよいでしょう。
ANA ANAの国際線 航空券・飛行機予約
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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